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【監督視点】2024レノファレディース選手紹介

2024シーズン開幕まで残りわずかとなりました。
SNSでの選手紹介に加えて、各選手が積極的にそれぞれの視点で紹介してくれるので、「今季はもう良いかな〜」と思っていましたが、ごくわずかですが期待の声が耳に入りましたので、ここに記していきます。

今季は1名の昇格選手と9名の新加入選手をチームに迎えることが出来ました。
掲げたMISSIONを成し遂げるべく、選手層の拡大と各ポジションにおいて基盤となる選手の獲得を目指し、オフシーズンを奔走しました。

全25選手。過去最大の人数です。
開幕が迫っている中で、まだ覚えきれていない方の参考になれば幸いです。

選手紹介

では今回も背番号順に。

1 GK 大宮司 晴菜(だいぐうじ はるな)

レノファレディースの守護神。呼称は「大ちゃん」。
伸びのあるセービングが特徴。これまで何度ピンチを救われたことか。
加入直後は苦手としていたビルドアップも、果敢なチャレンジを続けてきた結果、安定感を増してきました。

年の離れた後輩からも、気兼ねなく話しかけられる親しみやすさと、何かあればすぐ謝る優しさを持っています。(謝りすぎてたまにゴメン禁止令が発令されます。)

2 DF 磯田尭那(いそだ あきな)

今季の選手会長。
一昨季終盤に負った大怪我から、昨季夏復活を遂げました。
主戦場は右サイド。攻撃参加が最大の特徴。
最近は自主練で取り組んできたクロスに磨きがかかってきました。
魔術の掛かったアウトサイドパスも注目ポイントです。

ムードメーカーの一人で、皆んなにツッコまれるような純粋な人間です。どのくらいかというと、現代ではありふれ過ぎて誰も引っかからないような当選金詐欺に、喜んで危うく引っかかりそうになったくらい純粋です(笑)

(NEW) 3 DF 藤原 瑞季(ふじわら みづき)

大和シルフィードより加入。センターバックとして後方からチームを支えます。
安定感のあるビルドアップに加えて、最大の武器はそのキック。
ロングフィードは勿論、一番難しいミドルフィードの正確さはチーム1です。
相手の頭上スレスレを越え、味方の足元にピタッとつけるプレーに、この短期間で何度も唸らされました。

ピッチ外では常に笑顔。逆に笑顔以外が苦手なのか、写真撮影の真顔パターンは少し苦労していました。
チームにすぐ溶け込める愛嬌たっぷりのキャラクターはぜひサポーターの方にも感じて欲しいです。

4 MF 芳原 佳菜絵(よしはら かなえ)

2年目の選手。今季は主にサイドバックを担っています。
上背を活かした競り合いと、狙い澄ましたインターセプトが特徴的な選手。
昨季とは異なったポジションで苦労することも多い中、熱心に取り組んでくれています。
先日のTRMでは攻撃参加から、逆足である左足のドンピシャクロスでアシスト。
少しずつですが、努力の成果が出てきています。

性格はthe真面目。
自分の関与していないプレーの共有や話し合いにも、そーっと近づいて耳を澄ませて、吸収しようという素晴らしいマインドを持っています。
2年目になるので、もう少し奥に秘めた面白さを引き出したいなと思っています(笑)

5 DF 大賀 伶那(おおが れな)

我らがキャプテンです。このチームではキャプテンの選出方法として、選手・スタッフの投票を採用しています。2年連続ということは、それだけ皆んなからの信頼が厚い選手ということです。
センターバックとしてタイトな守備は勿論のこと、ビルドアップで繰り出される、左右両足からの縦パスが最大の特徴。また、全体への柔らかいコーチングでチームを支えます。

毎日誰よりも早く会場に来て、チームの準備を率先するしっかりとした選手ですが、その反面たまに乙女を出して来て、選手たちにすかさずツッコまれ、イジられ、顔を赤くするのが一連の流れです(笑)

6 MF 岡 樹(おか いつき)

今季よりポジティブエナジャイザーを務めます。
昨季はボランチやインサイドハーフと中央のポジションを主戦場としていましたが、今季はサイドでのプレーをチャレンジ。
攻撃ではボールを持つことが大好きで、中々離しません(笑)
先日のTR中の1vs1ではチャンピオンになりました。
一番の武器はアグレッシブな守備。強い矢印を相手に向けて、ゴリゴリボールを奪いに行きます。

