先日、美容院に行って来ました。
産後初、実に5ヶ月ぶりだったので滅茶苦茶嬉しかったんですけど、そしたらファッション誌と一緒にLDKが出されたんです。

しかも、一番上に置かれている。

今まで美容院には置いてなかったので、驚いて思わず手に取りました。

LDKは「テストする女性のモノ批評誌」。以前とても売れていると聞いて買ったことがあるんですが、面白いんです。
他の雑誌と違って広告ゼロで、一切のしがらみなく日用品やコスメ、衣料品、生活雑貨などの商品の比較・評価をする内容。良い悪いをはっきり書いているし、情報量が多くて読み応えもあるんです。

でも美容院にあるとは思っていなかった。

それでパラパラめくっていたら美容師さん曰く「それ読んだことあります？面白いですよね〜。年齢問わず、今お客さんが一番読む雑誌なんですよ！」とのこと。

へええ、まじか。やっぱり読まれてるんだ。

まさかこんな所で実感するとは思っていませんでした。

お店に置くようになった経緯を聞いてみると「ある時店の男の子が買って来たんですよ」と。男の子とは、ちょっと意外。
「最初はなんだこの雑誌、と思ってたんですけど、置いたらお客さん達が滅茶苦茶読んでて、それで読んでみたら面白かったんですよね。別のお客さんもこれ読んで日焼け止めを買い換えたと言ってました」
わかります。私も以前読んで、化粧水、乳液、リップクリームを買い換えました。

LDKで助かるのは、可もなく不可もない感じで日々適当に使っている商品の検証。ポイントを絞って効果や機能を比較してくれるので、自分の評価軸と合うとすごく響きます。

例えば今回読んだ中でいいなと思ったのは黒タイツの特集。履きやすさ、暖かさ、美脚効果の3点から比較してランクづけしていました。
黒タイツは私にとって冬の必需品ですが、正直どれが良いのかよくわからずいつも適当に買っていました。
商品が多すぎるんですよね。
高い買い物であれば慎重に比較するかもしれませんが、そんなに高くないし、とりあえずどれも困らない程度には使えるし、大量の商品を比較検討するほどの熱量もない。なんなら何を買ったかも覚えていないくらい。
それを比較して示してくれるのは本当にありがたいんです。
「ああわかる、防寒重視で厚手の履くと足太く見えるんだよね」「美脚効果うたってるのって履きづらかったりするわ〜」「そうそう、洗うとあっという間にダマだらけになるときある〜」そんなよく考えてみれば存在する、でも見逃せていた不満に寄り添う良い企画でした。

また、検証結果が良い商品が、名前も知らないメーカーの、棚の端っこにあるようなものだったりするのも発見があります。逆に有名メーカーの商品がイマイチだと知ったり。いかに普段自分が適当に、広告やネームバリューで品物を選んでいるかがわかります。
知らなかった良い商品に出会えるのは、良いものを作ればちゃんと見つけてもらえる感じもして、なんだか嬉しいものです。

もちろん、今自分が使っている商品が比較対象に入っていないからなんともいえない時や、私がそれに求めるポイントはそこじゃないんだよな、という事もあります。

それでも、しがらみなしで検証している安心感や、自分ではやる気が起きない比較を手間をかけてやってくれている良さがありますね。

他のクチコミサイトだと、個人の主観すぎて評価の観点がちゃんと読まないとわからないので、そこが整理されているのも良いです。
あと、ネット上で出会った情報って再度アクセスするのに苦労する場合があるので、雑誌にあたればどの商品だったか確認できるのも良い気がします。

こんなに雑誌が褒められるのを久しぶりに聞きました。やっぱりみんな実益を求めているんでしょう。

思わぬ発見のあった美容院でした。

#雑誌 #コンテンツ会議 #ＬＤＫ #エッセイ #美容院