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2018年7月の記事一覧

アイデアの筋トレ 60日目

アイデアの筋トレ 60日目

アイデアの筋トレ No.60
刀 その36

太刀 江雪左文字

由来・逸話

北条氏政の家臣板部岡江雪(江雪斎)の愛刀であったため名付けられた。

銘の理由は人名です。

江雪斎は戦国から江戸時代にかけての武将であり、外交僧であった。

江雪斎は

「宏才弁舌人に優れ、その上仁義の道ありて、文武に達せし人」

と言われ、詩歌や茶道にも造詣が深い人物だった。

〜イメージ〜
持ち主である江

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アイデアの筋トレ 59日目

アイデアの筋トレ 59日目

アイデアの筋トレ No.59
刀 その35

短刀 小夜左文字

由来・逸話

所有者であった浪人の後家が殺された上に、この左文字を奪われた。
その後、叔母に育てられた息子が亡き母の仇を討つために、研師に弟子入りする。
盗賊が奪った刀を研ぎに出すことがあるだろうと読んでのことであった。
ある時、強盗がこの刀を研ぎに出してきて、
「これは何年も前に女から奪ったもので、後腐れの無いように女も殺した

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アイデアの筋トレ 58日目

アイデアの筋トレ 58日目

アイデアの筋トレ No.58
刀 その34

短刀 五虎退
由来・逸話

遣明使として明に渡った役人が荒野で5匹の虎に襲われたが、この短刀で追い払った(退けた)ために付けられたという。

妖怪や怪異斬りよりも現実味があり凄さがよくわかる。
ただ短刀で虎五匹は誇張している気がする。

〜イメージ〜
虎と対峙する短刀。

虎のポージング、魅せ方に悩む。

最終案は5匹の虎を表す為、残り4匹を徐

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アイデアの筋トレ 57日目

アイデアの筋トレ 57日目

アイデアの筋トレ No.57
刀 その33

打刀 鳴狐

由来・逸話

由来は明らかではないが、
一説によると障子に映った妖狐を斬ったためという。

妖狐にも種類があり、中々面白いですよ。
狐は50歳を超えてから修行が始まるとか、
興味があったら調べてみて下さい。
奥が深い。

〜イメージ〜
狐の影

以前作った、小狐丸に似せようかと思ったが違う方向性に。

最終案は妖怪っぽいシルエットにし

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アイデアの筋トレ 56日目

アイデアの筋トレ 56日目

アイデアの筋トレ No.56

刀 その32

打刀 亀甲貞宗

由来・逸話

茎(なかご)に大磨上のあとに刻まれた亀甲菊花文様の彫物があるため。

家紋の1つである、亀甲菊紋が彫られているというかストレートな理由

最初は亀の甲羅を真っ二つにでもしたか亀甲◯りにでも関係あるのかなって思っていましたが、違う方向でした。

銘の付け方はやはり時代などにより変わるのだなっと、人もまた同じ。

〜イ

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アイデアの筋トレ 55日目

アイデアの筋トレ 55日目

アイデアの筋トレ No.55
刀 その31

脇差 にっかり青江

由来・逸話

領内に化物が出るという噂を耳にし現地へおもむいてみると、夜中にも関わらず子供を抱いた怪しげな女が立っている。その女はお武家様に抱いてほしいと懇願し、子供が近寄ってきたためそれを切捨て、さらに「にっかり」と笑う女の幽霊を切り捨てたという。
翌朝確認をしてみると石灯籠が真っ二つになっていたという伝説による。

怪異

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アイデアの筋トレ 54日目

アイデアの筋トレ 54日目

アイデアの筋トレ No.54
刀 その30

太刀 鶯丸

由来・逸話

由来は不明で、室町時代にはすでにこの号がついていた。

号があるものは基本的に刀工と由来がはっきりしている物が多いが、この刀に関しては元から号があり由来が不明という珍しいケースだと思う。

鍛刀されてからいったいどれだけ長い時間を経ているのだろうか。

〜イメージ〜
日本固有と言っていい鶯を入れ日本的イメージにしたい。

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アイデアの筋トレ 53日目

アイデアの筋トレ 53日目

アイデアの筋トレ No.53

刀 その29

太刀 薄緑

由来・逸話

“熊野より春の山分けて出でたり。夏山は緑も深く、春は薄かるらん。されば春の山を分け出でた”

