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20代回顧録〜悩んでいたハタチの私を愛でつつ、未来の悩むかもしれない私自身へ〜

2024年4月16日に30歳になりました。

ここ最近、バタバタしながらも10年間を振り返っていました。
全然まとまりがないですが、この文章が、未来の私自身や20代はじめの私のように悩んでいる人たちを元気づけ、まあなんとかなりそうだなと思わせてくれることを少しだけ期待しています。

20代のはじめを思い返すとアイデンティティ・クライシスに陥っていました。高校生までずっとサッカーをやってきたのですが、人生において大きなウエイトを占めていたサッカーがなくなったことによる喪失感を受け入れられなかったんです。自分とは何か?自分の存在意義がわからないって本当にしんどいことなんだな、ということを当時はじめて知りました。アイデンティティの喪失だけではないですが、この頃はいろいろあって躁鬱状態でした。

ただなんとか次なる人生を模索するために、興味の赴くままに、親友とバックパッカーとして旅に出たり、働いてみたり、スポーツに立ち戻ってみたり。

そのプロセスで住んでいた場所も、千葉→インド→秋田→千葉→岩手→秋田・神奈川(二拠点生活)と移り変わっていきました。住んでいなくても旅行・仕事・人の縁で日本のあらゆる地域にお邪魔しました。海外だけでなく、日本でも違う地域に行くと、その文化の違いから、自分の凝り固まった思考がほぐれていくので、とても興味深いです。

そしてハタチぐらいから本を読むようになりました。もちろん10代までもマンガ・教科書は読みましたし、気が向いたときに少し本を読むことはありましたが、毎日のように活字に触れるようなことはなかったです。今でもそんなにたくさんの量を読めるわけではないですが、日々読書をするようになりました。まあ大学生になるまではサッカーばっかでしたね、本当に。

読書が習慣になった一番のきっかけは、インドで出会った同い年の友達の影響からでした。お互い日本人ですが、彼は私とは全然違い、本も大量に読んできていて、知識が豊富で、めっちゃ勉強ができ、地頭が良い優秀な人間でした。彼は本当すてきな人で、いつも、私みたいな全然知識のない人間の意見にもしっかりと耳を傾けてくれた上で、一つの物事を多角的にみるきっかけをくれました。当時の私は、彼のようにいろいろな視座で物事が見れたら楽しそうだなと思い、本を読むようになりました。彼には感謝でいっぱいです。

そして見出し画像にもなっている下の写真。これは大好きな先輩が私の人生の転機に渡してくださった本です。普段私は自己啓発本をあまり読まないんですが、この本は何度も何度も読んでいます。そして秋田の家の一番目立つ位置に飾ってあります。この本を読んでいると、その大好きな先輩が語りかけてくれている感じがして、しんどい時や悩んでいる時でもなんだか頑張れる気になります。

秋田の本棚にある先輩がくれた本(本棚が汚くてすみません)

振り返ると彼らみたいなすてきな人に私はたくさん出会ってきました。インドで考えることの重要性を教えてくれた方、スポーツ業界での仕事を通して仕事へのあるべき姿勢を教えてくれた方、採用を通して戦略立案の面白さを教えてくれた方、秋田行きのきっかけを作ってくれた吉田松陰みたいな方、自ら秋田の経営者としてのロールモデルとなり経営者としてのあり方を背中で教えてくれる方、論理だけでなく感じることを大切にして仲間が共感できるビジョンを軸に活動する重要性を教えてくれた方、ビジョンだけじゃ上手くいかないから地に足ついた実務の重要性を教えてくれた方、遠野でプロマネの面白さを教えてくださった方、インパクトマネジメントの面白さを教えてくれた方、秋田の地で私の可能性を信じて一緒にビジョンを追ってくださる方、どんなときも自分らしくいることを応援してくれるパートナー、、、そして最近では、研究の面白さを教えてくださる恩師とも出会いました。もっともっとたくさん書きたい人はいますし、一人一人について詳細を書きはじめると無限に書けてしまいそうなので書きませんが、いつか自分の身の回りのすてきな人を紹介するnoteを書いてみたいなあと思います。

さて、ここまでダラダラと書いてきましたが、振り返ると、なんかいろいろ動き回っていたなあと思います。その過程で本・人・地域に出会って、そこから多くのことを学び、人生が偶発的に充実していくような20代だったなと。一緒に秋田で頑張っている経営者の方が「人生はアートですね」と言っていましたが、まさにそんな感じです。
ただ私は、そこら辺の自己啓発セミナーのように「動きまくるのが重要だ!」みたいなことを言うつもりは全くありません。私は小学生の頃から通知表に「落ち着きがない」とよく書かれていまして、今も大して変わっておらず、じっとしていることが苦手です。

したがって、自分らしく生きていたら、つまり落ち着きなく興味の赴くままに走り回っていたら、人生が自分にとっては充実したものになっていたという感じです。ちなみに私は弟がいて、性格が全然違うのですが、彼は自分の好きな趣味に没頭して人生が充実しているそうです。彼の没頭力は兄の私から見てもすごいものがあります。兄弟2人とも人生充実しているということは、自分らしく生きる大切さを教えてくれた両親のおかげかもしれません。感謝。

ということで、自分らしさを活かして生きていたら、なんとかなるし、勝手に人生充実していくよ、ということでした。また悩んでいるかもしれない未来の自分に伝わると良いな。

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