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人と話す時は好きって100回言ってみて

この間、前田裕二さんの人生の勝算という本を読んだ。この本の中でも一番印象に残ったのが、人から好かれる努力をするのではなく人を好きになる努力をするという言葉。

人を好きになるのはコントローラブル。自分次第でどうにでもなる。しかし人に好かれるのは自分の意思ではどうにもならない。だから自分が人を好きになる努力をした方が良いという話。

前田さんは営業マン時代に、苦手なタイプの人へ営業の電話をする時は心の中でその人のことを「好きだ!好きだ!」と100回ぐらい言ってから電話をかけていたそうだ。

この話を聞いてから、自分も仕事中に人と話すときは心の中で相手のことを「好き、好き」って100回ぐらい言いながら話すようにしてみた。心の中でいいねボタンを連打する感じで。

この習慣がとても効果がある。心の中で「好き、好き」って言ってたら何故か自然に笑顔になるのだ。そして相手に対して本当に好意的な気持ちが湧いてくる。そしておっさんに「好き、好き」と心の中で言っているシュールな状況にちょっと笑ってしまう。

苦手なタイプの人と話すときって今までは緊張して顔の表情が強張っているのが自分でもわかるぐらいだったけど、この「好き、好き」作戦を覚えてからは自然な笑顔で話せるようになった。今までは逸らしてしまっていた目線も自然と合わせることができるようになったし、相手の表情もよく見えるようになった。

誰しも人から好意的な気持ちを持って笑顔で話をしてくれたら悪い気はしないはずだ。こちらが笑顔だと相手も笑顔になる。

これって仕事だけじゃなく家庭内でも使える。奥さんと話すときも「好き、好き」と常に言っていれば夫婦仲はずっと良くなるだろう。子供が言うことを聞かずイライラした時なんかも「好き、好き」と言っているうちに「なんてかわいいんだ」とつい抱きしめたくなってしまう。

もしもこの「好き、好き」作戦が人類全体に広まったとしたら世界は今よりだいぶ平和になりそう。

好きが好きを作る。素敵やん。

#エッセイ #コミュニケーション #人間関係

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