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2018年9月の記事一覧

アイデアの筋トレ 121日目

アイデアの筋トレ 121日目

No.121

刀 その96

刀 微塵丸〜由来〜

なんでも微塵に砕くことができ、通らぬものはないためという。

木曽源氏に伝わる3種の宝のうちの一振

寿永2年(1183年)3月、木曽義仲は叔父の志田義広と新宮行家を庇護した事から源頼朝との対立が避けられない状況となり、嫡子源義高(清水冠者)を人質として差し出し和議を結ぶ。
この時に、箱根権現に清水冠者の安全を祈願し、この「微塵」を奉納した

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アイデアの筋トレ 120日目

アイデアの筋トレ 120日目

No.120
刀 その95

刀 八雲正宗〜由来〜

金象嵌で「八雲」と入っているため。

先日もありましたが金象嵌(きんぞうがん)で銘が入ったものです。

金象嵌の説明は猪切のときに説明しています。

八雲の銘は不明ですが、八雲の説明をします。

八雲
いく重にも重なり合う雲。

スサノオが歌にした情景。
そして、鉄の地肌にも八雲肌と呼ばれるものがあります。

〜イメージ〜
八雲

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アイデアの筋トレ 119日

アイデアの筋トレ 119日

No.119

刀 その94

太刀 十万束**(じゅうまんぞく / **じゅうまんつか)〜由来・逸話〜

稲束10万ほどもするという非常に高価な意味で「十万束」と号がつけられたとされる。

当時の1束は10把。1把は親指と中指で掴める量です。
1束は1斗で明治だと平安時代だと5斗で1俵ということなので2万俵という事なので大変高価だとわかります。

〜イメージ〜

稲束と田園

稲穂や稲束

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アイデアの筋トレ 118日目

アイデアの筋トレ 118日目

No.118

刀 その93振

刀 猪切〜由来・逸話〜

酒井忠次が家康のお供で狩りに出た時に猪を切り、なかごに「猪切」と金象嵌を入れたことにちなむ。

由来はストレートですね。

金象嵌(きんぞうがん)とは、
彫り物に純金を流し込んだものです。

なんだか時代を感じます。

〜イメージ〜

猪から連想し顔や全身などを考えました。

〜最終案〜

猪突猛進

走っているイメージです。

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アイデアの筋トレ 117日目

アイデアの筋トレ 117日目

No.117

刀 その92振

刀 野狐丸〜由来・逸話〜

狐に化かされ、周囲が見る見る川になった時、腰の古備前友成が勝手に抜け出し、白狐の首を切り落とした。
このことから名づけたという。

久々に妖怪を切った刀です。
良く考えると狐の妖怪が多いですね。

ただ、自分には化かしたのではなく戯れていたのではと思う部分もあります。

昔から狐に化かされるなど言いますし、
日本においては狐の妖は身

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アイデアの筋トレ 115日目

アイデアの筋トレ 115日目

No.115

刀 その90

刀 地蔵行平〜由来・逸話〜

地蔵菩薩の彫物があることにちなむ。

この刀も二振存在し、掘ってある場所は違えど同名です。

片方は足利家→北条氏→明智→徳川家と名だたるところを渡っています。

しかし、そちらは明暦の大火で燃えてしまいました。

〜イメージ〜

顔や全体像を考え作成しました。

〜最終案〜

地蔵

手を合わせ祈っているイメージです。

ライ

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アイデアの筋トレ 114日目

アイデアの筋トレ 114日目

No.114
刀 その89

短刀 牛目貫(うしめぬき)〜由来・逸話〜

刀号の正式な由来は不明だが、牛をかたどった目貫に由来すると思われる。

つけていた刀装由来です。
ちなみに目貫とは柄(持ち手)に出る目釘を装飾化したものです。

この刀は一緒に大食(おおばみ)と言われ大刀と持たれていたのですがそちらが気になりますね。
由来は見つからないのですが。

〜イメージ〜


力強さ

闘牛

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アイデアの筋トレ 113日目

アイデアの筋トレ 113日目

No.113 刀 その88

刀 海老錠切り〜由来・逸話〜

京都比叡山の僧に室厳院という者がいた。
市中に火事が起こり室厳院のいた建物に延焼してきたが、門に海老錠がかかっており多くの人が脱出できない状況になっていた。
そこへ室厳院が駆け寄り、この刀で"海老錠"をかんぬきの巻金もろともに切り落とし、多くの人が逃げることができたという。
その後、海老錠切りと名付けられた。

