リーダーシップのシップって何?

リーダーシップとフォロワーシップ、特にフォロワーシップについて考えたいのですが。

今世の中で認知されているフォロワーシップって言葉は解釈がかなり幅広そうなので、フォロワーシップを横文字で再定義しようと思いまして。

そうなるとシップってなんだ?となってしまったので、いくつかのシップを集めて、帰納的にシップをまず求めてからフォロワーシップを考えることにしたわけです。

・Leader+ship 指導者 → 指導力
・Friend+ship 友人 → 友情
・Sportsman+ship 運動家 → 運動家の(道徳的に期待される)健全性
・Champion+ship 優勝者 → 選手権(大会) 
・Scholar+ship 学者・学生 → 奨学金・学識

名詞の語尾についてそれにちなんだ別の名詞になるようです。
もう少し突っ込んでみると、元の名詞は個人の属性を示しており、シップがつくことによりそのものの抽象化・概念化が進むように思われます。

さて、辞書的な解釈は、というと
ーship【接尾語】
名詞につけて状態、身分、職、任期、技量、手腕などを示す名詞を作る。
(Weblioより抜粋)

フォロワーシップのシップは、この中でいうと技量・手腕を示すシップだと推測できます。

さて、フォロワーシップに関する話は次の記事にしようと考えておりますが、私が語りたいフォロワーシップをいったん私の中でフォロワーシップを部下力と呼び替え、以下の意味で使います。

フォロワーシップ=部下力とは
組織のなかで労働する相対的に指導される側にある人間が、環境や指導者の能力に関わらず、組織全体の業務遂行を円滑にする能力

なんでこんな回りくどい言い方になるかというと、環境や上司は所属等によって運で左右されちゃうわけですけど、そんな環境でも言い訳せずに成果を出せるような能力がないか、ってことなんですよね。

世の中の「部下」と呼ばれる人たちは、基本的に「上司」と呼ばれる人よりも優秀でない、と思われがち、もしくは自身で思ってしまっているのではないでしょうか。そういうケースもあるでしょうが、その思い込みが各人の成長や健全なコミュニケーションを妨げていることもあると思うのです。

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