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新しいカメラがソニーから発表されたぞ!!

こんばんわ。

リューヤです。新年1発目のnote更新です。今年もよろしくお願いします。

早速カメラの話題へ。

2021年1月27日未明、ソニーさんから新しいカメラの発表がありました。α7SⅢやα7Cと同じくYouTubeでプレミア公開となりました。

新しいカメラがどういったモノなのか早速見ていきましょう。今回発表されたカメラがソニー初のフルサイズフラッグシップモデルを謳う一眼カメラ『α1』です。

噂ではα7ⅣやRXシリーズの最新機種、α9Ⅲなど様々な噂が飛び交っていましたが、発表されたのはまさかのフラッグシップモデルです。
しかも税込み予想価格が90万円というかなり高額なカメラです。

私は映像メインなので、今回はあまり静止画機能については触れません。
動画機能メインの話だと思ってください。

α1はどんなスペック?

今回発表されたα1、結論は映像・写真ともに妥協なきモデルとなっています。

α1は写真では、
有効画素数5,010万画素。
電子シャッターで30コマを実現する高速連射。
α9Ⅱ譲りの高速かつ正確なファストハイブリッドAF(4Dフォーカス)。
人・動物の瞳に対応するリアルタイムトラッキングAFに加えて鳥の瞳AFに初めて対応。

動画性能では、
αとして初めてH.265形式(XAVC HS)による8.6Kオーバーサンプリングからの高精細8K動画内部収録に対応。
α7SⅢで培われた冷却構造をα1でも採用することで8K30p 4:2:0 10bitによる高解像度8K動画記録を30分の連続収録に対応。
8Kだけでなく4:2:2 10bit記録に対応した4K120p/60p記録やFullHDの240p記録に対応。
さらにSuper35mmモード(APS-Cクロップ)時は5.8Kのオーバーサンプリング技術による高解像度4K 10bit記録が可能。
そしてαとして初めて、業務用シネマカメラ「VENICE」を通じて得られたカラーサイエンス S-CinetonePPのルックとして搭載。

プロ向けと呼ばれるワークフローを実現の為に高速通信が可能な5GHzの11ac 2x2 MIMOに対応。
また最高1Gbpsの転送速度を実現する有線LANポートも内蔵。
その他フルサイズのHDMI、デジタルオーディオインターフェースシューやSDXC/CFExpress-Aをサポートするカードスロットをダブルで採用。

このようにかなりハイスペックなフルサイズミラーレス一眼カメラとなっています。

拡張端子は上から、3.5mmプラグインパワー対応マイクロホン端子/3.5mmヘッドホン端子/HDMI出力端子(Type-A) 16bit-RAW 出力対応/USB-C端子(USB 3.2 Gne.2)10Gbps対応/1Gbps対応有線LAN端子/フラッシュシンクロ端子/Multi対応MicroUSB端子
となり、フルサイズのHDMIやType-C端子などコンパクトなボディにかなり充実した拡張端子となっています。

動画性能の話

ここからは動画性能の話です。

先述の通り、α1はαとして初めての8K動画内部収録に対応します。

今までのαといえば4K30p 4:2:0 8bitが基本性能としてほとんどのカメラに搭載してきましたが、α1ではそれをさらに上回る8Kの高解像度動画撮影に対応しています。
「α7SⅢが出た時は4K120pキター!」とか「やっと4:2:2 10bitに対応したー!」とかで騒いでましたが、まさかのそれをも上回る8Kの動画記録
しかも30分の連続記録に対応です。RAW収録には外部でも非対応ですが、8Kを10bitで載せてきたのはさすがですね。

EOS R5で12bit 8K RAWが収録可能ですが、オーバーヒートにより20分までしか撮れない。撮れても冷却に時間がかかり、1台での運用だとかなりキツイです。
しかし、α1ではその辺もキッチリ解決。
α7SⅢで培われた冷却構造をα1にも採用し、30分の連続収録が8Kで可能となっています。もちろんカメラそのものの30分制限はないのでカメラの冷却さえ追いついていれば実質上は8Kでも30分以上の収録が可能です。

ここまできてかなりすごいですが、実は4K動画性能も他社ミラーレスでは実現できてない性能です。
H.265All-intra記録をはじめとする4K120p 4:2:2 10bit記録に対応。これも時間無制限で記録できます。
もちろん16bit-RAWoutputにもフルサイズのHDMIで対応しています。
ここまでの話だとα7SⅢと何も変わらないと思いがちですが、α7SⅢにはない魅力があります。

