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終わらない詩を書こう

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常に進化を続ける変身作家の私が書いた詩をまとめたものです。”終わり”をテーマに書いています。
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2018年7月の記事一覧

詩 No.022 目覚めの光

朝日が 窓から入りこむ  目覚め 主張が激しく やかましく起こしてくる 人の気も知らず ほ…

詩 No.021 はじめる恐怖

新しくはじめる 目が輝く 何をしようかと思いつく そうやって 集中できることが見つかったと…

詩 No.020 夕べと夜の境界線

夕べと夜の境目 世界が光を落とすとき 青黒い雲がそびえたつ 白くふわふわな身なりが嘘のよう…

詩 No.019 私と本当と恐れ

翼がはえても、 私は空へ向かわない。 鈴のような声が出せても、 私は歌わない。 できると恐…

詩 No.018 あの夏の空

真っ青な空 立ち上る入道雲 それが僕たちの夏だった 空はいつでもそこにいる なのに、彼らは…

詩 No.017 消えて、そして休憩

血を抜かれる スッと芯が冷えてくる 私が消えていく感覚 この感じ知ってる 睡眠 寝るとどんど…

詩 No.016 数式の記憶

数式は不思議だ 数字や記号が並んでいるだけ だけど、今も過去も未来もある 数式は不思議だ 過去が変わらずそこにある アインシュタインに会えるのだ 数式は不思議だ 未来が変わらずそこにある 新たな科学者に会えるのだ 数式は不思議だ 無味乾燥な数字と文字 だけど、そこには歴史がある 数式は不思議だ 過去の記憶をほどいては 未来の記憶を紡ぎあげる 数式はタイムマシンだ ----  こんにちは、菫色(すみれいろ)です。私は学生時代、数学が好きで勉強をするといっても得意な

詩 No.015 そしてみんなチキンになった

から揚げを前にしてフと思う 食べられるためにうまれたの? 親がコロンと卵を産む ピキピキと…

詩 No.014 与えられた特別

たくさんの人が盛り上がっている 平成最後の夏 最後だからどこかに行く 最後だから思い出を作…

詩 No.013 空の深さ

初めて飛行機に乗った 一直線に、 にごった空に向かう 雲にぶつかり、つつまれる つきぬけた…

詩 No.012 何事も適量で

あの家のヒマワリが枯れている すっくと伸びた茎 青々とした葉 輝く花弁 太陽を見る姿が好き…

詩 No.011 映る私

蒸し暑い雨の中、 私はたくさんの私を見た。 それは、雨粒に映る私の姿。 どれも違う姿をして…

詩 No.010 母の愛

木陰でうたた寝していると 木漏れ日が僕を優しくなでる それは母のよう 少しくすぐったく 目…

詩 No.009 クラクラ

夏の教室 学生が汗をかいて問題を解く 額から目尻 目尻からもみあげ 汗は伝って ポトリと落ちる あ、汗じみだ 汗に堪えかねて 暑さに堪えかねて しかめながら顔を上げる 下敷きで風を送る 涼しければいいのに... 学問はガマン比べじゃない 学問は知恵比べだ ----  こんにちは、菫色(すみれいろ)です。先日も述べたのですが本当に、本当に、連日暑いですね。何の気なしに、名古屋の天気を見てると、40℃と書いてあって、不覚にも笑ってしまいました。お風呂に浸かってるよう