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ビッグマウスの考察と感想+@

ユノち(千石ユノ : 以下ユノち)にやってみてって言われたけどTwitter の140字じゃ足りるわけないなと思ったので思い切ってnoteに書くことにしました(オタクの行動力ってすごいね)

今回ゆっくりあられ(作:藤都子)の登場はここだけです


はい。ということでまだ読んでる人は物好きな人たちということでありがとうございます。

とりあえず読んでる人でまだビッグマウス聴いてない不届き者は1回聴いてもろて。聴いたことある人は復習も兼ねてもう1回聴いときましょう。
こんなん何回聴いてもいいですからね。


・初めに

 このnoteに書く内容はあくまで個人の解釈であり、模範解答では決してありません。そのため解釈不一致などによる批判は一切受け付けておりません。が、「私はこう受け取りました!」や「こういう解釈もあるんですが」といった話は大歓迎なのでぜひ皆さんも考察をして、ビッグマウスという曲を更に楽しんでみてください!m(_ _)m

・ビッグマウス考察

 それでは本題に入ります。
 こういう感じの考察だったり文章を書くのは初めてなので勝手がわからない部分が多いのですが、今回はとりあえず歌詞を小分けにしてやっていきます。

午前2時の仮想世界 見たいものだけ選べない
ここが居場所と言って 飛び込んだ5G 騙し合いと嘘が表裏

 ここは起承転結でいうところの起、VTuber夢限大みゅーたいぷの千石ユノとしてデビューしたという導入、意気込んで活動を始めたという部分。
 配信内で「幼い頃から今のような性格で、周りと違って一つ俯瞰した視点を持っていたため上手く馴染めず友達も少なかった」というようなことを言っていたことから、よりこの活動を始める際に「ここで自分を変えよう」という気持ちがあったのかもしれません。(配信で割と友達の話題も出るから今は知らんけど)
 そんな中、インタビュー記事の中に「バーチャルの世界には一種の生きづらさみたいなものがなくて、ちょっとだけ生きやすくなった気がします。」という発言がありますが、「ちょっとだけ」とあるように、ネットの世界はその匿名性ゆえに心無い部分も多く、「見たくないもの」も目に入る場所。真実だけがある訳ではなく、悪意を持った発言や嘘も存在します。生きづらさのようなものが完全には無くなった訳ではありません。この部分はこういったことをマイナスな方向に実感したのではないでしょうか。

偽物にはならない 言うだけタダ? アー、聞こえないな
毎度似たような話の 似たような顔した主役なんてごめんだわ

 ここでいう「偽物」とは恐らくVTuber千石ユノとして、普段の自分と違ったいわゆる「キャラ作り」された千石ユノであり、現実の自分と乖離した、本音を偽った状態だと思われます。そしてその後の歌詞も踏まえると、ここは有象無象の反対意見なんて聞こえないし聞かない、偽物にはならないという意思表示の部分であると考えられます。サビの「強がり」というのはこういう部分のことを言っているのかもしれませんね。
 「似たような話の似たような顔した主役」はネット上でのウケの良さを意識し、自分の意志ではなく他人から見られる事ばかりに気を使って似たような姿、似たような投稿をしている人たちの事ではないでしょうか。そんな風にはなりたくないという一連の意思表示だと感じました。(最初は配信の企画を毎回変えてる事かな~なんて場違いなことを考えたのは内緒)

Everybody say! ゴミはゴミ back on hate 余計な言葉はいらない

 「Everybody say!」は曲としてサビ前に盛り上がりどころを作りたかったというのはあるとは思いますがそれはそれとして意味を考えると、「back on」は「戻る、再開する」といった複合動詞であり(Weblio参照)それに繋がる「hate」、つまりは憎しみに戻るという意味になります。
 「ゴミはゴミ」で独立させると「ゴミはゴミである」と言い聞かせているようにも聞こえ、「余計な言葉はいらない」と合わせると、back on hate の意味と逆にはなりますが語呂の関係で省略したと都合の良い解釈をさせてもらうと()強い言葉になりますが、「ゴミはどうやったってゴミなんだからわざわざ戻って気にするな。私の活動にゴミはいらない(意訳)」という一種の割り切りのようなものが感じられました。ここでいう「ゴミ」というのは上記の「嘘」や「有象無象の反対意見」とします。これを「Everybody say!」で我々※みゅーたいぱーにも言わせることで自身の活動に対する意思統一を求めていると考えました。