それが、、、

APS-Cクロップ(Super35mm)を使った5.8Kオーバーサンプリング技術による高解像度4K 10bit記録です。

α7SⅢやプロフェッショナルカムコーダー「FX6」にない機能の一つがオーバーサンプリング技術を用いた高解像度4K機能です。
解像度の低いα7SⅢやFX6は、センサーからの全画素読み出しのためAPS-Cクロップもできなければサンプリング技術もない。いわば4Kそのままの解像度が出ます。
しかし、α1では解像度が高いので、APS-Cクロップすると5.8Kのオーバーサンプリングから高解像度の4K動画を撮影することができるのです。しかも4:2:2 10bit60pまでサポートしてます。

つまり

4Kがメインならフルサイズで撮る4KよりAPS-Cクロップの4Kの方が圧倒的にキレイな4K映像を生み出すことができるのです。
そしてAPS-Cレンズを大いに活用できます。APS-Cにしかないパワーズームレンズ E PZ 18-105 F4 G OSSやMC-11経由でSIGMA 18-35mm F1.8 DC HSMSIGMA 50-100mm F1.8 DC HSMなどの神レンズもこのα1なら高解像度4K 10bit記録と合わせて使うことができるのでかなり魅力的です。

S-Cinetoneがついにαのボディへ。

業務用シネマカメラ「VENICE」のカラーサイエンスがついにαの小さなボディに載りました。

S-Cinetoneとは、「VENICE」という本格的な劇場映画用に作られたシネマカメラを元に人物の色肌スキントーンをよりソフトに忠実かつ美しく再現するために作られたルックです。

FX9FX6といったフルサイズシネマカメラに搭載されたことで話題になりました。α7SⅢで搭載するのでは?という噂がありましたが、残念ながら搭載されませんでした。
しかし、今回のα1で搭載したことでかなり驚きました。シネマカメラでしか採用されないはずのカラールックフルサイズのミラーレス一眼に搭載したのだから。
PP(ピクチャープロファイル)のルックとして、プリセットとして搭載されたので今後出てくるα7Ⅳやその他のαにも搭載されることが可能性としてあるのでかなり楽しみです。
α7SⅢに関しては、要望が多ければソフトウェアアップデートでS-Cinetoneが入る可能性は十分にあります。

手軽にシネマティックな映像が撮って出しで表現できる時代になったんですね。

プロ機と遜色ない操作性

ボディデザインやボタン配置はα9Ⅱ同等で、本体はマグネシウム合金そして防塵防滴仕様です。
プロ向けのフラッグシップということでCanonのEOS 1DX ⅢやNikon D6のような耐久性や堅牢性高剛性が保たれているのかどうか気になるところです。

動画性能でみると、動画モード時のフレキシブル露出設定に対応しています。
どんな機能かと言うと、動画をマニュアル露出で撮影時、絞り・シャッタースピード・ISO感度カスタムボタン一発オート/マニュアルにできる機能です。個別で操作が可能です。
例えば絞りをマニュアルで撮影中、このシーンだけオートで撮影したいとなったらシャッタースピード優先に設定変更しなければならないのですが、このフレキシブル露出設定を使えば、マニュアル露出撮影時であってもオートへ瞬時に変更できるため撮影の集中に妨げにならずに露出変更ができるわけです。
(この機能α7SⅢにもありますが、ISO感度には対応してないみたいです)

動画機として、ほぼ完璧だがデメリットも。

8K30p 10bit内部収録4K120p/60p 4:2:2 10bit内部収録16-bit RAWの外部収録、15+ストップのハイダイナミックレンジなど。
ここまでくると動画機としてはほぼ完璧です。しかしデメリットも理解しておく必要があります。

デメリット①:アスペクト比が16:9のみ。
以前α7SⅢの記事でも書きましたが、α1もアスペクト比が16:9Onlyだということ。
今販売されているミラーレスカメラで、動画にそこそこ力を入れているメーカー、Canon/Fujifilm/Panasonic/OLYMPUSと4K動画も撮れるカメラがありますがその多くが17:9/DCI4K規格のアスペクト比での収録に対応しています。
しかし、ソニーα全体と言っていいでしょう。このα1も含めて16:9だけです。
インスタやSNS動画で縦動画や横長動画が流行っているのにも関わらず一端として17:9/DCI4Kの対応をさせません。
16:9で困ることはないですが、他社が対応しているのにも関わらずフラッグシップモデルのα1でさえ16:9のままってのはどうなのかなと思いました。
ソフトウェアアップデートで対応可能だと思いますので、ぜひ17:9/DCI4Kの収録にも対応させてほしいですね。

