数ヶ月前、近所の家に業務用ワンボックスカーが来た。
作業服姿の男性が数人出入りして、通りに面した窓から身を乗り出して壁にメジャーを這わせていた。

話を聞くと、その壁面にエアコン室外機を４台設置すると言う。
メーカーはダイキンとのこと。
さらに聞けば、防音壁は建てないし、防音はしないらしい。

ちょっともう、笑うしか無かった。

一方向の壁に室外機を4台設置すれば、まず幅6m程の道路を挟んで向かい側の家に騒音が届く。
恐らくその家の被害が最も大きい。
次は、設置した家の左右や斜め向かいにも音は波及する。

そこら辺まで想像して、今夏もし、本当に室外機が4台設置されたら、その辺一体は地獄のような有様に。

昼はともかく、夜は恐らく眠れない人が続出する。
4台設置した家の住人は涼しい部屋で眠るのだろうが、近所は地獄だ。

生憎、地獄は、まだ行ったことが無いのだけれど、どうしてもそう例えたい。

ちなみに拙宅周辺では、車道から見える壁に、エアコン室外機を2台以上設置している家は非常に少ない。
あってもせいぜい1台くらい。

某建築士に言わせれば、エアコンを設置しなければならないような家は設計が良くないとか何とか。
実際の所、窓を開けて、通気だけで猛暑を凌げる家もある。

エアコンは便利だし、状況次第で必要に迫られることもある。
しかしながら、大抵の人は、室外機から熱風や騒音が出ることは、余り気にしていない。

以下の記事は、室外機から出た熱風で隣家の植物が枯れてしまうことにも言及している。
興味深いテーマだし、よく調べられていて、イラストも豊富。
良かったらお読み下さい。

ちなみに、記事に出てくる三菱電機は、運転中に低周波騒音が出るエコキュートを製造しています。
ダイキンも同様です。

リンク： http://www.fnn.jp/articles/-/659385?display=full

（敬称略 2024.2.22 改訂）

画像は canva マジック生成