【講義三日目No.2】カラーダイヤモンドの知識その2
簡単にカラーダイヤモンドと言いましても、例えばピンクダイヤモンドなどでは、採掘されるのは無色透明のせいぜい0.01%程度ですからその希少性は推して計れるものです。
ブライダル店などでよく脇石として使われていますが着色したものがほとんどであり、天然色のピンクダイヤでは2mm程度でも数万円はします。
カラーダイヤモンドをお求めになるには後述する透明度(Clarity)やカット(Cut)よりもまずこのカラーを最優先すると良いと思います。
価格はラパポートのように具体的に算出するのではなく、変なお話なのですが“大体”の値段となっており、小さいものはある程度の相場がありますが必ずしもそうとは言い切れないのが、あまりにも希少なことから特に大きいものは「売り手が言った価格がその販売価格」といった現象も珍しくはありません。
ハイジュエリーを扱うスーパーブランドですら、数が揃わないために量産する商品化ができない素材なのであります。キャラ(1ct以上)アップのものなどはよくオークションにかけられたりもしています。
カラーダイヤモンドにつきましては、かなり特殊な世界なので本連載においてはこの辺りに止めておきたいと思います。
筆者がイスラエルではじめて取引したカラーダイヤモンド
販売価格:2,100万円
■次回の講義は下記よりお進みください。
【講義三日目No.3】店員さんが教えてくれない4C、みっつ目は透明度
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