人を切るイメージが強

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アイデアの筋トレ 112日目

アイデアの筋トレ 112日目

No.112 刀 その87

刀 鵜丸〜由来・逸話〜

白河上皇が神泉苑に御幸した際、鵜漁をご覧になることがあった。
その際、特に優れているという鵜が二・三尺の長さのものを咥えては落とし咥えては落としと度々していたが、ついに咥え上げてきた。
寄せて見ると長覆輪の太刀であったため、「定て霊剣なるべし。これ天下の珍宝たるべし」として鵜丸と名付けて秘蔵された。

刀の重さを考えると凄い事ですよね。

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アイデアの筋トレ 111日目

アイデアの筋トレ 111日目

No.111 刀 その86

**刀 木枯(こがらす) ****
〜由来・逸話〜**

伊勢国に住む貧しい男が伊勢大明神のお告げにより授かった刀であり、猟に持って行けば獲物を逃すことはなかったという。
男がこの刀を大木の根元に立てかけて眠ったところ、翌朝には木が古木の如く枯れ果てていたことから。

凄い逸話ですね。
刀が生命力を吸ってしまったのかなんなのか。
一風変わった由来です。

〜イメー

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アイデアの筋トレ 110日目

アイデアの筋トレ 110日目

No.110 刀 その85

刀 厳島の友成〜由来・逸話〜

厳島神社所蔵で、社伝によると平家の武将 能登守教経の佩刀で、厳島神社に寄贈されたものという。

先日の刀と同様こちらも奉納刀になります。
そして、こちらも平家由来の刀で国宝に当たります。

〜イメージ〜

厳島神社

奉納刀という事で厳島神社の鳥居をモチーフに選びました。

色々な角度からの見え方を考えました。

〜最終案〜

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アイデアの筋トレ 109日目

アイデアの筋トレ 109日目

No.109 刀 その84

刀 竹現(たけうつつ)〜由来・逸話〜

新大納言藤原成親が、立身を祈願し、平教盛(平清盛の弟)のもとにあった「竹現の太刀」を難波次郎経遠を遣わして取り寄せ、願文とともに住吉大社に奉納した。

現在は住吉大社の宝刀になっています。

〜イメージ〜

メインイメージを竹で作りました。

うつつとは現実の事なのでそれの表現を悩みました。

〜最終案〜

竹うつつ

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アイデアの筋トレ 108日目

アイデアの筋トレ 108日目

No.108 刀 その83

刀 初桜〜由来・逸話〜

富田がっさんとだ城の桜の間、柳の間に化け物が出て人を悩ました。
これを聞きつけた興久が自ら妖怪を退治してくれようと、名刀「初桜」を佩用して待ち受けていると、丑三つ時に老婆が二児を連れて現れた。
老婆の命で一児が興久の膝元にきたので、頭を撲りつけると逃げていった。次に興久が一児を呼ぶと寄ってきて膝の上に座ったが、大盤石のように重かったため、

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アイデアの筋トレ 107日目

アイデアの筋トレ 107日目

No.107 刀 その82

〜刀 碇切〜〜由来・逸話〜

刀で碇を切って舟を出港させたのでこの名がついたとされる。

黒田家伝来の刀です。

黒田と言えば、軍師官兵衛そして日本号が有名で刀はあまり知りませんでした。

〜イメージ〜



様々な碇を考えました。
時代や舟によっても全く違う。

〜最終案〜

斬られた碇

ロープと碇のイメージ
碇には刀傷イメージの斜線を入れました。

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