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オススメマンガ 〜ONE PIECE編〜 ②ONE PIECEの魅力に迫る!


そんたろうです
この記事は、オススメマンガコーナー〜ONE PIECE編〜の②ONE PIECEの魅力に迫る!をお送りいたします!
①も既に公開されているので、興味がある方はぜひ一読ください!⇩

ここでは、『ONE PIECE』の魅力について5つの視点から語っていきます!

ONE PIECEの魅力

①独自の世界観

 まずは『ONE PIECE』の壮大かつ独自の世界観が挙げられます!
 ロジャーの死に際の一言で、海賊たちがワンピースを手に入れるため海を駆ける大航海時代が始まった世界が物語の舞台です。
 “海賊”という、ワクワクや残虐性のイメージがある存在を、尾田先生はマンガの世界の中に見事に落とし込んでいるなぁと感じています!

 例えば、主人公ルフィは、残虐性が垣間見えず、むしろ最もワクワクさせるキャラでありかつ「友達のため」「仲間のため」に強敵と戦っていく、ある意味見たことのない海賊を読者に見せてくれています。
 一方、物語の途中で登場する“黒ひげ”マーシャル・D・ティーチのように、自身の野望のためであればどんな手段も厭わない狡猾さを見せ、正に海賊!というキャラもいるのです!
 様々な海賊たちが、それぞれの野望を掲げ複雑に絡み合い、時には海軍(海賊や悪人を取り締まる組織)とも戦うのが、『ONE PIECE』が人気の理由の1つであるといえます!

 ルフィのようにTHE主人公(ほんとに主人公ですが)のキャラは多くのマンガに登場し、輝いていますが、黒ひげのような所謂悪役から魅力を引き出すあたり、流石尾田先生です!

 また、赤い大陸(レッドライン)によって、東の海・西の海・北の海・南の海、そして偉大なる航路(グランドライン)と世界の海が5つに分かれているのも『ONE PIECE』独自の世界観を際立たせている要素の1つです!

②悪魔の実

 次に挙げるのは、「悪魔の実」という設定です。
 悪魔の実とは、『ONE PIECE』の世界に登場する不思議な果実のことです。一口でもかじり、食べればその者はそれぞれの実に宿る能力を得ることができます!

 ただし、その能力者は海に入ると力が抜け、能力も使えず身動きが取れなくなってしまうリスクがあります…
 加えて、2つ以上の実を食べることができないとされています(未だ全貌はつかめずにいますが、例外が1人存在しています)

 例えば、主人公モンキー・D・ルフィが食べた悪魔の実は、“ゴムゴムの実”と呼ばれ、食べれば全身ゴム人間となります(実はこの実にはある秘密があるのですが、それはまた後日...)。

 また、この悪魔の実は発現する能力によって大きく3つに分類されています。
超人系(パラミシア)
 ➡最も多く確認されている悪魔の実の種類であり、他2種に当てはまらないもの全てがこれに分類されます!
 Ex)ゴムゴムの実 グラグラの実 
   ハナハナの実 など

動物系(ゾオン)
 ➡その名の通り、動物の姿に変化できる種。能力を得た者は、「人型」「獣人型」「獣型」の3つに変化することが可能なんです!
  中には「古代種」や「幻獣種」など希少種も存在し、それも含めたほぼ全ての実には~の実モデル○○という分類がなされています!
 Ex)ネコネコの実モデル 豹(レオパルド) 
  トリトリの実幻獣種モデル 不死鳥(フェニックス)
  リュウリュウの実古代種モデル プテラノドン   など

自然系(ロギア)
 ➡体を自然物もしくは自然現象自体に変化させることができる能力!
  物理攻撃はほぼ不可能で、それぞれの能力の弱点をつく乃至もう1つの方法で対処するしかない、という3種の中で最強格の能力です!
 Ex)ヒエヒエの実  マグマグの実  ピカピカの実  など

さらに、悪魔の実の能力にはもう一段階上があり、それは「覚醒」と呼ばれています!悪魔の実の種類によりますが、超人系であれば他に影響を与え、動物系であれば身体強化というように戦闘においてより優位に立つことができます!ちなみに、自然系の覚醒がどのようなものなのかは未だに明らかではありませんが、覚醒したらいよいよ手が付けられなくなりそう…

さて、この「悪魔の実」の最も魅力的な部分は何でしょうか…?
かっこいい能力? すべてを凌駕する力?  リスク以上の価値がある?
私はこれらではないと思っています。では何か?

それは、「平等性」です
 能力系のマンガとなると、資質や潜在的能力などがその者に必要となり、どうしても一部の人間にしか特別な能力が手に入らないイメージがあるかと思います。勿論その設定も重要であり、『ONE PIECE』にもでてきます(③参照)。
 しかし、悪魔の実は、その能力を発現する条件がその実をかじるだけ。つまり、誰にでも能力を得る機会が与えられているんです!
 今までパッとしなかったキャラ(言い方が悪いですが)が能力を得て一気に成り上がる可能性がある、というのは物語を読んでいる中で読者をワクワクさせる要素となります。それだけではありません。この「平等性」によって読者が「もしこの能力を得たら…」と想像しやすくなり、より『ONE PIECE』を楽しむことができると私は考えています!

