見出し画像

「ぷらさん亭便り」をこちらに移行致します。ご挨拶に代えて。

思った以上に長引くこの災厄。本業のお宿は、殆ど開店休業状態です。
まとまった時間が出来たので、今まで出来なかったこと、の一つとして、二十年弱、どっぷりとバリの生活に浸ってきた中で、一番のトピックである宗教、文化について、文章にまとめてみようと思いました。

今まで、バリの宗教や風俗、文化について、日本語で書かれたものには、
読んでいて満足のいくものが少なかったので、そんなら自分で書いてやろう、と思った次第です(笑)

やはり、ここに嫁いできて、汗と涙と血を流して暮らしてきたこの土地、この家族、この村、で実際に見聞きして実体験したことしか納得しませんから、どこかから借りてきた文章や、ネット上でコピペされまくった文章ではない、そういうものが読みたい、と私は思う訳です。

バリ島全土、バリ人全員に共通するような、そういうことを書こうとは、
ハナから思っておりません。いち外国人の嫁が、葛藤しつつ悩みつつ、悪戦苦闘しながら、それでも「理解したい」という思いを捨てずに、バリ・ヒンドゥー教と、バリ・ヒンドゥー教徒について、見たこと聞いたこと、調べたことや感じたことを、これからも綴っていきたいと思います。


今回のこの災厄で、プラサンティも今後の在り方を考えねばなりません。
またお客様をお迎えして、沢山の方々とお会いしたい、と切に願っていますが、正直、この先やっていけるのか、本当に分かりません。
ですので、少しでも次につなげられるように、たとえ100円でも入ってきますように、との「藁にすがる方策」で、ブログの記事を一部だけ有料としました。

ご支援いただけると、本当に本当に嬉しいです。

バリ島ではほとんどの人々が、病気以外の制限、経済的制限に苦痛を感じて過ごしています。
観光に依存し過ぎてきたツケが回ってきたんだ、というご意見もありますが、国を挙げて観光政策で収入を得てきた島ですから、観光客が居なくなると困窮するのはものの道理です。
半年が経過し、良くもっている方だ、と私は思います。
人々は淡々と、じっと忍んでいるように見えます。

しかし、これが来年になっても続くようなら・・・本当に不安であります。

今はそんな不安と、いつかきっと終わる、また多くのお客様で賑わうバリ島に戻る、という希望の間(はざま)で揺れ動く毎日です。

2020年10月16日 バリ島ウブドPRASANTIにて。

サポートいただける事は、今後の書くこと・生きていくことの、大きな励みになります。 いただいたサポートは、有難く、バリ島がこれからも祈りの島であり続けられるよう、宗教行事のサポートに使わせて頂きます。