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『魔法なんて、無い』 「これからのブランドを作るキーワード」参加メモ #お店note

2019年7月8日(月)に株式会社ピースオブケイクで開催されたイベント、
「これからのブランドを作るキーワード」に参加しました。
前回の snaq.me 代表服部さんが登壇したD2C海外事例を紹介するイベントに続いて2回目の参加です。

前回はメモを貼り付、ゲフンゲフン!…イベントの振り返りを書きました。

今回も会場で記録したメモをベースに、イベントを振り返りたいと思います。

イベントページ

参考記事


登壇者

翠川裕美(みどりかわひろみ)さん / KATALOKooo代表
創作活動を仕事にしている人をサポートする仕事を作っている。

 トークテーマ

①「選ばれるブランド」は何が違う?
②  SNS時代のブランドの「届け方」とは?
③「作って売る」の流れはこれからどう変わる?

0.noteのおさらい

○2019年はスピードが早い。
これまでは求められていなかったキーワードが当たり前に求められるようになってきた。→正直にやっていないと炎上するなど。

○これからのブランド立ち上げは大変。
→生産者を表に出す、D2C、全方位への配慮、それなりの価格、みんなが得をする、、、、ここまでやって初めて受け入れられる。

権威があっても消費者の信頼を失うのは一瞬。(ドルガバの炎上事件を例にあげ)

○小さなブランド同士の小競り合いをしている場合ではない。
→他業界からは細かいところは見えない。競合相手がいなくなったら良いのに、と思うくらいなら自己を磨くべき。

 1.選ばれるブランドは何が違うのか

○ファンと顧客とフォロワーの違い。
フォロワーは、とりあえず目に留めておこうという程度の人
「フォロワー→ファン→顧客」の流れがある。

○ファンを集めるのが大事、フォロワーからファンへの道は2種類

1.デザイナーにファンがついている
デザイナーの視点、人柄、個人のパーソナリティが好き。
デザイナーに会えるとなったら、喜んで来る。
2.プロダクトにファンがついている
プロダクトが纏う世界観が好き。ディレクションが大事。
→「自分のために作られている!」と思ってもらえるか。

○デザイナー個人とブランドのアカウントを分けたほうが良いかどうか?

本人ができるかどうか。表に出たくない人もいる。
個人スタートか、ブランドスタートか。
→本人が表現するのが好きdかどうか。

ブランドのアカウントを継続していくのは非常に難しい。
→デザイナーなら日常の食事でも投稿として成り立つ。

○ファンが多いブランドがやっていないこと

なんでもいいから投稿、全スタッフで投稿。
自分がどう見られたいか分かっていないと、”うっかり投稿”で世界観が台無しになる。

「何もやらない」「続いていない」が一番ダメ。

ex)売れているのに、EC放置

伸びるブランド/伸びないブランドのちがい

とにかくめげずに出し続ける
投稿、作品、プロダクト、、、、

2ndコレクションの反応が「あれ!?」でも、続けられるか。

続けていないと、クリエイター自身がどうしたいのか、周囲は分からない。

作り続ける、発表し続けるが伸びる・伸びないの差となっていく。

お客さんだけじゃなくて、紹介する人や買い付ける人だったり、誰かは見ている。

○どの瞬間にファンが増えるのか?

ティッピング・ポイントはどこ?
→接客して売れたときや、売れなかったけどいい接客ができたとき。

ポップアップショップ等での直接的な人とのふれあいが一回も無いのでは伸びない。やっている人しか握っていない体感がある。

○ポップアップを開くのに最適な時期はある?
(※ポップアップをするならフォロワーやファンが必要では?)
→たとえ知人以外お客さんが来なくてもいいから、やったほうがいいんじゃないか。

最初は家族か友達。その友達が連れてきた人からつながる。
恥を忍んで友達全員を誘う。もっと言うと、友達を連れてきてもらう。

○「商品の良さ」以外の付加価値とは?

