オランダでアヤワスカを飲んでみた話
冬のある日、オランダでアヤワスカを飲んでみたときの体験談です。
(アヤワスカの利用を推奨する記事ではありません。)
アヤワスカとは何か?
アヤワスカの概要
Googleの生成AIサービス、Bardの回答が分かりやすかったので引用します。
俗に言われているのは、人が死ぬ直前に発生する物質が脳内に発生するので、走馬灯を体験できる、三途の川を見ることができる、といった内容です。
詳しくは後述しますが、これは人によって見られるものが変わるのと、脳が作り出すイメージでしかないです。死ぬということの捉え方は人それぞれなので、見られるものも人によって変わると思います。
また、アヤワスカという物質自体を指すこともありますが、アヤワスカを飲んで起きる体や脳の変化、またそれを取り巻く準備や事後のカウンセリング等の儀式全体を指すこともあります。(その場合、アヤワスカセッションと呼ばれることもあります。)
アヤワスカは欧米を中心として人気があるようで、自分自身の在り方や人生を見つめ直すためにアヤワスカセッションを受けるようです。リピーターも多く、私が参加したセッションも8割の人はリピーターでした。日本人の参加者も多いそうで、夏になると多く来るそうです。
実際のアヤワスカについて
アヤワスカは上記の画像のような濁った液体です。
テキーラなどを飲むようなショットで一杯ずつ飲みます。
味は苦味が強く、若干酸味があります。植物の根から抽出したことがわかるような味でした。非常に飲みにくいです。漢方薬をさらに飲みにくくしたようなイメージです。
アヤワスカを飲む際の流れ
ここでは、私が体験したアヤワスカセッションの流れを中心に、アヤワスカを飲む際の流れについて説明します。なお、アヤワスカの抽出方法等、具体的な作成方法については触れません。
前提
私が参加したのは、有償(おおよそ170ユーロ)で、1泊2日で体験できるコースです。開催された場所はオランダのとある町にある、普通の人の家みたいな一軒家でした。
スタッフは5名ほどいて、皆非常に親切でした。年齢は20~50代、男女比もほぼ同数でした。
飲む当日までの注意点
アヤワスカを飲む場合、アヤワスカの副作用を抑えるため、前後3日間に軽い食事制限があります。
これに関係あるか不明ですが、私は守らず当日かなり苦しんだのできちんと守った方が良いです。
これらの食品にはチラミンという物質が含まれており、高血圧のリスクを引き起こすそうです。
当日の流れ
私が参加したのは2日間セッションです。1日目のみアヤワスカを飲み、夜休んで2日目の朝に解散します。
ざっくりとしたタイムテーブルは以下の通りです。
1日目
12:00〜13:00:集合
13:00〜14:00:セッションの説明と、参加者の自己紹介・意気込みなどを語る。
14:00〜18:00:アヤワスカを飲み、夢の旅に出る。
18:00(目安)〜:復活した人から適宜夕食をとり、好きなタイミングで就寝。
夕食は主催者側で用意してくれます。
私は食事どころではなく、すぐ寝たのでメニューは不明です。
就寝場所は、2段ベットが7~8個程度あるドミトリータイプでした。
2日目
8:00〜10:00:朝食。起きた人から適宜朝食を頂きます。
10:00〜11:00:参加者側になって座り、前日見たこと・感じたことなどをシェア。
11:00〜:解散
朝食も主催者側で用意してくれます。
至って普通のヨーロッパの朝食でした。パンと、いくつかのフルーツ(オレンジやりんご)、オートミール、ゆで卵など。
参加者について
参加者は私以外はヨーロッパ在住でしたが、住んでいる国はバラバラでした。遠い人だとデンマークから9時間以上かけて来てました。
また国籍も多様で、もちろんヨーロッパの人が多いですが、フィリピンやトルコ、珍しいところだとイランやアフガニスタンの人もいました。
みな基本的に親切で、2回目以降の人は初めて飲む人にいろいろアドバイスをしていました。私も一人で参加しましたが、多くの人にフレンドリーに話しかけてもらえました。
2回目に参加する娘が1回目の母親を連れて来ているのが印象的でした。
アヤワスカ セッションの様子
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