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\和菓子屋さんでこんなことしたよ/

以下2019年1~3月まで働いていた和菓子屋さんでプロデュースした内容です。

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フリーランスで和菓子活動をする傍ら、和菓子屋さんで働き始めてはや2ヶ月。和菓子屋さんで何をしているか、どんな毎日を過ごしているかお伝えできたらいいなと思ってまとめることにしました。

◼️インスタ担当

和菓子のできる様子を1つずつ紹介。2ヶ月でフォロワーが300人増えました。ストーリーで商品品の紹介をしたり、作っている様子を動画配信したりしています。

よかったら覗きにきてください◎
インスタアカウントはこちら↓

◼️HPの作成

今まであじ福に存在していなかったHPを作成。

ここからお問い合わせが来ることも多く、作った甲斐がありました。各商品の写真、説明を作成。noteも作成し、お菓子にストーリー、それから、職人の岩ちゃんが日々考えていることも発信しています。ちなみにカステラのストーリーはnoteの公式さんで紹介してもらいました!やったー!

◼️写真撮影

上記2つにも重なるのですが、商品撮影、イベント時の写真撮影を行っています。今までは職人さんができた和菓子をスマホで撮影していましたが、一眼レフを使い、作っている様子からブツ撮りまで和菓子の良さを伝えられるよう日々パシャパシャしています。また、イベント開催時も職人さんと参加者の皆さんが楽しんでいる様子を撮影しています。

◼️月一回の「あじ福通信」発行

店舗に来るお客さんはまだまだオフライン世代。お店の中に定休日の張り紙がなく、「昨日きたのに休みだったのよ〜」なんてお客さんも頻繁にいらっしゃいます。

そこで、店舗に定休日の張り紙、そして、あじ福通信を作ることで今月の定休日やイベントをおしらせしています。

◼️毎月の売り上げまとめ

驚くことに毎月の収益データがない…!そこで毎日の売り上げ、客数、平均短歌などをまとめ、データ化。曜日別や天気別などで売り上げの変動を確認できるようにしました。

◼️MTGの開催/Google カレンダーの共有

あじ福のメンバーは職人(代表)、職人、職人さんのお母さん(接客その他)と私の4人。同じところにいるものの、毎日何をするか、これからどんなことをするか話し合う機会がなかなかありませんでした。

そこで、毎日の仕事はGoogle カレンダーで共有できるようにし、定期的にMTGの場を設け、各々の考えていることを共有する場を作るようにしました。

◼️POPの作成

<before>

<after>

鹿児島の郷土菓子を中心に計11種類のPOPを作成。今までは賞味期限の表記がなかったり、「あずき羹」「あずきだんご」など似たものの特徴を聞かれることが多かったので、背景をお菓子の色にして、食感やオススメの飲み物などを付け加えました。

◼️店舗のお手伝い

メインではないけれど、店舗のお掃除、接客の手伝いや包装などもしています。

◼️和菓子ユニット結成

和菓子職人見習いのなっちゃんと和菓子ユニットを組みました。和菓子は俳句や和歌をテーマに作られることが多くて、それはとても美しいんだけど、やっぱりそれは昔の時代に昔の人たちが楽しんだもの。だったら今を生きる私たちは、今聴いてる音楽で和菓子を作ろうよ、というきっかけで始めました。

Twitter→@wagashinone
インスタ →@wagashinone

◼️イベント関係

あじ福の店舗では「コーヒーと和菓子」を開催したり、東京ではpolcafeにPOP UPとして出展したり。

また、市内のお茶屋さんでは春祭りに合わせて「お茶のお花の練り切り」をご注文いただきました。実はこの担当者の方がせせ日和を見てくれていて、そこから今回の注文に繋がったんだそう。

◼️今後の課題

こんな感じで毎日あれこれやっています。ただ、1つ問題があって、お給料がボランティアレベルということ。定休日は水曜のみ、+県外のイベントの際は休み、午前中は店舗、午後はリモートで働いていています。

定休日の水曜も結局働いているので休みはほぼない感じ。和菓子の活動は今まで通りしていいよ、っていうのが条件だったし、働くの好きだからいいのだけど。店舗にいない時間もお店のことやってるんだけどまぁなかなか理解してもらえない。

文化を作るためにやっているのであって、決してボランティアではない。

私は和菓子が好きで好きで大好きでたまらなくて、和菓子業界をなんとかしたいと思っているから、やるしかないと思っているんだけど、でもこれから和菓子業界をなんとかするためには、「普通に好き」な人たちが「普通に」生活できる職業にならない限りお店は潰れる一方で、憧れる職業にもなるわけもなく。

今のお店の悪口を言いたいわけでもないし、和菓子屋さんの全てがこうだって言ってるわけでもありません。でも活動していく中で、和菓子愛に溢れた和菓子屋さんに出会えたかというと正直そんなに多くはありません。

この硬い業界で私の活動をわかってもらうにはまだまだ時間がかかるのはわかってはいるんだけど、その間にどんどんお店は無くなっていて、「食べてもらえばわかる」とか「若い人は食べないとか」そんな言い訳してないで一緒に何かやろうよ!!!って思っています。






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