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期待値の生成と消費と作品撮りについて

書くたびに「ご無沙汰してます」って言いたくなるほどnoteを更新できてませんが、誰が怒るわけでもないのでマイペースにやります。
フリーのフォトグラファーやってるクロカワというものです。

「プロになったのになんで作品撮りやるの?」

最近たまに言われるこれ。
普遍的に答えると
「仕事で出来ないことをやりたい」
「実験できる場所を〜」
「次の展開を〜」
だとか、そんな言葉になるわけです。

それはそれで間違っていないんですが、もう少しちゃんと深堀りしたくてnoteを書いているのが今です。

僕はフリーランスなので、いわゆる営業をしないといけないんですね。
それは足を使う直接的な営業かもしれないし、SNSなどでのアウトプットによってお仕事をいただくインバウンドな営業かも知れない。
僕の場合はSNSを中心に活動しているので、いろいろアウトプットしてお仕事が来るのを待つスタイルになります。

そんな待ちスタイルの僕にとっての命綱がアウトプットです。
何かしら一定期間ごとに発信し、認知を広げたり再認知されないと忘れ去られてしまう。ただ、がむしゃらにアウトプットしても仕方ない

そこで大事なのがタイトルにある「期待値」です。

「この人ならこの案件をお願いできるかも知れない」
「安心して任せられるかも知れない」
「この案件にハマるかもしれない」

などなど、期待に胸膨らませていただかないといけないわけです。
そのためには作風がぶれない程度の変化が必要と思ってます。
「あーこの作風ね」
「これしかできないのかな」
と思われるアウトプットも困ったものなので、少しずつ変化をつけてます。僕の場合だと、背景色と衣装の色の合わせでカラフルな写真の作風がメインです。

こんな感じの。

でも最近はモノクロ写真でシックな写真を撮ったり

ブツ撮りで人物以外も撮れますよアピールしたり。

こういった変化を持たせたアウトプットで期待値を生成します。

そしてお仕事のご依頼をいただき、期待値は消費される。
(または一定期間が経過すことにより消費)
期待値が消費されたまま同じことを続けていると飽きられる可能性があるので、また程よい変化をつけたアウトプットで期待値を生成する。
そんなサイクルをイメージしてアウトプットをしています。

変化ってやつはいわゆるチャレンジであったりするので、作品撮りと呼ばれるプライベートワークで作っていく。さすがに仕事でいきなり大きなチャレンジをぶっつけ本番はできないので。(細かなチャレンジはしてたりしますが)

作品撮りでアウトプットに変化をつける

変化によってあらたな期待値を生成

お仕事がまいこんでくる

期待値が消費される

新たに変化をつけた作品撮りで期待値を生成

みたいなイメージです。

とまぁ今回書きたかった内容はここまでで。
補足としてこぼれ話を。

実はこれSNSに限らずなんですよね。
アイドルだってアーティストだって芸人だって
「XXって最近見ないよね」
って言葉が怖いはずなんですよ。
そして忘れ去られるのが一番怖い。
そのためにはアウトプットを続けなければいけない。
けれども同じことばかりやってると飽きられる。
全く違うことやると路線変更だとか言われる。

続けることが第一で、その上で飽きられてはいけない。

だから変化をつけながらアウトプットをくりかえし、期待値を生成する。
「次はどんな作品を作るんだろう」
とまで思ってもらえたら大成功。

なので、僕がTwitter見てていつも思う、感じの悪いこの言葉
「その作品撮りは作品足り得ますか?伝わるものですか?意図はありますか?意図通りに機能しますか?」
こんなことを他人の作品撮りを見てて思ってしまうし、もちろん自分自身にも常に問いかけているって話でした。

作品撮り超大事。

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