昨季は影に隠れていた感もありましたが、今季は本性爆発。
いわば、パーティーピーポー。
重めの空気の時や元気無さそうな選手がいた時は、樹に振るとあっという間に華やかにしてくれます。結構助かっています。

7 MF 伊藤 さくら(いとう さくら)

昨季のチーム内得点王。主に左ウイングを務めます。
スピード感ある突破と、強烈な左足のシュートに魅了された人も多いのではないでしょうか。
今季は逆足のスキルアップに取り組み続けていて、左右の駆け引きが増した シン・サクラが観れると期待しています。

少しの痛みも気にしない、心配になる程タフでストイックで想いの強い選手。
でありながら、ピッチを出るとキャピキャピ女子に戻るギャップが、チームメイトに愛される由縁だと思います。皆んなの大好きなさくらのダンスは、レア度高いので、観れたらラッキーです(笑)

8 MF 田中 萌(たなか もえ)

今季より副キャプテン。
昨季途中に加入し、すっかりチームの心臓になりました。
ボランチとして、ゲーム全体の流れを感じて、プレーを選べる稀有な選手です。
そのゲームコントロールに加え、チーム全体へのコーチングで、意志を広く示せるようになってきたことで、守備の鋭さ・強度が増して来ました。

真面目さ故に悩みすぎる時もありますが、チームやサッカーへの愛情表現は一番。
ゴールが生まれると誰よりも早く、得点者に駆けつけます。TRMでもです。
そういう表現や少し抜けている天然さが魅力です。

9 FW 福本 純子(ふくもと じゅんこ)

昨季の選手会長。今季は副キャプテン。
FWとして泥臭くてもゴールへ向かう姿勢と、がむしゃらに前線からの守備に奔走してくれます。
昨季公式戦6得点でしたので、それを上回る活躍に期待します。

気づいたことを伝えてくれたり、SNSの発信や選手全体への呼びかけなど、かゆい所に手が届く、有り難い選手。
ただ引っ張っていくだけでなく、年下ばかりの選手たちの中にスッと入りこんでいくところが、巧いな〜と思っています。

(NEW) 10 FW 新井 優紀(あらい ゆうき)

リリーウルフ.F石川より加入。
168cmという長身を活かした巧みなポストプレーと、何よりアクロバティックなシュートが持ち味。
少し逸れたボールも頭で合わせ、難しい体勢でもボレーで叩き込み、プレシーズンのTRMでは得点を量産してきました。
レノファレディースの新たな得点源になってくれるでしょう!

満遍なく誰とでも接することができ、おふざけ大好きな選手です。
表情作りが非常に苦手で、写真撮影では真顔が出来ずに、何度も撮り直しました(笑)
チャームポイントは困り眉です(笑)

11 FW 中丸 花凜(なかまる はなり)

昨季は中々結果が残せず苦労したと思います。
ゴール前でボールを持つと期待感が増す選手。持ち前の細かいドリブルと、守備のハードワークでチームに貢献。守備で大事な立ち位置の巧さと、後ろ向きの矢印を瞬時に大きく出し続けられます。

真面目さとその逆のバランスが丁度良い花凜。
表に出すことは少ないですが、想いは強い。
メンバーに選ばれなかった時のストレス感じている表情。そのギラつき感、嫌いじゃないです(笑)

13 MF 西山 ひとみ(にしやま ひとみ)

チーム1のテクニシャン。複数人に囲まれても、スルスル交わして、簡単には奪われない。
そのスタイルで殆どのポジションを遜色なく、チームに貢献出来るプレーヤー。
周りを活かすプレーが多くなりがちですが、もっとエゴを出しまくって、結果に直結することを期待しています。

昨季は高卒1年目ということもあり、猫を被ってましたが、2年目の今季は本当のひとみが出てきました(笑)
少しワガママで、許してもらおうと愛嬌を使ってくる一方、後輩らしく率先してチームのために動こうとしてくれます。

14 MF 石原 桜(いしはら さくら)

今季U-18より昇格。他チームを経由せずに昇格した選手は、チーム発足以来初めての選手となりました。
と言っても、数年間ずっと帯同していたので、皆さんもお馴染みの顔ですね。
正確なボールタッチと裏抜け、そしてタスク理解力が高い選手です。
これまではボランチやインサイドハーフでの出場でしたが、今季はサイドでのプレーもチャレンジ中。

初めて会った時が中学3年生でしたが、凄く大人に成長しました。イジられてムッとしていた思春期を脱却して、今は巧みに受け流してくれます(笑)
4年間14番を着けさせてきましたが、14番といえば「ヨハン•クライフ、シャビ•アロンソ、中村憲剛、家長昭博、小塚和季…」
違いを生み出せる選手になって欲しいなと期待しています!

