ラーメン嫌い

人々のラーメンに対する思いは如何なるものであろうか。
インスタ映えスポットやパンケーキ、健康的なランチが好きな人は、おそらく「ラーメンが食べたい」と店に駆け込む日は少ない気がする。

一方、食事に時間をかけたくない人やジャンクフードが好きな人の場合、熱烈に好きか、またはよく食べる、という認識だろう。

私はどちらかというと前者だが、周りには「熱烈拉麺愛好者」が多かった。
母親は健康主義だったが父親はことあるごとにラーメン屋に行きたがったし、大学に入ってからは「○○屋行ってきた!」を見かけない日はなかった。

そんな訳で、これまで何種類もラーメンを食べたと思う。しかし「美味しかったなあ」と満足して帰ったことがほとんどない。
まず、おそらく小麦を大量に摂ることが出来ない。そしてチャーシューに苦手意識がある。
アレルギーという程でもないかもしれないが、苦しさや痒さを感じることが多いのだ。
そんな訳で、お腹は空いているのに気持ち悪いという状態が生まれる。私にとってラーメンはコスパが悪い。


それでも、どうしてあれはあんなに美味しそうなのだろうか? タイムラインで見かける度、小説の1場面で出てくる度、私はラーメン屋に足を運ぶ。そして後悔する。
まさかこんな事を言うことになるとは思わなかったが、ラーメンはDVパートナーとよく似ている。

ついに先日「もうラーメンを食べるのはやめよう」と思った。立て続けに美味しいと噂の店に行ったがどれも口に合わなかったからだ。
と言うと舌の肥えた嫌な人間に見られるかもしれない。だが、飯は楽しく食べたい。




余談だが、ラーメン好きの中にはとにかく大盛りや味の濃さを好いたり、高いスイーツを揶揄するような人もいる。もちろん、みなまで言わずとも私が言いたいことは伝わるだろう。

好きなものを好きに食べよう。改めてそう思った1日だった。


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