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眠れない日はきっと、不安な夜をしずめるために

どうしても眠れない日、というのがある。降るような星に照らされても、これが夏の夜の風なんだろうかとちょっと背伸びした夜も関係なしに、それはやってくる。

今は、そんな日だ。

不安でたまらない夜、というのもある。穏やかな風が吹いていようと、麦茶にいれた氷がカラコロと音をたてて崩れようと、それはやってくる。

今日は、そんな夜だ。

願った夢はその通りにならないほうが多い。
信じたものは、儚く、もとからそこになんて無かったように消えていく。
伸ばした手は余計なものまで掴んでくる。

だけれどね

見ることをやめた夜に花なんて咲かないし
諦めた先に地図なんてない

眠れない日はきっと、不安な夜をしずめるために
不安な夜はきっと、眠れない日が明けるように

強がらなくていい

強くなろうとなんてしなくてもいい

心のどこかで
「強くなろうとしてるな」と感じられればそれでいい。

大切なのは、自分の見ている方向を知っていることなのだ。

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