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イソップ童話「金の斧と銀の斧」について

嘘をつくよりも正直な方が得をすることは、生きている上ではあんまり多くないかなぁと現実を感じているたつやです。

今回は、謙虚さと真実の価値を教えてくれる「金の斧と銀の斧」についてお話しようと思います。

「金の斧と銀の斧」の物語は、ある木こりが森で働いているときに起こった出来事から始まります。木こりは池で斧を失い、困っています。

すると、水の神様が現れ、金の斧と銀の斧を持ってきてくれます。
しかし、木こりは自分が持っていたのは金でも銀でもなく、鉄の斧だと真実を伝えました。

木こりの正直さに感動した神様は、元々の鉄の斧と、金の斧と銀の斧の3本をプレゼントしました。

その話を聞いた別の欲張りな木こりが、わざと斧を池に落とし、嘘をついて金の斧をもらおうとしたが、嘘をついた木こりに対して、神様は斧をなにも渡さなかったというお話です。

有名な話ですが、大切な要素を今回も3つにまとめてみました。

1つ目は、もちろん謙虚さの大切さについてです。
最初の木こりは、金の斧や銀の斧が手に入るかもしれないチャンスをスルーし、謙虚に本当のことを話すことで最終的に得をする形になりました。

現実もこれくらい、正直者に優しい世界だったらいいのになって思っちゃいますよね。

2つ目は、嘘をつくことのリスクについてです。
二人目の欲張りな木こりは、金の斧欲しさに嘘をついたことで、自分が元々持っていた自分の斧すらも失うことになりました。

一時の欲望のためにウソをつくことは、そこに含まれるリスクもきっちり考えないととんでもない被害を被ってしまうことになってしまうってことですね。

3つ目は、真実の価値についてです。
一人目の木こりと、二人目の木こり、行った行動自体は池に斧を落とすという同じ行動だったのに、嘘をついたかどうかで結果は大きく変わりました。

真実を言うことは時に正しくないことかもしれませんが、可能な限り正直であること、真実にはそれだけ、真実であるということだけで価値があるように思います。

嘘も方便とは言いますが、正直さ、真実の大切さは、変わらず大切な価値観として意識しておくべきってことでしょうね。

ということで、本日のまとめです。

イソップ物語「金の斧と銀の斧」は、謙虚さと真実の価値を教えてくれる物語でした。
謙虚さを持ち、真実を尊重し語ることの重要性が詰め込まれてます。

自身の能力や所有物に謙虚であり、真実を誠実に伝えること。
これって、自分の弱さや欲望に真摯に向き合うってことなので、現実だとけっこう難しいことなんですよね。

他者との信頼を築き、より豊かな関係を築くためにも、まずは自分自身のことを受け入れることが大切だとも言えそうですね。

謙虚さが大事とか、嘘をつかないことが大事とか、当たり前のようなことでも物語として伝えていかないと、人間は欲望に負けやすいってことの現れだと思うので、今回共有させていただきました。

ご拝読いただき、ありがとうございました。

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