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ウォルトディズニーが伝えたかった事はグーフィに詰まっている。

夢の国の住人グーフィー
彼が一体何者なのか10年近くの熟考の末、一つの答えに辿り着きました。

それは
「ウォルトディズニーが我々に伝えたかった事はグーフィに詰まっている」
です。

情報大洪水社会で疲弊したみなさん
頭を空っぽにして読んでいただけますと幸いです。


”グーフィは何者?”の問いが生まれた背景

問い自体の意味がわからん!
という方がほとんどだと思いますので
まずは「グーフィーとは一体何者なのか」
という問いが生まれた背景ついてご説明させていただきます。


【グーフィーに関する5つの謎】

  1. 他の住人には動物名が含まれているがグーフィは何の動物か不明。
    ※ミッキー「マウス」 ドナルド「ダック」etc.

  2. プルート、チップ、デールも動物名が無いが公式で下記の発表がある。
    ・プルート=ミッキーの愛「犬」
    ・チップとデール=「シマリス」

  3. グーフィについての公式の紹介は
    出演作品と性格についてのみ明言されており
    何の動物かについては一切触れられていない。

  4. 妻が人間

  5. グーフィが喋れるのは魔法の手袋のおかげ説があるが、
    シマリスなのに喋れるチップとデールは手袋をしていない。


以上のようにグーフィについて
調べれば調べる程正体がわからなくなっていく
すぐそこに答えはあるはずなのに……

まさに「底が丸見えの底なし沼」

犬?人間?悪魔?神?


「犬」説

グーフィーの容貌から「犬」ではという声が聞こえてきますが
プルートの存在によって一蹴されます。

仮にグーフィが犬ならば
同じ犬であるプルートリードを付けて散歩をしているその様は
鬼畜の所業です。

※プルートの癖である可能性も捨てきれませんが
彼らが住んでいるのは「夢の国」であることを忘れてはいけません。


「牛」説

「牛」説の起源については「クララベル・カウ」というキャラクターが
様々な作品でグーフィの相手役として登場しているためと推察しております。

しかし序盤でもお伝えしておりますようにグーフィには、
既に他界していますが人間の妻がいます。

加えて、クララベルカウがグーフィの彼女説は
公式での発表も見当たらないため
単なる噂に過ぎないと判断できます。

ちなみにクララベルカウの公式コンビとして
ホーレスホースカラーというキャラクターがいますが彼氏ではないようです。


「人間」説

勘の良い方は、ここで一つ見落としていたことに気づくはずです
夢の国でも、同種の生物でなければカップルになれないのでは。

グーフィの妻は「人間」
つまりグーフィは「人間」なのではないかと……

歓喜しているそこのあなた
おめでとうございます。

「底が丸見えの底なし沼」に頭の先まで浸かっています。

一旦冷静になってグーフィのフォルムを見てください。

長く垂れた耳。
大きく前に突出した上顎。
黒光して丸い鼻。


人間でしょうか?

明らかに私の知っている人間の姿形とあまりにもかけ離れています。

そんなルッキズムは時代錯誤だ!
グーフィーは人間だ!

一点の曇りもなくそう言えるのであれば
それがあなたにとってのグーフィの正体です。
真理に辿り着いた自分を労ってあげてください。


辿り着いた答え

私はグーフィが人間だと思えませんでした。

更なる深みを目指して思考を続けました
あまりにも答えに近づけない自分に対して憤りを覚える事もありました。

あえて考えることを辞めてみたり
夢の国の作品を鑑賞してみたり

すぐ目の前にあるはずなのに触れることさえできない。

忘れてしまえば楽になるのでは
という葛藤を抱えたまま
気づけば10年の月日が流れていました

しかしある晴れた昼下がり
いつものように黒いプラスチックのスプーンで親子丼をかきこみながら
Googleカレンダーが表示されているデスクトップをぼーっと眺めていると

突如稲妻に打たれたかのような衝撃が全身を伝い
グーフィに対するある一つの答えに辿り着きました。

まさに天啓。

その答えとは

「グーフィはグーフィである。」

ここまで丁寧に読んでいただいた方
どうかキーボードをクラッシュせずに理由を聞いてください。

私は、夢の国の住人であるグーフィに対して
カテゴライズしてやろうとしていた自分の愚かさに気づいたのです。

人は皆、孤独を抱えています
その孤独を埋めるために
誰かを、自分をカテゴライズして安心しようとします。

カテゴライズすることが完全な悪だとは思いませんが
分断や対立の要因となっていることはたしかです。

またカテゴライズすることで
自分や他人の可能性を潰してしまう事もあります。

天啓が降りてきた時はただただ自分を恥じました。

同時に少しだけ強く優しくなれた気がしました

誰に何を言われようが
”自分は自分以外の何者でもないのだ”と

最後に

ウォルトディズニーが我々に伝えたかった事はグーフィに詰まっている。

ネットで検索すると大体の事は
すぐに答えに辿り着ける便利な時代になりました

それと同時に「自分で考える」ことが少なくなり
結果として「自分の思想・信念・主義・主張」を表現できる人が減ったように感じます。

常に情報にさらされているのに
自分や近くにいる人の情報は思っているより知らない
家族や恋人の好きな色も知らない

孤独や生きづらさを感じている人は
まず自分の心に耳を傾けて見ると
世界が明るくなるかもしれません。

”あなたは何者ですか?”

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