※公式ファンネームとしては未決定ではあるがここでは「みゅーたいぱー」を使う

わかったフリには興味ないし フィクションじゃ救われないリアリティ
放っといてよ 放っといてよ あと少し強がりを言わせて

 「わかったフリ」というのは女子同士の会話にありがちな(偏見)「わかるわかる~」「大変だよね~」という形だけの同意のこと、また、活動に対する本気を理解してもらえない状態での反対意見ではないかと考えられ、そうした場合、これはそういった心の籠っていない言葉、理解の浅い言葉には興味がないという強い言葉になります。
 このような表面上の言葉の類をフィクションとすると、そんなモノでは心に響かない、救われない、「わかったようなことを言うくらいなら放っておいてよ。」と、口では言いつつも内心は未知の世界、初めての世界に対して不安な感情を持っていて、それでも「私はここでやっていくんだ」という強がりが口に出たのではないかと受け取ることができます。(もしかしたらこういったやり取りがデビュー前やデビューしたての頃に実際に合ったのかもしれません)
 このような矛盾を抱えた気持ちだと解釈すると、一度目の強く呟くような「ふざけんじゃねぇよ」のイメージや、あられちゃんがディレクションを受けた「1回目の「放っといてよ」は抑える感じで2回目は強く言い放つ感じ」というイメージとも合致します。

空々っぽの見掛け倒し 中身不在の嫉妬にはバイバイ
葛藤でも 後悔でも 知らないでいたくないわ

 ここでは「空々っぽ」「中身不在」と中身がないことが強調されています。「中身不在の嫉妬」と聞いた時に私が最初に思い浮かんだのが、雪ノ下雪乃の「最低限の努力もしない人間には才能がある人を羨む資格はないわ」という言葉です。これもまたネット、リアル問わず中身のない有象無象から活動に対して言われることに対する「そんなものは気にしない」という考えなのではないでしょうか。
 しかしここで「知らないでいたくないわ」という歌詞が登場します。これはそのままの意味で受け取ると今までの考察が全てパーになるかもしれない歌詞です()
 そこで「葛藤でも 後悔でも」という歌詞に注目すると、「知る」ということに対する躊躇がうかがえます。これは配信などで「人のことを覚えたりするのは苦手だけど、私を応援してくれてるYUNO’sのことは覚えようと思える」といったような話があったことから、活動を通して自分を推してくれる人に対して知ろうとする気持ちが芽生えてきたのかもしれません。なんか人の心を得たロボットみたいな書き方()

500mlじゃ足りはしない 規格外を得るには足らぬ罪
魔剤流し込み乗るINTERNET In my head 隠しとけ Real は Fake

 「500ml」これをシンプルにユノちがよく飲んでいるモンスターのこととするのか否か。今回この「500ml」というものは「一般的な量」の単位として扱います。
 ユノちはインタビュー記事の中で「(VTuberシーンについて)基本的に固定概念みたいなものがぶち壊れた世界なので」と言っていることから、「規格外を得る」というのはVTuberとして、またはバンドリ系列であることから音楽で、生き残っていく為には「何かが規格外でいないといけない」と思っているということなのではないでしょうか。そのために必要な罪、それが500ml程度では足りない「何か」なのではないでしょうか。
 「魔剤」という言葉、これを今回は「自分の脳を、理性を狂わせるもの」とします。      
 そうするとこれはメンバーのことではないかと考えることができます。規格外でいるための「何か」、それがゆめみたメンバーのことだと感じたなら、この個性溢れるゆめみたメンバーとならばこの世界で、インターネットで生き残っていけるかもしれないと思いこの世界に飛び込んでくることができた、という解釈をすることができます。
 また、別の解釈をすると、この「規格外」という言葉はメンバーに向けられていると考えることもできます。スペースにて「自分は月で他のメンバーが太陽」という話をしていたこともあり、このカオス極まる夢限大みゅーたいぷというバンドにおいてユノち自身が自分のことを「無個性、及び微個性」だと思っていた場合、メンバーがいないと輝けないと思っていた場合、個性溢れるメンバーに置いて行かれない為にも「規格外」の物が必要だと感じているかもしれません。
 この場合「魔剤」というのは自身の「勇気」になるのではないかと私は考えます。この場合、「このメンバーと一緒にいる以上私も「規格外」なんだ」そう言い聞かせて、「自分の脳を狂わせて」この活動を始めた、この世界に思い切って飛び込んだ。という解釈をすることもできます。(個人的にはこっちの解釈が好み)
 「In my head 隠しとけ Real は Fake」直訳すると「頭の中に隠しとけ 現実は嘘」ここでは「現実は噓ばかりだ。けれどそれを頭の中に隠して進め」というこの世界に飛び込んだからには進むしか無いという意志が感じられます。(と言いつつもここはむずすぎて納得がいってるわけではない)