(NEW) 15 MF 戎谷 亜美(えびすたに つぐみ)

ヴィアティン三重レディースより加入。宇部市出身の選手が中学生以来、山口に帰って来ました。
大賀伶那・伊藤さくらと97年生まれ作陽高校トリオの結成です。
センスある配球や裏抜けまで、攻撃の起点になれる選手。得点やアシストという結果の部分でチームの勝利に貢献してくれることを期待します。

これまで出会った人の中で圧倒的No.1の人見知りです(笑)
「これは時間掛かりそうだな〜」と思ってましたが、ポジティブエナジャイザー・イツキのグイグイアピールの甲斐あって、すっかり溶け込んでいます。
イツキありがとう(笑)
お菓子作りが趣味という、意外(?)なところも魅力の一つです。
ファンサービスで塩対応と感じることがあるかもしれませんが、それは人見知りなだけということで、ご理解ください(笑)

16 MF 永野 春風(ながの はるか)

レノファレディースの美容担当・春風。在籍歴5年目と、チーム2番目に歴史を知る選手となりました。
ボランチを主戦場とし、ビルドアップの潤滑油を担います。コツコツ取り組んできたことで、ボールタッチが磨かれ、懐の深い持ち方で囲まれた中でも落ち着いてボールを動かすことができるようになりました。

チームの為を想って行動出来る選手で、常に周りを観て、さりげない気遣いを発揮します。どのチームでも必要な役割です。
女性らしいキラキラした姿と、ピッチで躍動する姿のギャップに、ますますファンが増えそうな予感がしています(笑)

(NEW) 17 MF 小川 真名美(おがわ まなみ)

FC今治レディースより加入。ポジティブエナジャイザーを務めます。
持ち前の運動量と高圧力の守備を活かして、ボランチをはじめ守備的なポジションを担います。
150cmと非常に小柄ですが、それを感じさせない程に縦横無尽に駆け回り、球際に強くアタックします。また、チームを支える絶えないコーチングもチームに力を与えます。

最年長ですが、年下の選手たちと分け隔てなくコミュニケーションが取れます。話しかけやすい雰囲気と、ツッコまれやすい隙があるところが愛される所以でしょう。
TR前、W-UPなど序盤からの意識の高さは、後輩たちの良いお手本になると思います。あと、返事が一番良いです(笑)

18 FW 浅田 梨花(あさだ りんか)

さあ、いよいよ強烈な選手が来ました。魂のプレイヤー・梨花です。
喜怒哀楽全ての感情を表に出す、感情豊かな選手。
FWとして得点へのこだわりはとてつもなく強い一方、ゲームの流れを汲んで組み立てに参加する柔軟さも持っています。
タイミング良く顔を出して、相手を背負っても奪われないポストプレーは一級品です。

ピッチ外では一番ふざけて、ピッチ内では気持ちを全て出す、熱しやすく冷めやすいタイプ。
面倒くさがりで楽しいこと大好き。
でも、身体のケアやパフォーマンスアップは惜しまない。
サッカーに賭ける想いは人一倍強いです。

20 MF 津永 佳琳(つなが かりん)

誰からも愛される佳琳。3年目のシーズンとなりました。
149cmとチームで1番小柄なのに、チームで1番競り合いに強いです。
全ての球際を刈り取る中盤の守備スペシャリスト。あまりの強さに、昨季チーム内では「トラクター・津永」という愛称が誕生しました。
得点が欲しくなったら、スルスル〜っと前線に上がっていくところも必見です。

ピッチでの強いイメージとは真逆なピッチ外。おとぼけで隙だらけ、人狼ゲームになると一番騒いで楽しむ佳琳は、年上・年下関係なく愛されています。

21 MF 並木 愛子(なみき あいこ)

レノファレディースのバンディエラ。チームの歴史を知り尽くす選手の8年目となります。
今季はサイドバックを主とし、スキルアップに取り組み中。
マルチプレイヤーとして、複数のポジションをこなせるタイプで、様々なスタイルのプレイヤーと合わせられる万能な選手です。

このチームの歴史を繋げてきた選手として、対外的にチームを広げてくれます。また、精神年齢が若いのか後輩の面倒見が良く、新加入選手もすぐ溶け込めるように半ば強引に引っ張ります(笑)
コミュ力おばけです。

