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終わらない詩を書こう

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常に進化を続ける変身作家の私が書いた詩をまとめたものです。”終わり”をテーマに書いています。
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2018年9月の記事一覧

詩 No.066 たまご見

夜の闇にたまごが1つ、うかんでる。 まんまるで大きくて、今日は当たりの日。 口いっぱいに…

詩 No.065 はるかとおく

どろどろに心をとかして生みだした兵隊たち 現実を征服しようとも 弱いからすぐ負ける 強くな…

詩 No.064 砂遊び

創作は砂場からはじまる バラバラな砂をかき集めて だけど形にならない 秩序、順列、接着、…

詩 No.063 笑いあって

勝ちを求めて歩いても だけど1人の勝ちは虚しくて みんなで価値を求めて協力して だけど負け…

詩 No.062 才能なんて

羨んで 妬んで 憎んで それを才能のせいにして 何かをするのに 何かを成すのに 才能はいらな…

詩 No.061 あの祭りの日

路地から光がポウッポウッとこぼれて、 逃げるように光を追う。 祭りがあった。 ドンチャン …

詩 No.60 やかれても

空を見つめて、 まっすぐ、 まっすぐに。 目を焼かれても、 まっすぐ、 まっすぐに。 肉が落ちても、 まっすぐ、 まっすぐに。 骨が攫われても、 まっすぐ、 まっすぐに。 何もなくなっても、 まっすぐ、 まっすぐに。 太陽がどれだけ熱くても、 消せはしない。 ---- どれだけ相手が強くとも、譲れないものがあると思って書きました。 この作品がいいなと思ってくださったなら、 少しでも拡げていいなと思って下さったなら、 RTやシェアをして頂くと嬉しく思います。 その

詩 No.059 時の砂

時の砂はどんどん落ちる。 最初はゆっくり見えたのに、 最後はすとんとすぐ落ちる。 みんな砂…

詩 No.058 終わりは長い

太陽が寝る準備を始めて、 家に帰らなくちゃって、 いっぱい時間があったはずなのに。 時計は…

詩 No.057 身を刀に

私は刀として生きる。 心を強度に、 思いを鋭さに、 刃にこめて、 鋭く強く生きる。 刀は打て…

詩 No.56 味覚

詩人の本懐というTwitter企画に参加した際の作品をこちらにも一つ上げます。この作品以外にも…

詩 No.055 抗って生きる

花はいつか老いる 花弁は色をなくし 頭をたれ 死を匂わせる きれいな花も老いる 種子を残し …

詩 No.054 唯一すがる

死に救われとうない 生に救われとうない 堕落したやすらぎを受け入れとうない 死におびえ 生…

詩 No.053 猿の夢

火から立ち昇る蜃気楼に つるつるの肌をした私に似た猿が映る 集団で集まって繁栄した姿 鳥のようなものに乗って空に往く姿 黒い筒から放たれた何かが猿を貫く姿 夢か幻かわからぬまま 私は奪った火を見る ---- この詩をいいなと思って頂けたなら、 RTやシェアをして頂けたらとても嬉しいです。 そのときにあなたが何を思ったのか、何を感じたのか、 その感想に出会えることを楽しみにしています。 その思いが私の励みになります。