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何事も日々コツコツと

「Photoshopであれば、画像編集はボタンひとつでできるんでしょ?」「Photoshopはスマホのアプリと同じようなものでしょ?」と思われがちですが、既に貴方もご存知のように、実際は複数のレイヤーを組み合わせて、色調補正や肌のレタッチといった画像編集がPhotoshopで行われています。

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作品は華やかに見えますが、それに至るまでの工程は実に地味で地道な作業の繰り返しです。高度な技を習得している人ほど基本を熟知しています。これはどの分野でも同じことが言えますね。例えば活躍するスポーツ選手も、私たちの見えない所で、毎日毎日、基本練習を怠りません。

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例えばカメラやPhotoshopに関するチュートリアルを見た方の感想として、「同じ事の繰り返しで退屈だ」「もっと技があると思った」とガッカリされている方を見聞きしますが、残念ながらそれが現実です。同じことの繰り返しであり、魔法のようなアッと驚く技はありません。

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マジックの種明かしを見たとき「なんだそんなことか」「大したことしてないじゃないか」と感じます。「それなら私でもできるよ」とも思います。しかしいざ自分がやってみると、そのマジシャンのように上手くいきません。マジシャンは、その簡単そうに見える技を、何時間も毎日繰り返し繰り返し練習しているためです。

ファッション業界でも、映画撮影でも、その舞台裏は実に地味で地道です。指を鳴らしただけで思い通りのものが目の前に出てくるような魔法の方法はありません。

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期待と現実との差が大きければ大きいほど、落胆したり、時には怒りを覚え、他人のせいにもしたくなるかもしれません。しかし私たちがアニメやドラマの登場人物でない限りは、何事も日々コツコツとこなしていかなければならない、ということを体に覚えさせなければなりません。

画像編集に正解の方法というものは無いと私は思っています。指標となるものを示すことはできますが、これが正解というものは無いと私は思っています。被写体の状態によって工程は異なりますし、それを編集する人間の感性によっても異なります。

正解の方法が無いならばどうすればいいんだ、いいから正解だけ教えろ、という声に対して私は「様々な方法を知り、実際に自分の手を動かし、ひたすら練習を繰り返すことが正解だと思います」と答えます。

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ご存知のように、画像編集の方法は(初級~中級レベルであれば)YouTubeで知ることができます。私以外の方が公開している講座からでも、画像編集の方法を知ることができます。

様々な方法を得て、たくさんの引き出しを持っていれば、あらゆる問題に対処できるようになります。幸いにも、現在では数え切れない程の画像がアップロードされており、ダウンロードすることで画像編集の練習を行うことができます。

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基本を怠らないこと。地道にコツコツと行うこと。根気強く継続すること。

私はこの3つを意識しながら画像編集をしています。そしてその心構えと覚悟こそが、上達への一番の近道であると思います。

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