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2023年を振り返って:美しきギリシャ

最近すっかりNoteの更新が出来ていませんでしたが、2023年も終わろうとしているので、個人的に今年を振り返ってみようと思います。本年は何から何まで盛り沢山であり、非常に印象的な1年となりました。

遂に解禁!ギリシャ旅行へ!

まず何よりも、コロナ禍が一巡したことで今まで封印されていたギリシャ旅行が解禁されたことが一番の収穫と言えるでしょう。一昨年に入籍してからも、コロナのせいで新婚旅行には行けないまま(旅先はギリシャと固く誓っていたので笑)だったので、本当に嬉しい限りです。
しかも、今年は2回もギリシャへ行けました!1回目は春にアテネ、サントリーニ(イア、フィラ)、デルポイ、ケルキラ(カノニ)を巡り、2回目は夏にクレタ(イラクリオン、近海のディア島、レシムノ、ハニア、エラフォニシ・ビーチ)、サモス(ピタゴリオ、ヘラ神殿等の遺跡群)を旅しました。どちらも妻と一緒で、新婚旅行Part1とPart2という感じでしたね笑 

妻はギリシャ好きでも何でも無かったので、このことを友人に話すと「よく奥さん2回もギリシャに付いてきてくれたね!」と驚かれることが多いのですが、そこはギリシャの魅力が世界最強レベルだからでしょう!笑 
妻の好みに合うような場所を多めに選定していたということもありますが、妻曰く「ギリシャの町並みはどこも御洒落で、海も綺麗に透き通っていて、全く飽きなかった。特にサントリーニのイア、クレタのハニア(記事の表紙画像)やエラフォニシ・ビーチは今まで訪れた場所の中で最も美しかった!またギリシャに行きたい!」とのことです!

サントリーニ島のイア、神の如く美しい景色。春はオフシーズン寄りで、夏場は激混みのイアでも快適に過ごすことができ、高級ホテルに比較的安めに宿泊できるので、おすすめの季節です!イアは2度目の訪問となりますが、半日しか滞在できなかった前回と異なり、イアに連泊して隅々まで堪能し尽くすことができました!
妻のハートを射止めたエラフォニシ・ビーチ(通称ピンク・ビーチ)。時折可愛らしいピンク色の砂を見付けることができます。しかし、そのピンク色の砂粒は、オスマン帝国に虐殺されたキリスト教徒の血だとする悲しき伝承もあります。このビーチはヨーロッパで最も美しいと称され、エリュシオンの野の如く、どこまでも透明な浅瀬が広がっています。

私としても、大学生の時に行ったきりになっていたデルポイやクレタを再訪したいという想い、そして、神々の王ゼウスの生誕の地であるクレタから、その王妃ヘラの生誕の地であるサモスへ梯子したいというこだわりを達成できたので大変満足です!後者については、X(旧Twitter)でギリシャ人の方から「クレタからサモスはアクセスが悪いからやめた方がいい」と引き留められましたが、アテネを中継地に挟むことで強引突破しました!笑(他のギリシャ人の友人からは「気持ちもわかるけどね」とフォローも頂きました笑)

サモス島の神々しきヘラ神殿(世界遺産)。もはや柱1本しか残っていませんが、当時はギリシャ最大の神殿でありました。近隣にはピタゴリオという美しい港町もあり、そこでゆっくりできます。この地で女神ヘラが生まれ、ゼウスと挙式したとする神話がサモスに伝わっており、古代ギリシャで最も権威のある結婚の神域に妻と共に来れたことに感謝です。

春と夏のギリシャ旅行の思い出は書き出すと切りがないので、一旦ここで筆を置いておきます。今年の旅行で合計7回もギリシャへ足を踏み入れたことになりますが、まだまだ全然行き尽くせていないですね笑

ギリシャ政府との活動

仕事面では、今年から役職が付くということもあって、今まで以上の責任を担うことになりました。他方、勤めている会社とは全く関係が無いプライベートの領域でですが、ほんの少しの時間、ギリシャ政府と仕事をする機会も頂けました。
私の本業とは異なる業界の商慣習や、ギリシャ政府の方々のワーキング・スタイルに色々とカルチャーショックを受けることもありましたし、仕事である以上かなり大変ではありましたが、会社員生活だけでは経験できない非常に貴重な体験が出来ました。語学力をもっと向上させねばと痛感させられましたが…。

また、駐日ギリシャ大使と個人的にお会いできたことも、大変光栄な一時でした。お忙しい中わざわざ時間を作ってくださったので、もう本当に感謝しかないですね。お会いする直前は、ギリシャの公的マナーや自分の英語・ギリシャ語で通用するかが分からず不安で頭が一杯になってしまい、就活時代の最終面接や会社の昇格試験の時よりも緊張していました笑 
しかし、当たって砕けろ精神で、自分が想定する最大限の丁寧なギリシャ語で対応!先方はとても寛大で、私の拙いギリシャ語も理解してくださり、色々なお話を伺うことができました。特に、私が一番好きなギリシャ人アーティストであるパノス・ムズラキスを大使も「前衛的だ」と評価していたのが非常に嬉しかったですね。笑

おわりに

上記以外にも、2023年は様々なイベントがありましたが、どれも良いことばかりで、2023年は私にとって最高に恵まれた年だったと言えます。働くことに怯えていた学生時代は社会人になってこうも幸福度が上がるなどとは考えていませんでしたが、人生は分からないものですね。
とはいえ、賢人ソロンやギリシャ悲劇の教訓では、非連続的な運命の変転を描いており、これは現実にも当て嵌まるので、人の生はなんと移ろい易いものかと戦々恐々ではありますが…!

2024年は一体どんな年になるのでしょうか?人生の階段を昇るにつれて責任も守るべきものも増えていきますが、どんなことにも「楽しさ」を見出して善いことに変換していきたいですね。ギリシャを拠り所のひとつとして、これからも頑張っていきます!

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