デメリット②:高感度撮影とS-Log 撮影はα7SⅢの方が優れている。
画素数が多くα1と1,200万画素しかないα7SⅢ、当然だと思いますが動画で使えるISO感度の領域はα7SⅢの方が上です。
α1は、ISO100-32000/S-Log時はISO800〜(拡張で200〜)で、α7SⅢはISO80-409600/S-Log時はISO640〜(拡張で160〜)となり高感度撮影とS-Log撮影時のISO感度領域はα7SⅢが優れています

デメリット③:モニターがバリアングルではなくチルト。
モニターに関してはα9Ⅱがチルトなのでα1もチルトで正解です。しかしYouTubeメインの動画撮影ジンバルメインの動画撮影ではバリアングル液晶が便利です。
色んな角度から映像の確認ができるのもありますし、ジンバルを組んだときロール軸にモニターが被らないのでバリアングル液晶が便利なときもあります。


写真機としては文句のない完成度。

動画機としてα1を見てきましたが、写真機としてどうなのか?という疑問。
α1ではかなり多くの写真機メインの機能があります。ありすぎて私も理解できてない部分もあるのであまり静止画に関しては言えませんが、スペックシートをみた限りではかなりの完成領域です。

クリエイティブルック含めてα1のカラーサイエンスや連射性能、AF性能含めて写真機としては文句の言いようがないカメラに仕上がってます。
単純に写真機として買っても不満はでないレベルでしょうか。

まとめ。

動画機能を中心にレビューさせていただきました。動画機としてフルサイズミラーレスカメラの中でも最高峰です。
フルサイズのレンズも使えて、APS-Cレンズも使える。α7SⅢと同じ動画性能とダイナミックレンジを持ち、加えて8K30p 10bit収録が30分できる。

シネマカメラの中でも8Kが撮れる機種はそう多くありません。しかしα1はRAWではないとはいえ、30分連続記録できる8K動画の収録に対応させたのはかなりすごいです。

税込み90万するので個人ユースから見れば高いですが、会社(企業)からみたらかなり安いと思います。
それこそ写真と動画を高水準で両立させたミラーレスカメラは今までなかったです。
なので金額抜きにして導入したいと思う一台です。