求めてる like a "助かる" 偽りの bless you 寒すぎ わかる
No manner?そうかな? 拡声器の声が今日もまたこだまする

 「求めてる like a "助かる"」これはインタビューの記事にもあった「くしゃみ助かる」や配信での「あくたす(あくび助かる)」などの活動当初は思ってもいなかった素の部分を求められている、YUNO’sが好きな部分なんだということがわかった場面だと思わます。「bless you」は英語圏で誰かがくしゃみをした時に用いられる主に「お大事に」といった意味で使われる言葉ですが、「偽りの」となるとそれはやはり言葉だけの心配同意のことだと考えられ、それらに対しては「寒い」と一貫して嫌悪を示していることになります。
 「No manner?そうかな?」とNo manner に対して疑問を呈しており、「No manner」を言ったのが有象無象であり、「くしゃみをしているのに助かっているのは不作法だ(?)」などを始めとした否定的な意見とすると、ユノちの「そうかな?」はこれを直接的に受け取って不安になり、拡声器で言われたかのようにその否定的な意見が頭の中でこだましている、またはその逆で、「そうかな?」は否定的な意見に対する反論であり、自身の活動の方向性、自身のファンであるYUNO’sの方向性に対して多少なりとも自信を持っていると解釈できます。
 また、ここでの「拡声器」という単語に対して別の解釈をすると、ゆめみたで拡声器といえば「仲町あられ」のファンマークであり、仲町あられの、メンバーの声の比喩であると考えることもできます。否定的な意見をそのまま受け取って考えすぎてしまっているユノちに対してメンバーが「そうかな?」と救いの手を差し伸べた。その声が自分の中で支えになってこだましている、と解釈することもできます。
 この部分は自身の活動に対する考えとしてプラスともマイナスともとれるので、これを意図的だとすると、もしくは一つ目のマイナスな解釈を前提とすると、ここでは自身の考えに対する葛藤や苦悩、不安感を表現しているのではと考えることもできます。

自分も化かす違和感の正体 私は何者何様ですか?
嫌い嫌い 吐き捨てた私はどこへ 暗い暗い 感情渦巻く夜へ

 この部分の歌詞には、自身に対する不信感や不安気持ちの変化が見られます。今まで嫌いだと言い、必要無いと切り捨てたものへの感情。答えが見つからないまま「夜」へ。ここでの「夜」は「午前2時の仮想世界」と同義であると思われるため、「騙し合いと噓が表裏」する、そんなインターネットに答えを探しに落ちてきた、そんな恐怖と不安、それにほんの少しの好奇心のようなものが感じられるような気もします。

Overdose とかイキってる奴に Say hoo!
周回遅れの希死念慮 ガス欠ヘラってる間に THE END

 ここからは「夜」、インターネットの混沌の中で感じたことが書かれていると考えられます。
 「Overdose」過剰摂取。最悪死に至るそんな言葉の意味を分かって言っているのか?本気で?と軽々しく使いイキってる奴らへの嫌悪
 「希死念慮」死にたいと願っているが具体的に死ぬ方法までは考えていない状態。死にたい死んだほうがマシだ。そんな言葉を死ぬ勇気もない周回遅れの状態で言う奴ら。「そうして病んで、ヘラってる間に本当に終わるぞ」という呆れに近い感情すらあるのかもしれません。

生い立ちが、才能が物足りない ハイハイ、聞き飽きたその佇まい
俗に言う腐敗 レタッチ死体 生憎並み居る偽物に用はない

 最近よく聞く「親ガチャ」だとか平凡だからとか、ただそれを嘆くだけの人はもう見飽きたよと。それを言い訳に腐っていく人達や他人ウケの良さしか見てない自分の意志がない加工された死体のような人達。そんな人たちには用はないと。「聞き飽きた」「用はない」と強い言葉で書かれているこの部分の歌詞にはいい意味での「諦めの悪さ」や「自分を貫く」といったような強い意志が感じられます。
 Overdoseからここのラップパートはインタビュー記事の中の「あたしはこうはなりたくない」と思った部分なのだろうと考えることができます。

