no2のコピー

【和菓子音】2曲目 春よ、来い/松任谷由実

夢よ 浅き夢よ 私はここにいます
君を想いながら ひとり歩いています
流るる雨のごとく 流るる花のごとく

春が来るたび心が苦しくなってしまう私。楽しくるんるんした春の曲よりも、しっとりと儚い春の曲で和菓子を作りたかった。そんな時に思い浮かんだのは松任谷由実さんの「春よ、来い」。春に限らずいろんな場面で耳にする名曲です。

ゆっくり、じっくりと歌詞を読むのは初めてかもしれないなぁなんて思いながらなんども曲をきいて。想像以上に儚いこの曲のせいでとても春が愛おしくなってしまったのがちょっと悔しい。

今回は透明感を出すために錦玉(煮て溶かした寒天に砂糖を入れて固めたもの)を使い、透明と青で"流るる雨"を表現。中に桜の花びらを浮かべ、”流るる花”を表現しました。

厚く切ったり薄く切ったり、

「春を遊んでるね」なんて言いながら2人で楽しく作りました。

薄く切ると、流るる雨がまた違った表現になったり、和菓子の表情はとてもおもしろい。

さぁ、あなたはどんな春を過ごしますか?


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