↓α1の主な仕様。

一般仕様/SONY ILCE-1 α1
型式:レンズ交換式デジタルカメラ
レンズマウント:Eマウント
撮像素子:35mmフルサイズ (35.9 x 24.0mm)、Exmor RS CMOSセンサー
カメラ有効画素数:約5010万画素
アンチダスト機能:● (帯電防止コートおよび超音波振動によるアンチダスト機能)
静止画記録
画像ファイル形式:JPEG(DCF Ver.2.0、Exif Ver.2.32、MPF Baseline準拠)、 HEIF (MPEG-A MIAF準拠)、RAW(ソニーARW 4.0フォーマット準拠)
画質モード:RAW (圧縮 / ロスレス圧縮 / 非圧縮)、JPEG (エクストラファイン / ファイン / スタンダード / ライト)、HEIF(4:2:0 / 4:2:2) (エクストラファイン / ファイン / スタンダード / ライト)、RAW+JPEG、RAW+HEIF
14bit RAW 出力:●
クリエイティブルック:ST, PT, NT, VV, VV2, FL, IN, SH, BW, SE, カスタムルック1-6
ピクチャープロファイル:切/PP1-PP11 (ブラックレベル、ガンマ (Movie、Still、S-Cinetone、Cine1-4、ITU709、ITU709 [800%]、S-Log2、S-Log3、HLG、HLG1-3)、ブラックガンマ、ニー、カラーモード、彩度、色相、色の深さ、ディテール、コピー、リセット)
色空間 sRGB規格 (sYCC色域)、AdobeRGB規格、Rec. ITU-R BT.2100規格 (BT.2020色域)
動画記録方式
ファイル記録方式:XAVC SXAVC HSXAVC S-I
圧縮形式:XAVC S MPEG-4 AVC/H.264、XAVC HS MPEG-H HEVC/H.265、XAVC S-I H.264/All-Intra
音声記録方式:LPCM 2ch(48kHz 16bit)、LPCM 2ch(48kHz 24bit) *2、LPCM 4ch(48kHz 24bit) *2、MPEG-4 AAC-LC 2ch *3
色空間:Rec. ITU-R BT.2100規格 (BT.2020色域)
動画記録 撮影モード (XAVC HS 8K)
7680 x 4320 (4:2:0, 10bit) 30p (400Mbps,200Mbps)、24p (400Mbps,200Mbps)
動画記録 撮影モード (XAVC HS 4K)
3840 x 2160 (4:2:0, 10bit) (約) 120p (200Mbps)、60p (150Mbps / 75Mbps / 45Mbps)、24p (100Mbps / 50Mbps / 30Mbps)
3840 x 2160 (4:2:2, 10bit) (約) 120p (280Mbps)、60p (200Mbps / 100Mbps)、24p (100Mbps / 50Mbps)
動画記録 撮影モード(XAVC S 4K)
3840 x 2160 (4:2:0, 8bit) (約) 120p (200Mbps)、60p (150Mbps)、30p (100Mbps / 60Mbps)、24p (100Mbps / 60Mbps)
3840 x 2160 (4:2:2, 10bit) (約) 120p (280Mbps)、60p (200Mbps)、30p (140Mbps)、24p (100Mbps)
動画記録 撮影モード (XAVC S HD)
1920 x 1080 (4:2:0, 8bit) (約) 120p (100Mbps / 60Mbps)、60p (50Mbps / 25Mbps)、30p (50Mbps / 16Mbps)、24p (50Mbps)
1920 x 1080 (4:2:2, 10bit) (約) 60p (50Mbps)、30p (50Mbps)、24p (50Mbps)
動画記録 撮影モード (XAVC S-I 4K)
3840 x 2160 (4:2:2, 10bit) (約) 60p (600Mbps)、30p (300Mbps)、24p (240Mbps)
動画記録 撮影モード (XAVC S-I HD)
1920 x 1080 (4:2:2, 10bit) (約) 60p (222Mbps)、30p (111Mbps)、24p (89Mbps)
スロー & クイックモーション撮影 (S&Q)
撮像フレームレート 1fps, 2fps, 4fps, 8fps, 15fps, 30fps, 60fps, 120fps, 240fps
動画機能
音声レベル表示:●
録音レベル調整:●
プロキシー記録:● (1280 x 720 (約6Mbps)、1920 x 1080(約9Mbps)、1920 x 1080(約16Mbps))
タイムコード/ユーザービット:●
オートスローシャッター機能:●
ガンマ表示アシスト:●
RAW出力:● (16bit,HDMI)
記録媒体
SDメモリーカード、SDHCメモリーカード (UHS-I/II対応)、SDXCメモリーカード (UHS-I/II対応)、CFexpress Type Aカード
2メモリーカード間記録モード
同時記録、振り分け記録、記録メディア自動切替、コピー
フォーカス
検出方式:ファストハイブリッドAF (位相差検出方式 / コントラスト検出方式)
瞳AF:[静止画] 人物 (左右瞳選択可) / 動物 (左右瞳選択可) / 鳥、[動画]人物 (左右瞳選択可)
ISO感度(推奨露光指数)
静止画撮影時: ISO100-32000 (拡張: 下限ISO50、上限ISO102400)、AUTO (ISO100-12800、上限/下限設定可能)
動画撮影時: ISO100-32000相当、AUTO (ISO100-12800相当、上限/下限設定可能)
ファインダー
形式:1.6cm (0.64型)電子式ビューファインダー (Quad-XGA OLED)
総ドット数:9,437,184ドット
視野率:100%
倍率:約0.90倍 (50mmレンズ、無限遠、-1m-1)
ファインダーフレームレート選択:STD 60fps / HI 120fps / HI+ 240fps
液晶モニター
形式:7.5cm (3.0型) TFT駆動
タッチパネル:●
ドット数:1,440,000ドット
角度調整機能:カメラ背面に対して上約107°、下約41°
手ブレ補正機能
方式:イメージセンサーシフト方式5軸補正 (補正方式はレンズ仕様による)
補正効果:5.5段
電源
使用電池:リチャージャブルバッテリーパック NP-FZ100
静止画撮影可能枚数/時間 ファインダー使用時: 約430枚、液晶モニター使用時: 約530枚 (CIPA規格準拠)
実動画撮影時 :ファインダー使用時: 約90分、液晶モニター使用時: 約95分 (CIPA規格準拠)
連続動画撮影時:ファインダー使用時: 約145分、
液晶モニター使用時: 約150分
本体内充電:● (USB Type-C端子で可。USB PowerDelivery対応)
USB給電:● (USB Type-C端子で可。USB PowerDelivery対応)
質量(g)
(バッテリーとメモリカードを含む):約737g
付属品
リチャージャブルバッテリーパック NP-FZ100、バッテリーチャージャー BC-QZ1(ACコード長50cm)、電源コード、ケーブルプロテクター、ショルダーストラップ、ボディキャップ、アクセサリーシューキャップ、アイピースカップ、USB-A - USB-Cケーブル(USB 3.2)

