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私と浦和レッズを結ぶ栄華噺 EP3

現在の語彙力で過去に遡る事が出来たらと思うと、私は彼を初めて見た時の感想は「高卒でプロ入りの10代!?」と驚くだろう。私がサッカー少年の頃はJリーグから世界に羽撃く選手なんて想像すら微塵にもしていなかった。世界からJリーグにジーコやアルシンドやドゥンガが来ることがまるでサービスのようだった。中田英寿さんがローマに移籍したのが印象的だろうか。最初はピッチ上で相手にされなかった。けど、結果を出して強烈なインパクトを残して才能を買われた。まぁイタリアは好きだがどのスポーツも辛辣と手のひら返しが多いが。話が脱線しました。失礼。浦和レッズからも世界に羽撃く選手がいた。〝浦和のファンタジスタ〟とでも言うのだろうか。それとも〝ファンタジスタ〟か。

小野伸二は芸術的である

芸術は何度もスタジアムを魅了した。まだSNSが普及しない時代だったと思うと、Jリーグの情報が世界に知れ渡らない限りは海外に移籍する事は滅多に無い事だったのではないだろうか。言うならばビッグニュースだ。そんな中、小野伸二は次元が違った。まるでサッカーを楽しんでいるかのようだった。サッカー少年であれば楽しむことは容易だろう。だが、プロの世界では結果が全てと考えると楽しむ余裕は1ミリも無いと思う。それが表向きかもしれない。けど、楽しんでいただろう。まるで両足とボールがS極とN極のようにピタリとくっつく磁石だった。ボールタッチが繊細。これは容易なテクニックではない。良い意味で変態だ。私は彼の変態技術に憧れ、ミスターレッズのようなストライカーに憧れながら、小野伸二のような変態で天才的なボールタッチにも憧れて何度も練習した。と書いたが変態とは良い意味でのことであることをご理解して頂きたい。知識を意識する事までは出来たが無意識で出来た事は1度も無かった。私が基準のように書かれているがそこは誤解しないでほしい。浦和レッズに〝天才ボランチ〟が現れた事を確信した。

計り知れないカラット

浦和レッドダイヤモンズという複数のダイヤがそれぞれ1カラットだとしよう。ダイヤは3つある。某CMでは「凄いね。」と言われていたが・・・計3カラットだとしよう。だが小野伸二の技術には3カラットを上回る重さのカラットだったかもしれない。チームの名前よりも前に選手の名前が出ているかのような存在だ。一言で表すならばシンボル。浦和レッドダイヤモンズが生んだ最高の選手は誰かという論争にでもなれば、それは世代によって答えは様々で尽きない。着眼点は人それぞれであるから論争してもキリが無いだろう。だが、小野伸二を超える選手が出るかどうかと問われると私が見る世界には今はいないと思う。何を伝えたいかと言うとここまで読んで頂いた方々に

憧れるのをやめましょう

という事を再認識と意識をしてほしい。
恐らく今、この太字を読んだ方々はこう思う。

  • スポーツが違うだろ!!

  • 名言を借りるのはズルい。

  • 聞いたことがあるね・・・

など沢山のクレームが殺到しております。申し訳ございません。恐らく30件近いクレームが来ています。重ね重ね申し訳ございません。
ただ、理解してほしいのは小野伸二に憧れて、小野伸二から直接教わり、プレースタイルがよく似た選手が浦和にいる事を現代のサポーターに再認識してほしい。

大原で練習参加。背番号8の小泉佳穂

背番号が18から8に変わった事も技術に類似する部分を感じたのだろう。最もプレースタイルが似ていると思う。しつこいかもしれないが浦和サポは本当に熱い。勝ってほしいという気持ちの表れだが現代はSNSが当たり前の時代になり、才能と技術に溢れた小泉にバッシングなりクレームなり殺到している…と勝手に認識している。正直、彼にしか出来ない事があるはずだ。いや、出来る。それを引き出せていないだけの話だろう。門前払いにはまだ早いのは確かだ。新たな選手の台頭があってもスタメンだけが全てではない。ベンチも重要だ。全員が重要だ。

そうなると小泉がFC琉球時代に小野伸二から教わった技術の塊を今一度、アクションとして起用する事に私は価値があると思う。右でも左でも小泉。実は今、小泉は監督に干されているわけではないのだ。監督が〝新たなスタイルの小泉〟を確立させようとしている。監督は具体的には明かさずも明言はした。重宝の証だろう。小野伸二を知らない時代の子供達にとって〝現代版・浦和のファンタジスタ〟は小泉になると私は思う。

ここまで記載したが
実は手が止まっている。

実に烏滸がましいが先ほど名言をお借りしたことにより、この後に何を書くかと考えた時、再び名言を借りてしまうかもしれないからだ。回避して続行に臨むとしよう。

皆誰しも誰かに憧れ、誰かに影響を受けてサッカー選手になったのであろう。私もその1人だ。小泉は小野伸二に憧れてサッカー選手になった。だが、様々な選手から教わることによって形成されて行き、〝確立した時の新たな小泉〟は型にハマらぬ新たなファンタジスタになるのではないだろうか。これで何とか名言を回避して書く事は出来た。

まだまだ熱く書きたい所ですが
今日はこの辺にしておきましょう。

We are Red’s!!

【あとがき】
渾身の1作であり2本立てのような作品かもしれません。本作は読んでいただき、誠にありがとうございました。この熱量を読者の皆様にも感謝の気持ちを伝えたいです。少しでも人生や視点に影響を与えることが出来ればと。今後も私は執筆に励み、読者の皆様に感動や発見を出来るよう努めて参ります。次作も浦和にしようかな。

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