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noteイベント「海外事例から考えるD2Cブランドの未来」 参加メモ #お店note

2019年6月25日、株式会社ピースオブケイクで開催されたイベント『海外事例から考えるD2Cブランドの未来』に参加しました。
小売をしているアパレル企業で働いている身として、D2Cブランドについて知っておく必要があると感じていたので、良い機会をいただけました。
イベント中に駆け足で取ったメモをまとめておきます。

登壇者

snaq.me代表:服部 慎太郎さん(Twitter : @haztr )
株式会社スナックミー代表。
1981年生まれ。慶応義塾大学大学院修了後、日本総合研究所、ボストン・コンサルティング・グループにてコンサルティング業務に従事。その後、スタートアップを経て、ディー・エヌ・エーにてベンチャー投資業務を約2年間行い、2015年に独立。

司会:最所あさみさん(Twitter : @qzqrnl )
大手百貨店入社後、ベンチャー企業を経て2017年独立。ニューリテールにまつわるコンサルティングや執筆、コミュニティマネジメント、イベントプロデュースを行う。2019年7月よりnoteプロデューサーに就任。ブランドや店舗オーナーがnoteを通して発信し、顧客とコミュニケーションをとる活動全般を支援する。

データ取得&活用を組み込まれたサービス

・8個中1個をお試しで入れている。
・マイボックス(会員サービス)から毎週評価(フィードバック)をもらい、次回から届けるおやつだったり新商品開発に活用している。
・自分がサービスに対して評価していない人にはランダムで配達

驚いたのが、フィードバックをするほど良いもの(自分にあっている物)が届くということ。

D2Cの特徴と幻想

・ネットで販売すれば中間マージンがか非ないのでいいものでも安価に販売できる。
→自社で全て行うということは、送料や付帯作業も当然すべて経費となる。大手企業の”規模の経済”はハンパない。めちゃくちゃいいものを安く作る力をもっている。ネット専売だからといって、同じ品質のものを安く作れるかと言うとそうでもない。

・インスタなどのソーシャルの活用でマーケコストを抑えられる。
→立ち上げ時はたしかにそう。スケール時はオフラインのほうが強い。

・直販しているので商品開発にユーザーの声を活かしやすい。
→組織規模が小さいので改善スピードが早いだけかも。同じサービスをやっていると改善幅がどんどん小さくなる。

海外のイケてるD2Cブランドの実例

DSC、Harry's:ひげそり
Everlane:アパレル
ファブフィットファン:グッズ活用を動画で紹介したりしている、中に掲示板を作ってコミュニティを作っている

D2Cの共通項

・ネット専売からスタート
・インスタ等SNSを使ったブランディング
・海外では、市場の歪を見つけてスタートアップが入り込んだ
※それぞれのビジネスモデル・バリューチェーンは異なる。

伸びるD2Cのポイントとは?

・最初のブランディングと、最初に参入するか。
・創業者にこだわりがあるか。同業者の共感を得られるか。先行者利益を得られるか。

自社工場?OEM?

ブランディングと品質、どちらを優先するか。
何に課題を持っているのか。

DSCとHarry's(ひげ剃り)の違いは?

○類似点
普通のD2Cだったら入らない既存の市場に、問題点を見つけて参入
大企業のシェアを奪っていて、それぞれが競い合っているわけではない。

○相違点
今後のマーケットシェアの展望。DSCはネット、Harry'sはオフラインで6〜7割の売上がある。

日本型SPAとD2Cはなにがちがう?

SPA=モデル、D2C=思想

D2Cとサブスクの違いは?

重なっている円とそうでないもの
過去は編集(色んなメーカーの商品をセレクト)
サブスク→継続的に使うもの
一回買い切りのD2Cもある(マットレス)

海外のサブスクリプション事例

海外にはサブスクボックス業界がある。
→主婦の起業の一つの形 楽天に出店している個人商店のようなもの
商材→化粧品、ライフスタイル
単に物を売るのではなくて、人が集まる場を提供するようなサブスクもある
ex)大きなケーキ

d2cブランドがスケールする上で必要なこととは?→マス広告、オフラインチャネル。インスタには限界がある。

イベントに参加して(感想とか)

イベントに参加するまで、D2Cブランドというと「Everlane」以外知らなかった。日本のアパレル業界にも、D2Cブランドとして生まれるブランドが昨年あたりから増えてきたように感じる。

私はそのブランドたちに懐疑的だった。
「中間マージンを省いた、原価を公表する、生産者を豊かに。」
どこもコンセプトはEverlaneの二番煎じばかりで、商品も面白くない。
クラウドファンディングが大好きで、意識と値段ばかり高くてビジネスとして継続していくことは難しいのではないかと思っていた。
その疑念から、D2C全体に対してあまり良い印象は持っていなかった。

今回海外のD2Cブランド事例を聞き、自分の懐疑的な印象が間違っていたのだと分かった。サブスクリプションモデルと混同はしているのだが、サービスやモノを”その先”、人が集まる場や、体験を提供している”本当にイケてるD2Cブランド”は確かに存在する。

日本のアパレル業界、その中でもSPA型企業がこの思想を取り入れ新たなサービスを生み出す日が来ることを願っています。

そして一番の感想は、「まだまだ勉強不足だわー。」これに尽きる。
服部さん、最所さんお二人とも大変知性を感じる方で、思考法や話し方、情報感度等参考にしたい点が沢山あります。

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明日7月8日に開催されるイベント「これからのブランドを作るキーワード」にも参加します。新たな気付きや知識を得られるだろうと非常に楽しみです。


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ゾラ

服にまつわる仕事です。 文章中心、時々写真も。
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