 小学生の頃は、自分の好きな悪魔の実を友達と話したり、自分たちで新しい悪魔の実を考えたりしていました。懐かしい…!
 「自分だったら」と考えられるのは、表面上はマンガ家➡読者という一方通行のマンガに対して親しみを感じるきっかけになると思います!

③覇気

 3つ目は「覇気」という強化要素です!
 「覇気」とは、『ONE PIECE』の世界に存在する潜在的な力であり、これは一例を除き、全世界の人々に内在しています!つまり、誰にでも習得可能(鍛錬が必要ですが)な力なのです!
 覇気は3つに分けられています。

武装色の覇気
 ➡覇気という見えない力を自身の体や武器にまとう。
  これにより、自然系の能力者相手に戦える=実体を捕らえることができます!(上記のもう1つの方法とはこれのことです)

見聞色の覇気
 ➡気配や感情を感じ取る力が強化されます。
  これにより、相手の攻撃を先読みしたり、周囲の状況(数や配置など)を把握することができます!
  さらに鍛えると、少し先の未来を知ることができるようになります!

覇王色の覇気
 ➡上の2つの覇気とは異なっていて、「王の素質」を持つ者のみが習得でき、数百万人に1人ほどの希少性があります!
  この覇気の主な力は「威圧」です。鍛錬を重ねれば、その範囲や力加減を調整できます!さらには、まとうことも…?(ここまでくるとほんの一握りのキャラしか扱えません)
  原作では、2年前の超新星編までだとルフィやハンコック、レイリー(ロジャーの右腕だったキャラ)など数人しか登場してきませんが、2年後の新世界編に入ってからはたくさん登場しており、新世界で生き残る厳しさがより伝わってくるのです!

④組織・勢力


 4つ目は魅力的な組織・勢力です。当然ですが、『ONE PIECE』の世界には海賊しかいない、ということはありません。それ以外にも様々な立場の人々が登場します。下にその代表例を挙げます。

海軍
 ➡海賊や悪党を取り締まる組織。雑用~全軍総帥まで幅広い階級が存在
  海軍本部は、世界三大勢力の1つです
世界政府
 ➡多くの国が加盟している巨大組織。国際連合のようなものです
  海軍はこの組織に属しています
革命軍
 ➡”世界最悪の犯罪者”ドラゴンが率いる組織で、世界政府の打倒を目的としています。なぜそのような組織が存在しているかは、物語を読み進めていくと分かってきます!
七武海
 ➡世界3大勢力の一角を担っていた、海軍が雇った7人の海賊を指します
 「政府の犬」などと揶揄される場面もあり、さらにはその特権と悪用したキャラまで現れます。ルフィは物語の中の多くで彼らと戦うことになります
四皇
 ➡世界3大勢力の一角を担う、グランドライン後半の海 新世界にまるで皇帝のように君臨する4人の海賊。それぞれが傘下を従え、ナワバリを有しています。四皇どうしが接触するだけで海軍や政府に緊張が走るほど世界における影響力が大きく、その一挙手一投足に世界が注目しています!

このような組織・勢力が存在することで、物語がより濃く魅力的なマンガになっているのです!

⑤社会問題に触れている


 5つ目に関しては、あくまでも私の考えなので、必ずしも読者全員が納得するとは限らないと思いますが、少し語ります。

 『ONE PIECE』が社会問題にも触れている、とはどういうことか。それが顕著に出ている部分を紹介していきます

差別問題
 『ONE PIECE』の世界には、様々な種族が存在しており、巨人族や魚人族、手長族や人魚などが作中に登場します。その中でも、魚人族や人魚は長らく差別を受けてきた歴史を持っています。
 世界政府に加盟する200年前まで、彼らは「魚類」に分類されており加盟後も差別対象となっていました。特に人魚族は奴隷オークションにおいて高値で取引される状況です…。この奴隷制度も作中において問題となっている要素の1つです。
 特に、魚人島編ではその差別問題が取り上げられ、魚人族・人魚族の辛い過去が描かれました。実際、過去編では魚人族であり、奴隷解放に動いた英雄フィッシャー・タイガーが大量出血し、人間の血を輸血すれば助かる状況でその血を拒み、死亡しています。その影響もあり、アーロンという魚人とその仲間たちがルフィの仲間のひとり ナミの故郷を襲い支配する結果になったのではないかと思われています(東の海編の中でアーロンは登場します)。

公害問題
 この問題自体は、長編の中心となるテーマではありませんが、物語の後半ワノ国編で顕著に出てきます。
 四皇の1人カイドウの参入によりワノ国で多くの武器が製造され、そのための工場が大量に建造されたことで、川が汚染され、搾取により毎日生きることもままならない人々がその汚染水を飲み健康被害に遭う場面があります。日本においても、かつて公害問題がでてきたことがあり、私は、ワノ国編では裏テーマとして公害問題が取り上げられたのではないかと考えています。

まとめ


 以上がオススメマンガコーナー~ONE PIECE編~②ONE PIECEの魅力に迫る!でした。長々と書いていて、よくわからないと感じてしまったら申し訳ありません。精進します。
 今回は5つを挙げましたが、『ONE PIECE』の魅力はまだまだあります!
それはぜひ『ONE PIECE』を実際に読んでみて味わっていただければと思います!

読んでいただきありがとうございました!
今後もよろしくお願いします
そんたろう

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