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ジョギングのお供(ポメラ日記3日目)

ジョギングのお供には、音楽よりラジオがいいということがわかった。

ラジオは飽きないからいい。音楽のランダム再生でいいじゃないかと思うかもしれないが、ランダム再生でバラード調の曲が流れると走りにくい。わたしは聴いている曲のテンポと走りが連動してしまうので、アップテンポな曲とバラードが交互に流れると、テンポが変わって走りにくいのだ。その点ラジオだとテンポは関係ないし、話題も展開してくれるから飽きない。ラジオがわかりやすい例えだからそう書いたが、実際には藤原しおりさんのYouTubeを聞きながら走っている。

彼女ののYouTubeと出会ったのは、今年の1月。わたしは、手帳や万年筆などの文房具が好きで、同じ文房具好きな人の開封レビューや、使い心地を解説してくれる動画をよく見ていた。その関連動画に出てきたのが、「ブルゾンちえみ」こと藤原しおりさんだ。彼女もわたしと同じで文房具が好きらしく、日記や映画ノート、読書ノートを紹介している動画もあった。自分との共通点が見つかったことも嬉しかったが、なによりわたしはブルゾンちえみが好きだった。とくに彼女の「声」が好きだったのだ。

彼女のYouTubeの特徴は、「優しい」けれど「長い」。基本的には、彼女が日々思っていることを、1人でのんびりしゃべるスタイルだ。たまに友人とおしゃべりしたり、出かけたりしている動画も投稿されているようだったが、どの動画も誰かを批判したり、傷つけたりしない「優しい」内容だ。そして「長い」というのは、彼女のYouTubeライブは3時間超えが当たり前で、今見ている動画にいたっては7時間を超えていた。これだけ長いと、新しい動画を探さずとも、1本で複数回分のジョギング用ラジオとして活用できてしまのでありがたい。そんな長い動画はハードルが高いと思ったそこのあなた、20分程度にまとめてある動画もたくさんあるので安心していただきたい。わたしも最初は短い動画ばかり見ていた。

彼女に感謝したいことがもう1つある。それは、文旦を剥いてくれたことだ。文旦とは、高知県土佐市を中心に生産されている柑橘系の果実のことで、グレープフルーツのような見た目をしている。彼女は大量に文旦の皮を剥く動画を何度も投稿している。これだけ何度も目に留まれば、食べたくならないわけがないだろう。彼女は文旦について「グレープフルーツほど苦すぎず、かといって甘すぎないのでいくらでも食べられる」と言っていたが、食べてみたらまさにそのとおりだった。皮剥きは少々骨が折れるが、「ムッキーちゃん」という便利グッズを使えば初心者でもきれいに剥くことができた。ちなみにこのグッズも彼女の紹介だ。

今も月に1回程度ライブ配信をしているようなので、1度はリアルタイムで聞いてみたいし、それがジョギングのときだったらなお嬉しいなと思っている。

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