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2024年4月26日(金)|【DeNA-巨人】うっかり花火さん

今日は我らがカープの試合はお休み。こういう時は“ながら作業”をしながら、BGM代わりに、プロ野球中継を流すことが多い。

世の中には色々な野球好きが居る。贔屓チームの試合しか見たくないファンも居る。または、贔屓チームが所属しているリーグの試合なら見ようと思うファンも居る。あるいは、僕のように、野球が好きだから贔屓チーム以外でも試合をやってるなら見ようと思うファンも居る。みんな違ってみんな良い。お互いにリスペクトし合うことが大切なのだと僕は思っている。

そんなわけで、今日は【DeNA-巨人】の試合を見ていた。決め手は、解説が工藤公康さんだったからだ。理路整然とした語り口。何を聞かれてもポンポンと気持ち良くアンサーが返ってきそうな、あの感じ。たまらない。“耳心地が良い”とは、こういうことを指すのだろうなぁ、と思いながら、作業の傍ら、試合を見ていた、もとい、試合の解説に耳を傾けていた。

ところが、事件が起きた。

バーン!ババーン!💥
ドーン!ドドーン!💥
ババババババ・・・🎆
ポンポンポンポンッ🎇
ドーーーーーン!!🧨

突然、花火が打ち上がったのである。

試合展開としては、終盤、1点を争う中で、起きた。工藤公康さんも「ココはメチャクチャ重要な場面ですからねぇ…。」と呟いていた。誰が見たって分かる。そんな中、固唾を飲んで見守る両チームのファンの意識を逸らさせるかの如く、花火が、ポンポーンと、打ち上がったわけなのだ。

まったく、空気を読んでいるんだか、読んでいないんだか・・・。おそらく、僕が観客席に居たら、気が散って、音には出さなかったとしても、内心で、舌打ちをしていたことだろう。

あとで、我にかえって、「自己中心的過ぎるだろ…。」と、自己嫌悪の念に駆られるのが分かっていながらも、試合に入り込んでいる時は、周りが全く見えない状態になっているので、何かしら想定外の出来事に遭遇すると、誰彼構わず、悪態を吐いてしまうことがある。まだまだ半人前ということなのだろう。

注釈

観客だけではない。プレーしている選手達や審判の方々だって、人間なのだ。やはり、ガッと試合に集中している中で、後方から、パンパーンって聞こえてきたら、「むっ…。」となっても、何らおかしくはない。

現に、一旦、タイムが取られるシーンがあった。あの場面は確か、巨人の攻撃中だったか。チャンスの場面で大城卓三が打席に立っていた。ピッチャーは森唯斗だった。

いかんせん、“ながら作業”をしながら見ていたので、正確かは定かではないが、おそらく、大城がタイムを要求して、球審が、一度、間を取るジェスチャーをしたように見えた。気持ちは分かる。僕だって絶対嫌だ。あのまま打って凡退すると、どうしたって、花火に責任の処遇を押し付けたくなる衝動に駆られるだろう。それを排するためのタイム。大切なことだ。

残念ながら、再会後の結果は内野ゴロとなって、その直後、DeNAに攻撃が切り替わって、一挙6得点のビッグイニングを作られてしまったので、キャッチャーの大城としては、“弱り目に祟り目”といった一日になったかもしれない。

大城卓三。最近、密かに気にしている選手でもある。僕は巨人ファンではないのでよく分からないが、何やら、“大城&小林論争”が再燃している様子。ココ数年は沈静化されていた大城バッシングが、一部の界隈で起きているらしい、という噂を聞き付けている。“捕手好き”として知られる(と一人で勝手に思い込んでいる)僕としては、非常に気になるトピックスだ。

僕に出来ることは一つ。カープと巨人の試合の際、「おっ」と感じたプレーをピックアップして、言語化作業に努めること、ただそれだけである。それ以上でもそれ以下でもない。

僕が嫌いなことは一つ。「大城だから」だとか「小林だから」などと、プレーそのものではなく、その選手だから良い、その戦車だからダメ、と断定口調で言い切ってしまう人。

情報化社会と呼ばれる現代において、“何を言うか”よりも“誰が言うか”の方が、年々、重視されているきらいがある。だからこそ、僕は、イチ野球ファンとして、良いと思ったプレーを、一つでも多く気付いて、誰にでも分かるような形で、“この選手のココが良かったよ!”と、すぐさま伝えられる人でありたい。

そう、ゆくゆくは、工藤公康さんの解説のように。

夢はでっかく。

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