9月13日、アップルから新型の『iPhone Xs』、『iPhone Xs Max』、『iPhone XR』が発表されましたね。

僕は10年前のiPhone 3Gが日本に投入されてから、新型が発表されるたびに毎年変え続けている信者です。

ただ、今回のiPhone Xsは見送ってしまいました。予約開始日に画面に張り付いて1秒でもはやく予約してやろうと意気込んでいたあの過去のやる気は、今年はまったく湧き出てきません。

なぜ見送ったのかって？
え、だってiPhone XRで十分じゃないっすか？

スペック面で確認しても、iPhone XsとXRは同じA12 Bionicチップを積んでるわけです。大きな違いはXsが有機ELに対し、XRは液晶ディスプレイです。
また、背面のカメラもXsはデュアルカメラに対し、XRはシングルカメラ。

いやいや、お前馬鹿じゃねぇのか、全然比べ物にならねぇっての……って思ってるあなた。
わざわざ高い金だしてXsにする必要ありますか？

カメラの性能比較してみてくださいよ。今回のアップルのサイト、すごいよく出来ていて、過去シリーズのiPhoneとの性能比較ができて面白いんです。

カメラの画素数は今回発表された3機種とも、どれも変わりがありません。
リアカメラ1200万画素、フロントカメラ700万画素。
XsとXs Maxはデュアルなので、広角・望遠とも12万画素になります。

僕が注目してほしい部分はここなんですよ、ここ

3機種とも「進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード」が使えるんですよ。去年は8 Plusだけ2眼レンズだったので、ポートレートモードは8 Plusだけに許された機能だったわけですが、今回のiPhoneは1眼しかないXRでも、背面ボケの効果を実感できる機能が備わったのです。

僕はつい、2眼のレンズで望遠側と広角側の深度調整を行っているものだと思ってたのですが、これって機械側でただボケ効果を出してるだけだったってことです。iPhone Xを使い始めてうすうす気づいてはいましたが……。

ビデオ撮影の機能も3機種ともほぼ変わりありません。2眼レンズあるのはズームが最大で6倍までのデジタルズームが出来ますが、所詮デジタルズームです。拡大すれば映像は荒くなるので、ほとんど使っている人はいないでしょう。

4K 60fps録画も、新しく追加されたステレオ録音もできるので、本当に好きなもん選べとしか言いようがないです。

画面について少し話しましょう。有機ELは確かに綺麗です。黒が映えるので真っ黒な部分は本当に漆黒を表現しますし、映像への没入感は素晴らしいものだとiPhone Xを使う身からしてもわかってはいるのですが、ぶっちゃけ液晶ディスプレイであっても見れるものは変わらないので、そこまで重要視する必要性が僕にはありません。
ただ有機ELの省電力化は確かに素晴らしいです。

今回のiPhone XRは、普通のRetinaディスプレイとは違う、Liquid Retinaディスプレイになりました。Liquid Retina、それが意味する色の表現度はどれほどのものなのか、こればかりは実際にみてみなければわからないですが、アップルの公式サイトいわく、最も正確な色を映すのだそう、気になりますね。

というわけで、今回新型の3機種。本当に好きなもん選べばいいじゃんとしか言いようがない性能差で、本当にありがたい。

僕はいまiPhone Xを使ってますけども、iPhone XRに変えたとしても十分、性能による変化は感じられるのではないかなと思う次第です。

予約は始まりましたが、まだ迷ってる人はiPhone XRも検討してみては？