龍は人を治せるのか。

龍との暮らしは特に変わったものではありませんでした。

ペットのようにそばにいて、車の運転中や布団に入った時、電車に乗っている時、などなど様々な場面で自然に視界にはいります。
あちらからのアクションがあってみえることがほとんどですが、一度だけ、病気になったお友達に艶子(私と共にいる白龍)を派遣した事があります。

それは、私が龍を治せるのだから、龍を使って人間も治せるのでは?と思ったからです。

なぜそう思ったかというと、とある都内の地下鉄で電車に乗っていた時のこと(時折都内に通勤していました。)、私は立っていて、座席に座るひとりの男性が余りにも苦しそうに息をしていて、過呼吸かな?と思いました。
でも私の場所から彼の場所は離れていて、満員電車だったので、直接声をかけられません。
そして周りの誰も気づいていないのか声をかけませんでした。
私は目をつむり、治ってと強く念じました。

私から白い何かがでて、彼に届いた感覚がありました。

目を開けるとその男性はハッと目を開けて、スッと楽そうに。
気のせいかも知れませんが治って良かったーと安堵と共に、念って通じるのかな?と思いました。

で、もしかしたら、龍を派遣したら友人の病気が良くなるのかなと思ったのです。

そして、艶子に頼みます。
艶子は不安そうではありましたが、見てくるねと出かけました。

数日後、帰ってきた艶子は黒くてドロドロ。
私はあまりのショックで必死に艶子を綺麗にしました。
でもその後、艶子はしばらく赤ちゃんの小さな龍になりました。

私は何て事をしてしまったのだろうと、これからは一切そんな事はお願いしないと自分に誓いました。

艶子の事は時々撫でてあげます。
鼻から頭のてっぺんまで、ふわふわのツヤツヤ。
髭は太く付け根が毛根のような形です。
当時はツノはなく、多分若い龍。

可愛くて愛しくて、 そんな実在しているかいないかわからないものがみえて、そこに愛情を注げる事ができることに驚いています。

さて、病気だった彼女は今は無事に手術を終え、以前より更に活躍しています。
彼女は画家さんで素晴らしい景色や動物を描きます。

病気が、治ったのは龍のせいではなく、彼女の頑張りだと思っています。

なので、みなさんも龍に治してもらおうと思わず、病気の早期発見と、西洋、東洋医学やそれ以外の素晴らしい技術や知識を使って治して行きましょうね。

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