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勝手に10選〜爆笑!オモシロ邦題編 Part4〜

(前記)
筆者が最もお気楽に記しているこの企画も第4段となる。

毎回書いている事であるが、訳者の方々は真剣に考えているのだ。
異国における言語の違いというハードルを如何に低くするかを。

そんな真剣だからこそ思い切り笑えるのだ。
狙っていては笑えない。

そんな訳者の方々に敬意を表して、今回もオモシロ邦題を、勝手に10選する。

・戦慄の王女
クイーンのデビューアルバムで"Queen"が原題である。

邦題であるが、何故に"クイーン"ではダメか?
意味不明にも程がある。

決して、クイーンは王女を戦慄させない。
王女が戦慄している場合ではない。

・炎のロックンロール
クイーンの楽曲で原題は"Keep Yourself Alive"
である。
訳するに、自分らしく生きろよ、みたいな感じである。

邦題であるが、すっとこどっこい極まりない。

意味不明でダサいの極めつけである。

・伝説のチャンピオン
クイーンの楽曲''We Are The Champion"の邦題だ。
我々は皆、誰でもチャンピオンになれるんだ、チャンピオンなんだ、という大名曲だ。

邦題であるが、誰ですか?

・勝手にしやがれ
セックス・ピストルズのアルバム"Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols"の邦題だ。
訳するに、"クソったれなんか相手にするな、セックス・ピストルズの参上だ"みたいな感じだろう。

邦題であるが、完全に投げている。他人事だ。

優しさの破片も無い。
ピストルズの方が、むしろ寄り添ってくれてる。

訳者さんの方が、よほどパンクになってしまっている。

・英雄夢語り
デヴィッド・ボウイのシングル、アルバム"Heroes"の邦題だ。
ヒーローズ、デヴィッド・ボウイの名曲だ。我々は誰でもヒーローになれるのだ。

邦題だか、すっとこどっこいにも程がある。何事だ?

いくらなんでもデヴィッド・ボウイに失礼だ。

声高高に武勇伝を語る、新橋辺りの酔っ払いの香りがする。

・死ぬまで飲もうぜ
AC/DCの楽曲"Have a Drink on Me"の邦題だ。
訳すと、ま、一杯やろうぜ、となる。

邦題であるが、断る。

・炎の導火線
ヴァン・ヘイレンのデビューアルバム”Van Helen"の邦題だ。

邦題であるが、なぜに”ヴァン・ヘイレン”じゃダメなのか?

訳者さん、やりすぎだ。落ち着いた方がいい。

・伝説の爆撃機
ヴァン・ヘイレンのセカンドアルバム”Van Helen II”の邦題だ。

しつこい様だが、なぜに”ヴァン・ヘイレン2”ではダメなのか?

邦題であるが、
まあやはり有名なところではやはりB-29になりますかね〜??
……いやいやそうじゃない。

・出世のチャンス
ザ・クラッシュの"Career Opportunities"の邦題だ。
訳すると、就職の機会、となり歌詞の内容の、当時におけるイングランドでの若者の就職難について言及している曲だ。

あ〜いつまで平社員、課長になれるのかな?、部長も曲者だしな…

いやいや、全然、違う。昭和のサラリーマンでは無い。

植木等さんの笑顔が浮かんでしまう。

・私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない
テイラー・スウィフトの"We Are Never Ever Getting Back Together"の邦題だ。
訳すると、私たちはもう2度と元の関係にはならない、という過去に決別して前に進む実に前向きな題名だ、

筆者は邦題をもはや、今の時代において絶滅危惧種と断定していた。
が、残念ながら今も存在してたのだ。

テイラー•スウィフトのアルバムを手にして膝から崩れ落ちた。

ヨリってしかし…文章的にも実にダサい。
ギャルの愚痴になってしまっている。

訳者さん、いい加減素晴らしいアーティストの足を引っ張らないで頂きたい。

(後記)
この企画、まだまだ継続していく。

読んでくださった方々へ
ありがとうございました。

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