(NEW) 22 DF 村尾 ほのか(むらお ほのか)

FCゼブラレディース岩手より加入。センターバック・サイドバックを務めます。
高校生時代に一度練習参加してくれたこともあるようで、縁を感じます。
武器は鋭い縦パス。窮屈なところでも構わず、糸を通すかのようにスパッと通します。また、相手のプレッシャーにも動じず、移動中に駆け引きし、1タッチパスで剥がします。

上品で穏やかな性格の印象で、周囲には透き通った空気が流れます(笑)
多分人見知りなんだと思いますが、にこやかに愛想良く話してくれるので、ぜひサポーターの皆さんも話しかけてみてください。
また違ったタイプの選手で面白いです(笑)

(NEW) 23 GK 安倍 花(あべ はな)

リリーウルフ.F石川より加入。待望のGK2人体制です。
豪快なシュートストップが特徴で、ザ・ゴールキーパーな選手。少しの接触も気にせずすぐ立ち上がり、またボールに喰らいつきます。あと手首が強いです。
最近は苦手としているビルドアップに積極的にチャレンジ中。
短い期間ですが、既に良くなってきていますよ。

肝の据わっているタイプで、感情の浮き沈みが見えません。
イジりに対してボソボソっとツッコんでくれる時、関西人が垣間見えます。
チームのマスコット的愛されキャラクター。人間味の奥底が見えないところがまた面白さの一つかもしれません。

25 DF 山本 芽依(やまもと めい)

ファンが多いランキング上位の芽依。3年目を迎えます。
今季はセンターバック・サイドバックと、守備的なポジション。
球際の強さとゴリゴリっと駆け上がる攻撃参加が特徴です。ピッチ外のキャピキャピ感とは真逆で、ピッチに入るとスイッチが入り、相手からのファウルには一番激昂します(笑)それだけ熱くなれる選手です。

子供好きで女子力高い芽依。悔しいとすぐ泣きます。
あと強めの香水で、所在地を知らせてくれます。
リュックサックにキーホルダー的なものが沢山付いてます。

(NEW) 28 DF 米川 愛梨(よねかわ あいり)

伊賀FCくノ一三重より加入。昨季はレンタルでリリーウルフ.F石川でプレーしました。
主戦場はセンターバック・サイドバック。
ビルドアップでは精度高いフィードを発揮し、攻撃参加では左右のクロスとミドルシュート。また、守備では後ろ向きのボール処理が上手く、苦しい状況でも危なげなくマイボールにするなど、多才な選手です。

本人曰く人見知りだそうですが、多分ウソです。合流2日目にはもう馴染んでました。年齢関係なく同じテンションで、コミュニケーションを取れます。
ふわふわしている独特な空気感はぜひサポーターの方に感じて頂きたいです。ガンガン話しかけてください!

(NEW) 32 MF 川島 琴海(かわしま ことみ)

広島文教大学より加入。山口市出身の地産選手です。
ボランチ・アタッカー・FWなど攻撃的なポジションを複数こなせます。
一番の武器はパンチ力のあるシュート。少し遠めからでもゴールを狙える選手です。2022年対戦時には、その右足のミドルシュートで撃ち抜かれました。苦い思い出です…

あまり感情を出してくれませんが、強い想いを持っているのは伝わります。
人から離れたところで優紀とふざけ合っているところも微笑ましいです。
プレー中でも気持ちを全開に、地元選手の若手頭として、引っ張っていって欲しいと思います。

(NEW) 38 MF 山田なな(やまだ なな)

FC Charme岡山アカデミーより加入。高卒1年目、山陽小野田市出身の選手です。
攻撃的なポジションを務め、狭いスペースでも前を向ける選手です。
チーム内でのスピード感や、何もかもが新しい環境に順応できるかが重要な1年になります。伸びしろ満点です。

皆んなの妹。
年上の人たちにも臆さず、コミュニケーションが取れます。
無茶振りにも応えようとする、後輩スキルが高いです。
もっと引き出して、もっと面白い部分を見たいなと思います。


以上、長くなりましたが全25名です。

このチームで成し遂げたいものがある。

その「価値」と「覚悟」を見せるため、まずは開幕戦の1勝に全てを捧げたいと思います。

お時間のある方はぜひ共に闘ってください。

2024シーズンもレノファレディースを宜しくお願いします!

《開幕戦》
4月6日(土) 14:00 KICK OFF
中国女子サッカーリーグ第1節
vs広島大学
@山口きらら博記念公園スポーツ広場

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