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終わらない詩を書こう

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常に進化を続ける変身作家の私が書いた詩をまとめたものです。”終わり”をテーマに書いています。
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2018年10月の記事一覧

詩 No.095 今はどうして褪せたのか

楽しい場所であったのに 今はどうして褪せたのか 手を黒にして書いたのに 今は白から染まりは…

詩 No.094 もみじ、も みじ

地に落つもみじ そこ二つ やぶれたもみじ その一つ きれいなもみじ もう一つ 人に踏まれて…

詩 No.093 子どものころの夢は

子どものころの夢は 夜空の星だった 大人になるにつれ 星は岩になり 岩は砂になり 砂は元素…

詩 No.092 心で曇る

絶望だ 希望だ と言って 喚く人たち そんなの自分が感じただけのこと セカイはもっと大きい…

詩 No.091 使えるのはアタマだけ

月だけが見つめてくる静かな夜 私の世界は表れる 騒がしい夜は世界を壊す 正しくないだとか …

詩 No.090 夜空のランタン

夜が始まったときの月は輝いている。 まるく 大きく 黄金色に 何よりも大きく 何よりも輝…

詩 No.089 寂しくて 誘って

一面に並んだ木々 たぶん、針葉樹 どの木からも枝が垂れる まるで腕が生えたみたい 風吹けば どの腕もおいでおいで って誘いだす 近づいても 何もなく 下に埋まってるのかと探しても 何もない 強い風 一面の緑 青々とした腕に抱かれて 寂しかったのかなぁ そんな痩せ細って ----

詩 No.088 別れる前

太陽が早く帰るようになって 手は乾燥し 爪がすぐ青紫になる 歩けば 道はカサカサ音をたて…

詩 No.087 消せない炎

学生のとき 理不尽に怒られた記憶 それをいい思い出なんかにしたくない どれほど憎んだか ど…

詩 No.086 美しき日曜日

朝起きて、8時57分。一気に目を覚ましてテレビをつける。 ちょっと寒くなってきたと、くしゃみ…

詩 No.085 行かなきゃよかった

賑やかな飲み会を見ながら心は静か 対して面白くもない話に 笑いを浮かべ 対して興味もない話…

詩 No.084 薄っぺらい

淡い青が一面に広がって ところどころ水に溶けた白をまぜる 上に行くほど白は濃くなって 目…

詩 No.083 3,2,1...

* * * ズンッ... 先生が帰った... ----

詩 No.082 あめあめふれふれ

小雨になったから外に出よう 傘はさしたくない 雨にうたれたいの コンクリートから香る雨の匂い 冷たさも相まって頭が青くなる 小雨とはいえ肌にしみてきた 熱はどんどん逃げる いなくなるのか このまま消えて 雨にまみれて パシャンって もっと雨よ強くなれ ----