平家物語で由来は語られている。
この号は、源義経が名付け元の号は
“膝丸”

〜イメージ〜
春から夏に変わる山

薄緑をメインにするか、熊野の山をイメージするかで悩んだ。

最終案は春の色から夏の色への変化にした。

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アイデアの筋トレ 52日目

アイデアの筋トレ 52日目

アイデアの筋トレ No.52

刀 その28

短刀 今剣

由来・逸話

鞍馬山を訪問した三条宗近が奉納したもの。
それを鞍馬にいた頃の源義経(牛若丸)に譲渡された。

その後、牛若丸の守り刀としてもたれていたそうです。

戦に使われた歴史は無く、義経が最後自刃するのに使われました。

〜イメージ〜
牛若丸の守り刀

デザインは前回の岩融(弁慶)に似せた構図にしました。

最終案は刀身の

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アイデアの筋トレ 51日目

アイデアの筋トレ 51日目

アイデアの筋トレ No.51
刀 その27

“薙刀 岩融(いわとおし)”

由来・逸話

武蔵坊弁慶の使用していた大薙刀

由来や逸話はないが弁慶が使用していたという事自体が逸話である。

そもそも、弁慶が実在したかも不明で
その人物が使用していたと考えるとこの武器自体が存在したかわからない。

〜イメージ〜
弁慶と薙刀

ストレートだがいかに弁慶の存在感を出し薙刀も目立たせるかで悩んだ。

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アイデアの筋トレ 50日目

アイデアの筋トレ 50日目

アイデアの筋トレ No.50
刀 その26

“脇差 骨喰藤四郎”

由来・逸話

対面し斬る真似をするだけで骨まで砕かれるほどの凄まじい切れ味のため骨喰の号がつけられた

あまり脇差や短刀は逸話や由来がないのですがこれは由来がはっきりあるのでまだ書きやすい。

問題は今後やるつもりの短刀だが…藤四郎の数の凄さよ。
どうしたものか。
興味がある方は調べて見てほしい。

それはさておき今回の

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アイデアの筋トレ 49日目

アイデアの筋トレ 49日目

アイデアの筋トレ No.49
刀 その25

“脇差 鯰尾藤四郎”

由来・逸話

鯰の尾を連想させる”ふくら”がふっくらした姿から「鯰尾」の異名を持つ。

形が似ているところから名前が来ている。

この刀、逸話はないのだが持ち主の来歴が凄い。

信長→秀吉→秀頼→家康→尾張徳川家

有名な武将に好まれ使われて来た。
きっとそれだけ美しく斬れ味の良い一品だったのだろう。

〜イメージ〜

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アイデアの筋トレ 48日目

アイデアの筋トレ 48日目

アイデアの筋トレ No.48
刀 その24

“打刀 燭台切光忠”

伊達政宗から徳川家(水戸)に送られたと言われる刀。

由来・逸話

伊達政宗が、家臣に罪があり“光忠”で斬った際に銅の燭台の陰に隠れているのを燭台ごと切り落としたからとも、鉄の燭台を人と併せて切り落としたからとも伝えられている。

ストレートなネーミングです。
ここまでやって命名は逸話があり刀工の名前がつくという感じですね

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アイデアの筋トレ 47日目

アイデアの筋トレ 47日目

アイデアの筋トレ No.47
刀 その23

“打刀 山姥切国広”

由来・逸話

刀工・長義作の名刀 “山姥切長義”
この刀は山に住む山姥を切ったと言われる刀。
その刀を刀工・堀川国広が作った写しの刀。

写しで名刀とは珍しいと思う。

ただ、どちらが先で後かは諸説あるみたい。

〜イメージ〜
水面や鏡に映る刀をイメージしてみた。

そこから、逸話も由来も無いの刀なので水面に静かに写る刀をイ

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