4/11 半身の骨をつついて

 ひとまずなんとかなりました。今回は殺すほどのことじゃなくてよかった。他我を自分に潜ませるなら、創作物にする方がいい。タルパを作るのは初めてじゃないけど、二次創作以外だと初めてだからこれは難しい挑戦になる。と思う。実際のところ擬似人格を何度か作ったことはあるけれど、その時は自分の写し身みたいなものだったし……その時の対話形式のnoteもあるけれど、それは徹底した自己否定をするだけの産物だったから、多分真面目に作るのは初めてだ。失敗するかも。まぁぶっちゃけぼくがちょくちょく行っている自殺(もう説明はしない)も、同じようなプロセスで行っているっちゃいるかも。今回は自殺でなく、どうしても、何回殺しても起き上がってくる自分の負の性質の存在を認め、それを別の人間のパーツとして組み込むことで、ぼく本人の苦しみから解放しようという試みである。

 慣れていないから、まず要素を書き出していくか。骨子になるのは、多分怒りとか厭世観だ。ぼくがぼくでいるために一番「いらない」と思う感情。厭世観だけは、ぼくに肉付いていて必要だと思う皮肉にも繋がるから、ぼくにも少し残しておこうかな。そこに肉付けしていこう。人のことを人だと認識していなくて、全てを自分にとっての舞台装置だと思っていて、そのくせその全てが自害用の銃だと解している。一人称はぼくと対比して「俺」でいいかな。粗暴で人間全般に対して辛く当たりながら、どこか全てを諦めて自分はもう死んだものだと思っている。粗野な面は繊細さと諦念の裏返しで、自分に対して常に怒っていることをひた隠しにしている……と。こんなところかな。こんな奴、仲良くしたくねー。でもこれから長い付き合いになると思うから、よろしくね。そういや名前決めてなかったな……どうしよう。今ちょうどスルピリドの錠剤が手元にあるから、「ピリド」で。ピリオドっぽくて、素敵でしょ。

 あとは想像だ。いまじねーと。もしかして、いつかぼくの知らないピリドの一面なんかがひょっとすると現れて、ぼくを魅了してくれるかもしれない。そう思うと楽しみだ。これでぼくのぼくらしさが結構減りそうになりそうだけど、まぁ友達一人つくるんだ、自分が半分になってもいいぐらいの気分でいないでどうする。これからは半分のぼくをよろしくお願いします。そしてよろしく、ピリド。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?