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動画最強一眼GH5でスタジオでのスチール撮影を検証してみた

はい、こんにちは。クロカワ @ryuto_kurokawa です。
「これから動画もやっていくぞ」というわけでNikonのD810からPanasonicのGH5に乗り換えたわけですが、とはいえスチール撮影をないがしろにするつもりもありません。
今受けている撮影仕事は100%スチールですし、スチール撮影をしっかり回せることが大前提で動画に取り組まないと元も子もない。
とはいえGH5でスチール撮影、特にスタジオでの撮影については調べてもあまり出てこなかったので実際にスタジオでテスト撮影をしてきました。

■テザー撮影ができるのが大前提

テザー撮影(パソコンとカメラをつなげ、パソコンに保存されたデータを確認しながら撮影を進める)はスタジオ撮影では必須です。
細かなピントチェックはもちろん、クライアントやスタッフやモデルさんの確認としてパソコンの大きな画面での確認はとても重要になってきます。
D810の場合はパソコンとつなぎ、Lightroomと連携させてテザー撮影をしていました。LightroomがD810のテザー撮影に対応しているんです。

Lightroom Classic CC および Lightroom 6 にテザーできるカメラのリスト

上記リンク先に対応カメラの一覧がありますが、キヤノンとニコンとライカのカメラしか並んでいません。Panasonicの文字はない。
基本的に写真データはすべてLightroomで管理しているので、これは困ったぞ、と。よくよく調べるとこんな記事もありました。

パナソニックが本気でプロカメラマン対応開始。テザー撮影ができるようになったよ

パナソニックから「Lumix Tether」なるアプリケーションがでていたようです。GH5と連携して、ライブビューのリアルタイム表示やカメラの設定変更、撮影、PCへのデータの保存ができる代物。
これを使えばテザー撮影ができそうです。

イメージとしてはこう。
1. Lumix Tether と連携させて撮影、PCの任意のフォルダに保存される
2. Lightroomで「自動読み込み設定」を有効化、監視フォルダーをLumix Tethetの保存先フォルダに指定
3. 撮影するたびにLightroomに自動で読み込まれる
4. 撮影しながらLightroomで確認が可能になる

実際に家で少し試してみましたが問題なく連携できたので、早速スタジオでテスト撮影をしてみました。

■スタジオで撮ってみた

モデルは のらくら @nrakura さん。
まじばんch というアイドルをやっていたり、文章を書いていたりとマルチに活躍されている素敵な方です。

スタジオ撮影の機材は以下の通り
カメラ : Panasonic GH5
レンズ : LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.
PC : MacBook Pro 15インチ
ストロボ : Godox AD200 + AD-B2
モディファイア : TOKISTAR アンブレラ145cm 白

まずはさくっと一枚引きの写真。

テザーの連携はスムーズで読み込みも遅くないです。
D810が3635万画素で、GH5が2033万画素なので比較してデータが軽いのもありますし、GH5はUSB-C(USB3.1)での転送だから早いってのもあるかと思います。細かいスペックはあまり気にしない人なので詳細は割愛しますが、体感的に「早い」と感じました。

読み込みは1枚1枚という感じではなく、撮影が止まったタイミングで複数枚をガツッと読み込むようなイメージです。

次は画質。髪の毛を崩してもらって毛先がどれくらい精細に映るかどうかのテスト。

予想以上にキレイに写っています。
この写真は f11 くらいまで絞っていてD810を使っていたときもf11を多用していましたが、マイクロフォーサーズはフルサイズに比べて被写界深度が深くなるのでf8くらいまでで十分そうです。
マイクロフォーサーズ、舐めてました。
予想以上にキレイに写ります。

動きモノを止める撮影のテストも。

絞りを普段使っていた f11 から f8に1段落とせるので、ストロボの光量も1段落とせる。光量を落とせばストロボの閃光時間も短くなるので動きもビシッと止めやすいですね。

「マイクロフォーサーズはボケない(被写界深度が深い)」ってデメリットのように語られますが、逆に言えば「マイクロフォーサーズは絞りを開けても被写界深度を稼げる」とも言えるので、センサーサイズそれぞれで得手不得手が違うよねって話かと。

■GH5はスタジオでのスチール撮影、十分いけるぞ

テスト撮影してみて、GH5のスチールカメラとしての性能にも十分満足できました。rawデータの色味も素直でいじりやすく感じましたし十分解像してます。GH5、スチール撮影も全然いけます。

■マイクロフォーサーズの向き不向き

今までD810などフルサイズのカメラを主に使ってきましたが、マイクロフォーサーズのカメラでも十分自分の求める撮影に耐えられることがわかりました。「舐めてた」というのが本音のところ。
とはいえ、マイクロフォーサーズというセンサーサイズの苦手な部分もよくわかったので、フルサイズとマイクロフォーサーズの向き不向きをまとめておきます。

フルサイズ向きの人
・3000万4000万画素のデータを使いたい
・ボケだいすき。ボケのある撮影をたのしみたい
・夕景や暗所で撮影したい、高感度耐性ほしい
・フルサイズってセンサーサイズそのものにこだわりがある

マイクロフォーサーズ向きの人
・高解像度のデータ使わない、2000万画素くらいでいい
・ボケはあまり重要視していない、パンフォーカスが好き
・暗所での撮影はあまりしない、高感度ノイズあまり気にしない
・小さいカメラが好き
・レンズが安いの助かる

ざっくり言えば「高解像度」と「ボケ」と「高感度耐性」を求めるならフルサイズに。そこはあまり重視しないのならマイクロフォーサーズの選択肢もありなんじゃないかな、と感じました。

ではまた。

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