見出し画像

気付いたら家がヤドンとヤドランに溢れていた(ヤドキングはゼロ)

タイトルの通り、私はヤドンとヤドランが大好きです。
これは友人にも伝わっており、贈り物が悉くヤドンとヤドランです。
(ヤドン・ヤドランをあまりご存知ない方は調べていただけたらと思います。当然ですが私から説明はいたしません)

全てプレゼント。自分で買った物などない。

好きになったきっかけは、私が8歳の頃。
ゲームソフト『ポケットモンスター 赤』で捕まえたヤドランを『ポケットモンスター 銀』に送り込んだのが全ての始まりでした。
なんとなくヤドランを育ててみると、かなり強かったんですよ。気が付けばいつのまにかレベルはMAXに。
ヤドランは私の周りではそれほど人気はなく、「ヤドランをレベル100まで育てたやつはお前しか知らない」と様々な友人に言われました。
飽き性だったこともあって私は今までポケモンのレベルを最大まで上げたことはなく、ヤドランちゃんが初めてでした。
しかしながらその後しばらく、ヤドランは私の生活からは消えてしまいます。何故かは分からない。それを言い出すと、そもそもヤドランをレベル100にした理由だって分からないのですが。

20年ほど経ったある日、LOFTのステッカー売り場で偶々ヤドンとヤドランを見て、「うわ!!懐かしい!!」となりました。
青春が戻ってきたような感じ。何年も前のプロ野球を見ている時と似たような気持ちでした。
私がヤドランにかけた時間は膨大であり、それゆえ久しぶりの再会を果たすや否や私の中でヤドンとヤドランが「推しポケモン」に。

その後、私がヤドンとヤドランが好きだとInstagramなどで言いまくりました。あまりに感動したんです。この衝撃を、あらゆる形で残したかった。
そうすると、たくさんの方からお祝いでヤドンとヤドランを頂くようになりました。
30歳の誕生日にヤドランのシャツ、翌年に受洗した際のお祝いにヤドンのコップとヤドランのマスクケース、
妻の友人が遊びに来るということでドーナツを買って帰ったら、お礼にヤドンのストラップ、そして香川のうどん。

時を同じくしてポケモン公式さんがヤドンとコダックを激推しするようになりましたが、私は20年以上前からヤドランを育てていたのですからこのブームに便乗したニワカとは違うんですよ、ということだけは声を大にして申し上げます。私の年季をなめんじゃないわよ。

何で好きなのかと言われると、幼少期に前述のストーリーがあったからとしか言いようがありませんが、
大人になって再開してからビビッと来たのは、あの「全く急ごうとしない感じ」が自分に足りないような気がしていたからではないかと。

LOFTでヤドンヤドランと再開するまでは、一分一秒を争うような生き方をしていた私。
「明日死んだらどうする!今を生きる!」意気込んでいた私は、実はもうすでに心が死んでいたのかもしれません。
あの頃の自分は、休日はどこかに出かけ「人生楽しんでる感」を半ば無理やり演出していたような気がします。自分自身に嘘をつくような生き方と言いますか。
精神的に余裕はなかったです。自分で予定を入れまくってるのに「今日は一日家にいられる!やった!」と思ったこともありました。

釣りのために自分の尻尾を1日中水につけていたり、尻尾を噛まれても全く気にしなかったり。
そんなのんびりした彼らの性質が私には必要なのではないかという想いが、ステッカーを見た瞬間に脳内を駆け巡ったのでしょう。

以前に比べると、今はかなりヤドランっぽい生き方ができていると思います。
今日だってお散歩しながら紅葉を見て「綺麗やなー」と言いながらそのまま動物園に入って、座ったまま寝ているワラビーを眺めていましたので。

ワラビー。ちなみにヤドランは「イタチ」らしいです。


ヤドンとヤドランを心に、これからもまったりと進みます。

p.s. ヤドキングはまったり感が足りないからそんなに推してません。あと、「ハマちゃんのヤドキング」が、俺の中では割とスベッてた。存在自体。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?