当たり前じゃ満たされない ありきたりとか知らない
今すぐに抜け出して 手の鳴る方へ 主役ならここに居るわ

 インタビュー記事の「あたしはこうはなりたくない」に続くのが「じゃあどうありたいか?」という言葉です。冷静に周りを見れるユノちだからこそ、きっと自分の自己肯定感の低さは自分が一番よくわかってる。普通に、いつも通りに生きていたら「ああはなりたくないと思ったあいつらと同じような状態になるかもしれない」そう感じていたと考えると、そうならない為に「当たり前」以上の物を求め、「ありきたり」なんて要らない、目もくれない、そう思ったのではないでしょうか。
 気持ちが決まったのならこんな場所に長居する理由はありません。メンバーの待つ、バーチャルでリアルな現実に戻ろう、と。ここの「主役」が「自分の人生の主役は自分」という意味なのか、「私にとっての太陽であるメンバー」という意味なのか、どちらにしてもこの「主役ならここに居る」という言葉からは今までとは違う、前向き自信を持った様子が伝わってきます。

Everybody say! ゴミはゴミ箱へ 
でも私だけは捨てない 妄想は現実で超えて行け

 何が必要で何が不必要な「ゴミ」か、答えは見つけた。ゴミはゴミ箱へ捨てて進んでいこう。その上で「中身の無い偽物」にはならない、自分を強く持って進んでいこう、この部分の歌詞からはそういった決意が感じられます。
 悪い妄想なんてもちろん、良い妄想にだって追いつけ追い越せ。それができる力がゆめみたにはあるという信頼、そして決意表明。そんな頼もしい姿が感じられます。

わかったフリには興味ないし フィクションじゃ救われないリアリティ
放っといてよ 放っといてよ あと少し強がりを言わせて

 大まかな概要は1番のサビと同じだと思われます。(でもそれだけじゃ面白くない)
 このラスサビで1番と違うところとして、「わ」の入りが半拍早いことと、2回目の「放っといてよ」の音程が1回目のキーを上げたものになっていることが挙げられます。
 とは言っても音楽に詳しい訳ではないので感じた部分の想像の話にはなりますが、「放っといてよ」に注目すると、1サビの時の「放っといてよ」は「1回目の「放っといてよ」は抑える感じで2回目は強く言い放つ感じ」というディレクションがあったこと、メロディーの上下がなだらかになっていることから、「強く言い放つ」というイメージが薄れていると感じたため、曲を通して多少のフィクションじゃ乱されない精神的な成長を感じることができました。

空々っぽの見掛け倒し 中身不在の嫉妬にはバイバイ
葛藤でも 後悔でも 知らないでいたくないわ

 改めて人の闇に触れた上でラスサビでも変わらず「知らないでいたくないわ」という歌詞。これから更に悩んでも後悔しても前に進むという意思表示。千石ユノのテーマソング1曲目に相応しいメッセージに感じました。

 以上でビッグマウス考察部分は終了です。ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました!

・感想+@

 あとがきみたいなもんです。割と適当になります()
 そういえばTwitterとかにビッグマウス聴いた感想上げてなかったな~と思ったんでここに書かせて貰います。
 まず初感は「クソかっけぇ!!ラップかっこよ!!ライブで聴いてコールしてぇ!!!」って感じでバチバチの曲大好物なんでめちゃくちゃテンション上がったのを覚えてます。でちゃんと聴くと歌詞がえらい重いな?と。そんでもってユノちに「考察とかしてみて」って言われたからにはやるしかないと変なところで火が付いたオタクはこれを書きまして() そんで考察して行く内にインタビュー記事の内容とかと合わせてユノちの成長とかメンバー愛がすごーく伝わってきてめちゃくちゃ感動しましたね(勝手にそう解釈してるだけではある)。ライブで聴いたらこのバチバチの曲で勝手に泣いてるかもしれん()
 こっからは多分もうビッグマウスほぼほぼ関係ない話になります(ファンレターにでも書いとけ)
 ユノちがスペースで言ってた「いつもはどうしても画面を通してしか感じられない」って話、ライブの特別感を表すための言葉のあやってやつなんはわかってるけど一言だけ言わせて貰うと「そんなこと無い!!!」って話で、ユノちは配信でも距離近めやし、Twitterでも通知のとこにユノちのアイコンあるだけでテンション上がるし、全然そんな風に思ってないからな!!でもそれはそれとしてライブは絶対行くからな!!!!!(これで外れてたら笑っとくれ)

ということで(?)言いたいことは言ったんでこれで以上になります!
最後までお読みいただきありがとうございました!
ライブでお会いしましょう!


参考資料

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