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『素人だけど、コワーキングスペースを作ろう!と思ったはいいが、 素人なので、紆余曲折しまくってます』 中編

前回まで
『しょぼい起業で生きていく』に感化され、少し大変な育児をしているお母さん
たちの親の会を立ち上げた著者(s.akko)。
その時に来ていた楽しそうな不登校の子たちを見て、不登校の子供たちも来る
事ができるコワーキングスペースを作ろう!と意気込んだが、そこに来て欲し
い大人たちの「そこに行く理由」が見当たらず、最初の構想から練り直す事に。


Let's 『エイガオ(笑顔)』!!

ヒヤリングをさせていただいた、大人の方たちは、それぞれ不登校の子供たちの
既存にない、居場所作りという点には、賛同してくれました。
でもそれがコワーキングスペースというのは、若干の違和感を感じているという
のは、理解できました。

では、どうしたらいいのか?
まず、私がやる理由の原点に立ち返ってみました。

「大変な育児をしているお母さんたちに何かしてあげられないか?」
そう、出発は、そこだったのです。

そして、不登校の子の居場所作りをしたい!と思った時に本を読んだり、
ネットを見たり、ツィッターで不登校のお子さんの保護者の方のアカウントを
見たり、そんな方々に共通して思ったことは、お母さんの笑顔、お母さんの理解が
子供たちの次への一歩、そして笑顔に繋がるんじゃないか?
という事でした。

じゃあ、やっぱり「しょぼい親の会」を立ち上げた理由でいいのかもしれない。

お母さんたちが元気になれるといいなぁおしゃべりやハンドマッサージで
笑顔になって、うちに帰った時に子供たちのことを笑顔でみてあげられる。
そんな場を作ろう!と。

そうだ、こんなコンセプトでいいのかもしれない。素人の主婦なのに、かっこつけて、コワーキングスペースとか言っていたのが間違ってたのか!

●大変な育児に疲れているお母さんたちが自分の時間を持って、元気を取り戻せる場の提供。
●不登校の学生たちの集える場でもあり、好きな事や楽しい事で大人と子供が繋がって楽しめる場の提供。

合言葉は、Let’s エイガオ(笑顔)!!

コワーキングスペースという概念に囚われすぎていたのかも。


自分自身のこと

若い頃から会社で働くことにずっと違和感を感じていたので、普通に就職もせず、何となく生活をするために辛くならない仕事ばかりをしていました。会社勤めに囚われずに自由に生きてきました。それが良かったのか、悪かったのかは、わかりませんが、自分の価値感を重視してきたことに後悔は、ありません。でも何歳になっても会社員になることは、むずかしい。子供ができたからと言って、若い頃にしてこなかった事は、幾ら年齢を重ねても出来ないんだなぁと感じました。

会社に雇われるのがむずかしいなら、自分で何かを始めてみればいいんだとこの歳になって、小さな起業とも言える、コワーキングスペースを持つ事を思いつきました。人生、思いつきでばかり生きています。人は、これを行き当たりばったりと呼ぶのかもしれない……。でも、人生は、笑顔でいられた者勝ちです!!


結婚前の色々な職業活動の中に自分が好きで始めた、
ふりーの芸人さんのユニットのマネージャーをしていた事がありました。
(私の勝手で辞めてしまいました…)
とても画期的でおもしろい事をしていたので、色々な業界
関係者がライブに足を運んでくれて、本当なら無名の彼ら
が会えないような凄い人達が彼らのファンになり、一緒に
仕事をしたり、本を作ったり、とても素敵な化学反応が
たくさん起こるのを目の前で幾つもみてきました。
彼らの打ち上げは、確実に色々な人達を引き合わす場にも
なっていました。(彼らが魅力的だったからですが!)

そんな経験もあり、私の中では、場というのは、とても
楽しくて魅力的で前向きなイメージが強いのです。


どうして、私が作るのか?

とここまで書いて、
「何であなたがそんな場を作ろうとしているの?
教育の専門家でも、不登校経験者でもその親でもないくせに」と
思っている方もいると思います。確かにそうかもしれません。
私の娘は、今、現在、学校に通っています。
不登校の子たちを支援するのに、自分の子は、学校に通っ
ているのは、何だか違うんじゃないか?当時者の気持ち、
当事者の親の気持ちは、本当の所で理解出来ないでしょ?と
言われても仕方ないと思っています。


私の娘は、一年生の頃から学校は、好きじゃなく、友達もなかなか
出来なくて、辛い日々を送りながら学校に通っていました。
今は、割と普通に登校できています。
でもおそらくHSCや発達グレーなので、何となくクラスで浮きがち
になる事も多いようです。
中学生の潜在的不登校と言われる子たちは、33万人いるとの事。
とても他人事とは、思えないのです。

そんな娘の心の支えは、幼稚園時代からの友達です。
学校は、違うのでと週末にその子と遊んでは、エネルギーを
貯めて月曜には、何とか登校していました。
その娘の友達は、二年生から不登校になってしまいましたが、
娘とは、変わらず仲良しで同じ習い事に行ったり、お互いの
自宅を行き来しあったりしています。
私も娘もその子にとっても感謝しています。
そして自分の娘が「学校へ行きたくない」となった際にも
肯定的に受け止めてあげたい。
その為にも不登校の子の選択肢を増やしてあげる事は、
とても大事な事なのではないかと思っています。
学校へ行かない選択をしても親も子供も不安にならない
社会が待っていれ
ば、きっと「学校へ行かない、行け
ない」選択をした時に今より、少しは、親も子供も
不安が減り、明るい気持ちで未来を見据える事が出来
るのではないかと思うのです。

そんな子供や大人達が元気になったり、休んだり、考えたりし
ながら、前向きになれる場を作れたらと思っています。
そんな理由では、ダメでしょうか?
『ない』から、作りたいと思った人が作っても。
例え、不登校ビジネスと言われても、選択肢が増えることは、
きっと不登校の子供たち、保護者の方達の笑顔が増えると信じて。

そう、そして私は、リフレクソロジストでもあるのです。
お母さんたちにリフレクソロジーの施術をして、
「気持ち良かったー。リフレッシュできたー」と言って貰えることが
できるかもしれないのです。

まだ続きます。後半へ。

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