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オススメマンガコーナー       ~日本三國編〜

どうも そんたろうです!
今回紹介するのは、アプリ「マンガワン」・webコミック配信サイト「裏サンデー」にて掲載・連載されている『日本三國』です!
↓興味がある方はぜひ!1巻です


基本情報



『日本三國』は、2021年より連載が開始された、松本いっか先生の作品です。以下が、作品の概要です!

文明崩壊後の近未来、再び戦国時代と化した日本を再統一すべく一人の青年が立ち上がった。



名は三角青輝。後に奇才軍師と評される彼の伝説が、いま始まる!!

裏サンデーより 日本三國|裏サンデー (urasunday.com)

これだけでは、情報が少ないかと思うので、加えて説明します。
物語は、大和暦56年の大和から始まります。


ここで「はい?日本はどうなった?」となる人がほとんどでしょう。
しかし、この物語の舞台は間違いなく日本。ではどういうことか。

本編内の説明やマンガワンで公開されている年表・人物紹介を読むと、どうやら下のような出来事を経て物語が始まったそう。括弧内は大和暦

①第四次産業革命での出遅れや少子高齢化による
日本の衰退

②世界核戦争と感染症・災害が重なり、
西暦2058年日本が滅亡

③約30~50年に及ぶ戦国時代

④近畿連合国が西日本を平定、大阪を首都として
大和建国(1~5年)
 聖籠(旧新潟)を首都として聖夷建国(6~10年)
 小田原(旧神奈川)を首都とし、武凰建国(11~20年)

⑤互いの国が勢力拡大や反乱鎮圧などに追われつつ国を運営

このような経緯で日本三國の舞台は造られています。

 そして、大和に生まれた三角青輝は、物語序盤の時点で東町小紀と結婚し、農業に勤しんでいたのですが、ここで事件が起こります。大和の内務卿、平殿器が訪れ、やりたい放題。怒る小紀を青輝が抑えたけれど、その後徴税しに来て、理不尽な要求をする平家の税吏を一喝。追い出してしまいます。
 不安な中迎えた翌朝。小紀は殺されてしまうのです…。首を届けに来た平殿器と先日の税吏を前に最初は殺意を抱きましたが、冷静に分析、小紀のためにも生きることを決意します。
 彼の見据える先は何なのか。これから三角の新たな物語が始まるっ!!

これが物語冒頭のあらすじです(細かく言いましたが、ぜひ自身の目で確かめてください!)。

先ほど挙げた年表や他の資料はマンガワンでいつでも読めるのですが、ここから松本先生の作品に対する熱意や作品の設定の緻密さが伝わってくるのでそこから読んでみても面白いかもしれません!

登場人物


ここからは、主要人物を2名取り上げたいと思います!
※マンガワンの人物紹介も参照しています

三角青輝

この物語の主人公。
大和暦41年 愛媛郡生まれ。
屁理屈でおしゃべりではあるが、日本時代の知識は豊富で、わずか14歳で役人となった。15歳で小紀と結婚するも彼女が平殿器らに殺害されたことで人生が大きく変わることになる。

個人的感想
→カッとなって何か起こすような性格ではなく、冷静沈着。1話序盤は結構頑固者か?と思っていたが、弁は立つし頭の回転力は速い。そして、小紀のことを想い、殺意を押し殺す場面は鳥肌が立ちました。まだ本編自体も序章が終わったくらいなので、これから青輝がどのような行動を起こし、伝説を成すのか、楽しみです!

平殿器

大和暦5年 大阪都生まれ。
名門平家の子孫で先帝藤2世(所謂天皇)の義父となり、32歳で内務卿に就任。
その後、藤2世を毒殺、幼かった藤3世を擁立し実娘を皇后にして全権掌握。
嫌いな言葉は「デブ」。笑い方も独特で、登場シーンの多くで何故かピース

個人的感想
→まだ23話(4/7時点)ですが、話が進むごとに魅力度が増している気がします(悪役であることには変わりありませんが)。現在新章「平家追討編」が始まっておりこれからどのような活躍を見せるのか、要注目・要注意人物です!

見どころ

 さて、ここまで色々と話してきましたが最後にこの作品の見どころを語って終わりたいと思います!

 『日本三國』の見どころは、何と言っても

「登場人物たちの表情とテンポの良さ」

だと思います。
 まず、表情に関しては、あくまで私の意見ですが「リアルなのに漫画の世界に落とし込めている」という印象を受けました。
 
 それが顕著に現れているのは、三角らによる舌戦の場面と大和国の藤3世(天皇のような立ち位置)です。

 基本、多くのキャラは三角の弁が立つために、途中から「は?」という反応を見せ彼のペースに飲まれていくのですが、その時のキャラの焦りと思考停止した顔が見事に表現されているのです!実際私もそんな顔してました笑
 その後の三角の畳み掛けもペースが速く、爽快なのでそこも楽しんでいただければと思います!

 次に、テンポの良さに関しては、あくまで21話までの「聖夷西征編」と新章「平家追討編」序盤2話分でしか判断ができませんが、皆さんの予想以上にサクサク展開していきます!

 1話丸々使ってどのような世界観なのか、三角がどのような人物なのか、なぜ彼が国の中枢や軍に関わっていくのかを丁寧に導入した一方、他のキャラ(後々それに関する記事も上げる予定です)との出会いと聖夷侵攻、両国の戦況や新キャラの説明などを含めて、濃い内容かつコンパクトに20話ほどでまとめているので読んでいて全く飽きません!

 加えて松本先生の作品の造り込みが半端ないので、印象の薄いキャラが1人もいない

まとめ

 マンガの完成度が高くて尚且つ自由に描けるSF/IF歴史物。ただただ面白い。そんなマンガにである機会なんてそうそうありません!

松本いっか先生の『日本三國』。気になる方はぜひ読んでみてください!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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そんたろう

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