「自分が良いと思う」だけでは、足りなくなっている。(最初に出た”共生”にも通じる部分)
誰かを幸せにしていたほうが、より良い。

○「人に言えるストーリー」があるか。

あえて語らない、ふと検索したらストーリーを知ってファンになる。
→ブランドが一番嬉しいストーリー

 2.SNS時代の「ブランド」の届け方

○数あるブランドの中から「見つけてもらう」には何が必要?

続ける、打ち続ける、発信を続ける。
魔法はない。
「発信がうまいだけ」、の人は見抜かれる。

○メディアとしての小売店舗との付き合い方
※以後、 み)は翠川さん、さ)は最所さんの発言です。

み)小売店舗全部広告だと思ったほうが良いと言っている。
  販促物をバラまく、知名度を上げる場と捉える
  検索したときに「2013年新作」では響かない。
  お客さんへの爪痕を残す→受け皿をしっかりと用意する。
  (Webサイトのブックマーク、紙の販促物を切らさない等)

さ)小売店への出店戦略はあるか?

み)はじめは催事から。
  「限定商品」は売れ残りが発生したときの処理に困るから、
  「先行販売」と謳ったほうが良い。

3.「作って売る」の流れはどう変わる?

○D2Cブランド全盛時代の卸や小売店の役割とは?

み)大手は苦戦している。ひとつのブランドでは作れない世界観を作るのが小売店の役割。Webでは表現が難しい。
卸は業界として一番危ないのではないか(中途半端なものはなくなっていく)

さ)なにかやっている卸はあるか?

み)卸がブランドになっていこうとするのか問題。
新しく何かをやっていこうという話がぜんぜん出てこない。
流通も便利に、情報も取れるようになってきた現代における必要性があまり無くなってしまった。

○小規模ブランドが投資すべきテクノロジーとは?

み)最初にWebまわりやSNSに予算を割きましょう。
自分でやろうとすると大変なことになる。
加算方式では予算は回ってこない。
ホームページ、ECサイト、新作アップの継続。
インスタグラムだけではだめ。
Webがないと検索まで行き着いた消費者は「この気持ちをどうすればいいの!?」となる。

○Webは最低限のこと。当たり前のインフラと考える。

み)サイトは、Webとしてタイムラインに流れていかないという特性を活かして作品集ページを残していつでも情報が取れるようにしておく。
タイムラインに流れていくものとそうでないものを分ける。

さ)インスタでの魅せ方がいくら良くても、買い方がわからないことがある。

○IT企業がものづくりに進出する際気をつけること

小売とWebはぜんぜん違う。
ITの常識は小売業界の非常識。

4.質疑応答

受注生産やオーダーメイドはこれから増えていく?
メリット/デメリットは?

み)作り方を考えたほうがいい。

さ)受注生産で大きくなったブランドはある?

み)規模が大きくなると受注生産のメリットがあまり無くなる。
  受注生産だけが善ではない(工場にはデメリットも多い)。

==========

まとめ

ここまで、当日イベント中に取ったメモを一部編集、追記して振り返りnoteとした。
「IT企業がものづくりに進出する際気をつけること」の部分は、もっとたくさん話しが出ていたのだが(CFOどうするんだ問題とか)、自分の知識不足からあまりまとめることができなかった。

本当に有意義な、あっという間に終わってしまったイベントだった。

今回翠川さんがお話していたのは、”新たにブランドを作るにあたって”のお話だと思うが、違うケースでも十分活用できるのではないか。

例えば設立から10年20年が経過し、衰退期に入っているように見えるブランドが、もう一度蘇るための戦略として。
また、個人がブログで発信したりプロダクトを作る際の行動指針として。

全体を通じて翠川さんが強調されていたのは、継続すること。

クリエイターが「ブランド」を作って消費者から認知される。
認知した人にフォロワーになってもらう。
フォロワーからファンになってもらう。

この一連の流れを経るにも、継続したプロダクトの発表が必要だ。
そして興味を持った人への受け皿を準備すること。

自分も個人としてのプロダクトを考えているので、このイベントで聞いた話を活用していきたいと思う。
まずはアパレルのものづくりの内情(原価等)について文章にまとめてみたい。





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ゾラ

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