茅ヶ崎の竜さん

海辺で生きてます。http://clockworkapple.me

茅ヶ崎から、伊豆下田へ。ひたすら海岸線をゆく。

四月にオートバイが納車されたので、すこし長く走ってみたくなって、伊豆下田まで足を伸ばしてきた。

本当は本格的な猛暑になる前に信州や北陸、東北あたりを走りまわりたいのだが、慣らし運転が終わらないことにはなんとも心もとなく、まずは走り慣れた伊豆半島で距離を稼ごうという算段である。

五月二十三日。快晴。気温二十三度。絶好のツーリング日和。往路はひたすら海岸線。国道一三四号線から西湘バイパス、一三五号

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僕の事務所でイッパツお手合わせ願えませんか?

うおおおおおと声が漏れました。けもなれ、っていうの?『獣になれない私たち』っていうドラマの第一話を観て、ちょうどそのとき二日酔いでえびしおラーメン大盛りを食べた後の気怠い午後だったというのもあるんだけど、がんばり病のガッキーの息苦しい暮らしに俺の胃もきりきりきりきり痛んで、やばいな嘔吐しちゃうかないったん観るのやめようかなと思うくらい感情移入しちゃってたら、電車に飛びこみそうになるシーンが出てきて

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わたしはわたしのラーメンたべる。責任もってたべる。

〈身悶え〉というのは広辞苑によると(はげしい苦痛・心痛などのために体をうねらせること)ということなんだけど、俺が日常で身悶えするのはたいてい、はげしい喜びってのか昂ぶりってのか、もうたまらんわい!ってなっちゃうときで。樹木希林さんがジュリー!って叫びながら身体を左右にうねらせていたアレみたいな感じで。

昨日は午前中に若い頃大好きだったある小説を読んでいて、ああああんんんと卑猥な声をあげながら全身

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遠州の香る宿。湯に毒を流す。

九月も終わったというのに日中の気温は三十度を超え、夏の余韻がしつこく残っていた。僕は四十三歳で、浜松の温泉にいた。

香りのいい宿だった。和風でモダンなロビーには茶香炉が炊かれ、建物に入った瞬間にじんわりと心がほぐされた気がした。客室はもちろん、廊下にもエレベーターにも大浴場の脱衣所にも、ふだん人間の生々しい匂いが満ちているはずの空間のすべてが、穏やかでひかえめな茶葉の香りに包まれていた。

浜名

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僕は九月が一番好きだ、と最近思う。

「ブログ書いてくれないんですか?」という、嬉しい催促をもらったが、なんでもない日常を送っているので、書くことがないのである。だって本当になんでもないんだもの。

でも、なんでもない日常って、すごく楽しい。これはもう本当に、びっくりするくらい。目の前で起こるあれこれをじっくり見ていると、どうして今まで僕は何も感じなかったのだろう、気づかなかったのだろうと不思議に思う。けれど、それは人に説明したり勧め

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まどろんだ午後のロードショーで。

話題の『カメラを止めるな!』って映画を観たんだけどね。

予想してたとおりの出来というか、ひっくり返るほどおったまげるほどではなく、でもそれなりにおもしろくて、楽しませてもらったんだけど、ぶすぶすとやや不完全燃焼で、まあこんなもんだろう、っていうふわふわしたのが率直な感想。ワケわかんねえな笑。

つまりやっぱり、もうここまで話題になっちゃって、単館上映だったインディーズに毛が生えたくらいの作品が1

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