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【活動1年目の振り返り】6月9日研修会2日目~はじめましてのダイアローグ~ *グラレコつきレポート*

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このnoteは2018年11月に「沖縄にダイアローグ(対話)の文化を醸成できたら沖縄はどうなるかなぁ」と実験的に始まった学び合う集まりで、医療・福祉・教育の領域を越えて『きく』についてをもう一度紡ぎ直してみようかとなった琉球ダイアローグプロジェクト(RDP)の記録を残していくものです。
2020年度もすすんでいきましょうね!と言っていたところですが、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、活動は休止となったのもありはじめました。「RDP事務局日誌」みたいなものです。

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こんにちは、琉球ダイアローグプロジェクト(RDP)事務局ちょこです。
5月梅雨入り! 雨×湿気×マスクで口周りがむれます。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?

今回の記事について

前回は2019年6月に行ったダイアローグ・スキルアップ研修会の1日目をお伝えしました。今回は、2日目のまなびをレポートします。

沖縄のメンバーで先生を置かずに学び合う形、
研修会は、県外から講師の白木先生とファシリテーターの後藤さんをお招きする形で行います。時間も土日まるまるつかってというものです。その時のレポートをこちらに載せつつ、回想します。ちょこの本業がグラフィックレコーダ―(話をリアルタイムで文字やイラストで描いて見える化する人)なのでグラフィックレコーディングもいれていきます。

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2日目の最初は質問タイムから

つぎからはトピックでの紹介ですが、2日目は1日目のモヤモヤをまず共有。

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●topic1.reflecting(リフレクティング)とは?

・ダイアローグで大事なものは、
①聞く
②感じてもらう⇒「聞いてもらった!」と思ってもらえるようにすること
→その一つがリフレクティング

・リフレクティング セラピスト同士がクライアントの前で感想を述べあう

・リフレクティングの変容 作戦会議を見せる→個人的感想を述べて本人たちに戻す→感想は少し。役割としての自分に関してのworry(迷いや悩み)を共有する

・当事者の人たちがいる、主語「私」で自分が感じたこととして話す、本人たちをみない、セラピスト同士が話しすぎない

・安全性を確保すること 色んな言葉をテーブルにあげる感じ

・必ずポジティブなものをフィードバックしなくてはいけないわけではない、ポリフォニックであるのが望ましい

・「クライアントはいつでも正しい」クライアントからのネガティブフィードバックは「よくぞ言って下さいました」と受け取る

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●topic2.Effective Therapists 効果的なセラピストとは?

A)幅広い人、どんな人とでも治療関係がつくれる。苦手なタイプのひとともどうやってできるかを考えることができる
B)チャレンジングな状況でも落ち着いてダイアローグができる
C)自分に対しての疑いを表現することができる
D)現場だけでは上手くならない。現場とは離れたところで練習をしている

・会話できる=ダイアローグできるではない。専門性をいかすためにダイアローグができるようになるトレーニングが必要

・経験をつむと力は下がる
「できてる、上手くいっている」「ケースで…」となるとクライアントからはフィードバックがもらえない

●topic3.スキルアップするために必要なことは

・感情表現Emotional、根拠がないくらいの期待感 Hope、クライアントに合わせて対応できること

・ちょっとしたイライラ感 Micro aggressions自分自身のものに気づけるかどうか?それを離せる関係性ができているかどうか?

・プロセス 1)モニター 2)Feedback 3)ちょっと先のものを目指す 4)反復練習 5)パフォーマンスを査定 

・コーチや仲間と一緒に練習していくのが望ましい

・大事なのは認識すること、自分の状態にきづくこと。そのために自分にやさしくする、セルフコンパッション、マインドフルネス

・コツコツとやっていくしかない。繰り返すことで凡人も中級くらいになれる

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〇これからのためのダイアローグ

白木先生からのレクチャーを終えて、金魚鉢(フィッシュボウル)の形になり、
1.良かった・役立ったこと
2.難しかった・うまく出来なかったこと
3.どうなったらいいか?気づいたこと考えたこと
4.自分が取り組もうと思うこと
5.RDPに期待すること
をファシリテーター後藤さんが輪の中にいるひとりずつとダイアローグ。

運営メンバーのみでもおこない、これからに目を向けました

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振り返り

2日目の研修では、リフレクティングの体験に始まり、セラピスト(支援者)としての在り方やスキルアップをしていくために日々どうしていくか?のレクチャーでした。その後、【「聞くこと」についてのピアトレーニング】をテーマとし、ダイアローグを実践してみました。自分の言葉で話し、それを聞く。その体験を繰り返していくことが学びとなり、スキルアップしていくことなのかもしれないなーと感じました。魔法の杖のように一振りで解決できるようなものではないダイアローグ。だからこそ、参加者の方々からも出てきましたが、共に学び合う場の大切さを実感しました。


この2日間は参加者の方々もぐるぐるなったんじゃないかな。
空気が重くなったり、熱くなったり、ゆらめいたり。
本当に色々でした。回想おわり。

じゃぁまた、です。 RDP事務局 ちょこでした。

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