高すぎて買えないので...

さすがに個人としては高すぎて買えないので、私の希望はα1の動画性能をとことんつぎ込んだα7Ⅲの次期モデル「α7Ⅳ」の登場を待ちたいです。
ボディのデザインやボタンの配置、端子類はα7SⅢがモデルとなるのですが、動画性能においてはα1と同等のモノを実現してくれると値段もやすく導入しやすいです。
必要最低限としてXAVC S 4K /4K60p 4:2:2 10bit時間無制限内部収録に対応してほしいなと思います。

ソニーのαとしては今まで、4K30p 8bit PPありでほとんどの機種は統一させてきました。なので次世代機『BIONZ XR』搭載機では4K120p 10bitで統一させてくるとありがたいなと思います。

SONY α1は2月2日AM:10:00から予約開始されています。

マップカメラやソニーストアからと買うといいと思います。

最後に。

同じく同時発表された『Xperia Pro』について少しだけ触れておきます。

『XperiaPro』は現行Xperia 1Ⅱをベースに業務用ビデオカメラやαと使うように設計されたプロ向けのスマートフォンです。
Xperia 1Ⅱにない機能としてMicroHDMIによる外部入力機能に対応しています。つまり、XperiaPro外部モニターとして使うことができます。それだけでなくXperiaProはHDMI入力機能を使ってSNSやYouTubeなどのLIVE配信にもサポートしています。
キレイに撮れる一眼カメラやビデオカメラを使って簡単にLIVE配信ができます。

ただ、外部モニターとして機能しつつ外部配信レコーダーとして機能するものの、外部レコーダーとしては機能しません。なのでXperiaPro内部でRAWや4K 10bit映像の収録には非対応ということになります。
512GBのストレージを内蔵しつつレコーダーとして機能しないのは個人的に残念です。
せっかくなら外部レコーダーとして機能するなら買いですね。

『XperiaPro』の価格、販売税込み価格で25万とスマホとしても外部モニターとしてちょっと高いです。
XperiaPro自体、個別にモニターキャリブレーションして色が正確にでるマスターモニターとして導入するのには高くない価格ですが、カメラの外部モニターに正確な色を求める人はそう多くないと思います。
スマホとしても外部モニターそして外部レコーダーとして機能するならまだ買う価値ありますが、スマホの機能、外部モニターとしての機能を求めるなら他のスマホや外部モニターの方がいいなと思ってしまいました。

しかし、ガジェットとしては面白いので特殊な機能が載ったスマホを使ってみたいって人は買ってもいいのではないでしょうか。

私はXperia 1ⅡとProとの価格差が大きいので私はこれならXperia 1Ⅱを選ぶかな。
Xperia1ⅡもOSアップデートでUVC対応キャプチャーボードを介してHDMI入力に対応するので単に外部モニターとスマホを求めてるならXperia 1Ⅱでも全然いいと思います。

最後まで読んでくれたみんなへ。

最後まで読んでくれてありがとうございます。長くなりましたがカメラ購入の際に参考にしてもらえると幸いです。

私はα7SⅢとα7Ⅳを近い将来導入したいので、α7Ⅳが楽しみです。
α7Ⅳが発表されたらまた記事書きます。その時はぜひ読みにきて下さい。

それでは。また。

関連リンク↓

https://www.yodobashi.com/product/100000001005971929/

https://www.biccamera.com/bc/i/topics/camera/sony/a1/index.jsp?ref=toppage


追記:2021/02/06

α1のプロトタイプでの実機レビュー動画を海外の方が作ってくださり、その翻訳を日本の方がしてくれたレビュー記事が公開されています。
動画性能メインのレビューですか、この記事を目に通せばα1の動画性能のポテンシャルが把握できると思います。
参照までに。↓
https://www.cinemagear.jp/entry/a1initialreview

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