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AI絵×手描き絵でイラスト制作 〜とにかく時短してみる〜

前回の記事はこちら

今回も前回と同様、trinartnijijourney、そしてCoPainterを使用しました。

案出し

今回描くのは先日FEHで実装された比翼サナキ&ミカヤ。和風×ポニテ×原作絵師担当という最強な組み合わせを見て、自分も描きたくなりました。
既に大まかなイメージは頭にありました。pixivなどのイラストサイトではなく、XなどのSNSでよく見かける「特にシチュエーションはないけど可愛いイラスト」がイメージです。ああいうのちょっと憧れてたんですよね。それを具体的にするためにnijijourneyでひたすらガチャしていきます。
 
忍、ポニテ、2人の少女。あとは、せっかくのポニテなのでなびかせようと「wind」も入れて、あとはクオリティタグとか雰囲気付け足したりしながらガチャ。
生成結果を見て「これだ!!!」と思ったイラストがこちら。

これをベースにお絵描きしていきます。

ラフ〜下描き

↑の絵をざっくりトレスして原作キャラのデザインに変えます。i2iするためです。

25分かけてラフの線画完成

この時点でこの日は夜遅かったので、アイビスでi2i用に色塗りをしました。高解像度である必要もないですしね!

髪には雑にハイライトも加筆

そうしてできたi2i結果がこちら。

顔が自分好みに可愛くなりました

i2i元絵がかなり雑な故i2iの強さも高めにしていたので、服が結構改変されちゃってます。このままだと顔は参考にできても服の清書で困る……ということで

髪を描き忘れてたので加筆

顔だけ元絵と雑コラしました。これをまたi2iしてそれぞれ良いところを参考資料にし、トレスして下描きを制作。

まだ下描きです

これをi2iします。

i2i結果

自分で描いた下描きと、i2i後のイラストをいい感じに合体させます。

特に顔を合体させました

これを透かして線画を描いていきます。

線画〜塗り

線画を描いて

ここまででクリスタの作業時間3時間経過

CoPainter用に下塗りします。

下塗りレイヤー+線画レイヤー

CoPainterの出力結果(線画非表示にしてます)がこちら。

少し色が変わってるので要修正です

今回もグリザイユ画法にしようと思っていたのですが、下塗りレイヤーで雑な作業をしてしまい、オーバーレイにするとはみ出したところが見えてしまうため、色味の調整が必要なところだけ手を加えてそのまま採用することにしました。(あと単純にまだ慣れてなくてモノクロの調整が上手くできなかったのもある)
そうしてできた仮の完成がこちら。

完成した、けど……

仕上げ

まだ何か改善できるはず。そう思った私はこの絵で再びi2iをしました。

i2i結果。ちゃっかり谷間の線を描いてくれてる

これを参考に顔を修正。目の色を変え、ハイライトを微妙にズラし、ゆがみツールで目自体を少し小さくしました。

修正後。色トレスもしました

そうしてできたのがこちら。

完成までに約6時間10分かかりました。
アイビス上での作業やi2iしてる時間は足してないので、合計7時間ちょっとくらい?だと思います。
初めてAI絵を利用した時で約3時間でしたが、あの時は上から厚塗りのように加筆していく形でした。
今回はカラーラフ→下描き→線画→塗りとちゃんと過程を踏んで、倍の6時間なのでかなり時短できたのではないかと思います。
【参考】初めてAIを利用した時の記事↓

X上での反応数もこの時の自己ベストを余裕で更新しました。やはり実装直後に描いて投稿するのは強いですね。
しかし、単純に実装直後なら伸びるのかというと、そういう訳でもないと思っています。なぜなら数年前の一時期、急いで描いては投げたことが何回かありましたが、良くて20ふぁぼとかだったので……
実装直後バフがあると理解しつつも、少しは成長できたのかな?と思っています。

最後に

今回はグリザイユ画法を用いず、そのままCoPainterの塗りを採用してみましたが、色味の調整さえできればこちらでも問題はなさそうな気がしました。
また、nijiの絵トレスして分かりましたが、nijiって目の間隔かなり広いし、頭もデカいんですね。少なくとも自分の絵柄では調整が難しかったのですが、それを修正するのにtrinartでのi2iはすごく役に立ちました。

あと、今回シンプルなキャライラストを描いて分かったのですが、私はシチュエーションのあるイラストの方が得意みたいです。今後はそういうイラストをメインで制作していきたいですね。そのためにも背景の方も頑張りたいです。

塗りとかほぼAI任せで今後大丈夫なのか!?と思わなくはないのですが、もともとアニメ塗りはしていたのでたぶん大丈夫でしょう。その時は鍛え直すのみです😌

ということで、AI絵を使ってなるべく時短してみた記録でした!


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