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伸ばしすぎた髪を寄付をした話

美容室選びって、とても迷いませんか。

厚生労働省が毎年公表している「衛生行政報告例」によると、2021年度末時点で美容室は26万4223軒。
日本フランチャイズチェーン協会のまとめによると、2022年末時点でコンビニは5万5838軒あり、美容室はコンビニの5倍以上もあるんですね。

選択肢が多すぎると、人は選ぶことが苦痛になるようです。家から近いところがいいか、会社と家の中間地点にしようか、駅から近い方がいいか、などと悩んでいるうちに、3年ほど経っていました。気が付けば髪が腰のあたりまで伸びてしまい、ただ切って捨てるだけというのはもったいないと思ったのがきっかけで、ヘアドネーションをすることにしました。

私のように、「髪を切りたいけれど捨てるのがもったいない」と感じている人には、ぜひヘアドネーションをおすすめしたいです。ただし、ヘアドネーションにはいくつか注意点があるので、興味がある人はぜひ読んでみてください。

ヘアドネーションとは

ヘアドネーション(Hair Donation)とは、小児がんや白血病などの病気、不慮の事故等で髪の毛を失った子どもたちに対し、医療用ウィッグを無償で提供する活動のこと。ヘアドネーションによる医療用ウィッグは100%人毛でできているため、見た目や質感がとても自然。髪の毛がないことで「人に会うのが恥ずかしい」「学校へ行きにくい」といった悩みを抱える子どもたちの社会復帰を手助けする、重要なアイテムとなっています。

https://www.hair-doneige.com/knowladge/

注意点

・髪をすいている人は長さに注意
毛量の少ないところは長さに入りませんので、髪をすいている人は、そうでない人より長めに伸ばしておいたほうがいいです。

・どのくらい短くするかを考えてから伸ばす
私が行った美容室では、最低30㎝の長さが必要と言われました。結べる程度の長さを残したいのであれば、その長さ+30㎝となるよう逆算して伸ばしましょう。

・パーマやカラー済の髪でもOK
痛みが激しくすぐ切れる状態でない限り、パーマやカラーをしていても大丈夫です。

ヘアドネーションの流れ

ここからは、私が体験した流れになりますので、各美容室で異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

・髪を伸ばす
先ほどの注意点に気をつけながら、目標の長さまで伸ばしてください。

・切る長さを決める
どんなヘアスタイルにしたいか、美容師さんと相談しながら決めます。
希望の髪型があれば、写真を見せながら相談するといいかもしれませんね。

・切る前に写真を撮る
ロングヘアーとはここでお別れなので、最後の記念に写真を撮ってもらいました。SNS掲載用に、美容師さん側でも撮ってくれていました。顔が分からないように撮ってくれていましたが、SNSに載せて欲しくない場合は、あらかじめ相談したほうがいいですね。

・髪を細かく束ねてから切る
切った後にバラバラにならないよう、輪ゴムのようなもので束ねられました。

・ヘアスタイルを整える
ここからはいつも髪を切るときと同じです。美容師さんとおしゃべりしたり、雑誌を読んだりしながら希望のヘアスタイルに近づけてもらうのを待ちます。

・同意書に記入する
パーマ・カラーの有無を記入し署名します。

・髪と同意書をジップロックに詰める
郵便局に持ち込んで郵送する際、局員さんがびっくりしないよう同意書を上にして髪と一緒にジップロックに詰めてもらいます。

・自分で髪を郵送する
以前は美容室で郵送してくれていましたが、コロナ禍を経て自分で送る形式になったそうです。送付先は同意書に記載されていました。一番安く送る方法は、「レターパックライト」で、コンビニで専用封筒を購入し、ポストに投函するだけなのでとても簡単です。私もですが、毛量が多い人は髪を束ねた厚みが3㎝を超えてしまうと送ることができないので、なるべく薄くなるようにして送りましょう。

私が行った美容室はこちらです↓

ヘアドネーションに対応しているかどうかは、行く前に美容室へ確認してくださいね。

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