小学生の頃

近所で小学校低学年くらいの男子を束ねて
ガキ大将みたいな事をしてる中学生男子がいた。

私は当時小2。とにかく彼が怖かったことを覚えてる。小2から見る中学生って体格も大きいし、大人に見えた。おもちゃのエアガンとかも持ってたしマジで怖かった。ヤ◯ザじゃん。子どもからしたらほぼストリートギャングみたいなもん。

だがその反面、彼を見ているとなんだか物悲しい気持ちにもなった。

彼は普段、同年代の友人たちとどう接してるのか
小学生相手に偉そうにしてるところを
同級生に見られたら恥ずかしくないのだろうか？
そう考えたら見てるこっちが痛々しくなる
共感性羞恥心にも似た感情を抱いたのを覚えてる。

「放置子」というワードがネットで話題になってる

親から放置されていたり、ネグレクトを受けていたりすることが原因で、近所の親子に迷惑をかける子どもがいるそうだ

公園などにいて、年下の子どもにやたらと親しげに近づき、その子の親に構って貰おうとしたり、その親を「乗っ取る」みたいな行動起こすらしい。そうした子どもへの対処に頭を悩ませている親御さんも多いようだ。

「放置子」という言葉を聞いて、何故か冒頭の中学生のことを思い出した。彼もある意味「放置子」に分類される子どもだったと思う

小2の夏休み、彼と地元の祭りででくわした。絡まれるかと冷や冷やしたが何事もなく無事だった。彼は同級生とおぼしき中学生男子たちと数人でいた。「なんだ、ちゃんと中学生の友達いるのか」と意外なような、少しがっかりした気持ちにもなった。
そして、あんなに大きく怖く見えた彼かだったが、同級生たちの中では一番小柄だったのも意外だった。