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№5 COUNT関数

COUNT関数 とは

COUNT(カウント)
機能: 数値や日付、時刻等の個数を求める。
対応Ver:365 2019 2016 2013 2010
構文: COUNT(値1, 値2, ..., 値255)

使い方

COUNT関数は、〔値〕の中にある数値や日付、時刻等の個数を求めることができる関数です。
〔値〕には直接数値を入力しても、セルを指定しても、セル範囲を指定しても動作します。
とはいっても、直接数値を入力してその個数を求める機会はないかと思いますので複数のセルかセル範囲を指定することができると覚えておきましょう。
それでは早速、基本例を使いながら説明していきます。

このように、指定したセルに数値や日付、時刻等が何個あるかをかぞえてくれます。
【SUM関数】や【SUBTOTAL関数】のように合計を求めるのではなく、あくまで”個数”です。

ちなみに「count」は英語で「数える」
そのままの意味なので覚えやすいですね。

合わせて覚えておきたい関数

COUNT関数には、【AVERAGE関数】同様に兄弟関数の【COUNTA関数】が存在します。末尾に”A”がつくところも同じですね。
それではどのような違いがあるのかもついでに説明してしまいましょう。

COUNTA関数 とは

COUNTA(カウント・エー)
機能: データの個数を求める。
対応Ver:365 2019 2016 2013 2010
構文: COUNTA(値1, 値2, ..., 値255)

COUNTA関数は、〔値〕の中にあるデータの個数を求めることができる関数です。
”数値・日付・時刻等”と”データ”はなにが違うのでしょうか?
一目でわかるよう、一覧にしてみました。

B列には、セルの表示形式名
C列には、その表示形式で”1”と入力した場合が表示されています。
(セルの表示形式については、少し複雑なので別の記事で紹介します)
D列では、【COUNT関数】で数えられるものを”○"、数えられないもの”×”
E列では、【COUNTA関数】で同様の表示をしています。

ここで注目していただきたいのは、【COUNT関数】で数えられないものは、
〔文字列〕、〔空白〕、〔エラー値〕、〔未入力〕
つまりは数値として扱われないもの。

一方、【COUNTA関数】で数えられないものは、
〔未入力〕のみ
つまりはデータとして扱われないもの。

このような感覚で覚えておくと忘れにくいのでおすすめです。

まとめ

COUNT関数
数値として扱われるものの個数を求める。
文字列=無視、空白=無視、エラー値=無視、
未入力=無視

COUNTA関数
データとして扱われるものの個数を求める。
未入力=無視

使う場面

COUNT関数・COUNTA関数は、複数項目を含む表でセルに入っている数値(データ)の個数を求めるときに使用される関数です。
実際に使用される場面としては、
イベントの参加集計表、打刻されている日数を記載する勤務実績表などが挙げられます。

応用できる関数

COUNT関数・COUNTA関数ともに、集計の幅を広げられる以下の関数を覚えておくとよいでしょう。

  • SUBTOTAL関数

  • AGGRREGATE関数



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