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東部地域局通信 第13号(2023.12.20)


 静岡県東部地域局では、東部地域の魅力や地域団体の皆様などの活動をより多くの方に知っていただくために、東部地域局通信を発行しています。毎月1回の発行を目指し、東部地域各地の取組を紹介していきます。
※掲載している情報は、2023年12月20日時点のものです。


東部地域の施設紹介

東部地域局では、地域の課題把握と情報共有を目的に、東部地域管内の施設や団体等に訪問させて いただき、取組等についてお話を伺っています。10月は、小山町の地域資源循環型発電施設等に伺いました。

森の金太郎発電所

小山町の森の金太郎発電所は、木質バイオマス発電所として、2018年9月に稼 働しました。未利用間伐材(間伐等により伐採され、林地に残置されている木材) を活用した木質ペレットを発電資源として利用し、木質ペレットを燃焼(蒸す)して ガスを発生させて発電を行っています。また、ガス発電だけではなく、太陽光を活 用した発電も行っています。今後は、発電時の熱も利用していく予定です。

小山町の職員からは「町内の木材 を循環利用していきたい」というお 話も伺いました。今後、発電所周辺 では、持続可能な社会形成に向け 様々な取組が行われていく計画とのことです。

発電所の外観は、「森の中の公園に建つ東屋」。半透明のソーラーパネルが設 置され、至る所に木材が使われており、とても美しい施設でした。

持続可能な地域循環型林業構築(小山町資料を参考に作成)


富士モータースポーツフォレスト ウェルカムセンター

ウェルカム センター入口

富士スピードウェイのウェルカムセンターは、2023年5月にオープンした施設 で自由に見学することができます。

入口を入ると真正面にレーシングカーと、レース場の路面を模したイラストが出 迎えてくれます。ここでは、モータースポーツの歴史に触れながら、実際のレース で使われた車を見ることができます。訪問時は、クラッシュした実際のレーシング カーも展示されており、衝突時に身体を守った車体のすごさを実感することがで きました。他にも様々な車が展示されています。

また、ウェルカムセンターは、「ROOKIE Racing Garage」と連結していて、 普段は見ることのできないレーシングチームのガレージを一般に無料公開してい ます。実際のメカニックなどが作業する様子を見られる貴重な施設です。

屋上からの 眺め(富士山 が正面に)
屋上からの 眺め(コースが 見える)

                           (担当:長野)

静岡県東部地域×スポーツ

静岡県東部地域の魅力を、スポーツを通して伝える企画「静岡県東部地域×スポーツ」。 今回は、サッカーと自転車競技の選手にお話を伺いました!

東部地域の魅力を伺いました!
ー アスルクラロ沼津 武者 大夢(むしゃ ひろむ) 選手 ー

沼津市をホームタウンとするサッカーJ3「アスルクラロ沼津」所属 の武者大夢選手に、東部地域の魅力について取材しました。 北海道出身の武者選手。

東部地域に住んでみた感想は、「すっごく暖 かくて、ご飯も美味しいし、海も山もきれいで、魅力しかありませ ん!」とおっしゃっていました。 地域密着型チームの一員として、「街全体としてもっと応援される ようなチームにしていきたい。結果を出してたくさんのサポーターで スタンドを埋めたいです。」と語ります。武者選手の今後の活躍が楽しみです!

                         (担当:駒谷)

サイクリングコースを紹介していただきました!
レバンテフジ静岡 鈴木 史竜(すずき しりゅう)選手、グルド・ダニエル 選手

富士市を拠点に活動するプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」の鈴木史竜選手とグルド・ダニエル選手に、 静岡県東部地域の魅力を味わえるサイクリングコースを紹介してもらいました!

今回は、富士山本宮浅間大社でサイクリ ングの無事を祈願した後、静岡県富士山世界遺産センター、岩本山公園を経由し、最後は富士市サイクルステーションに 到着。このコースは、富士山やお茶畑といった静岡県な らではの景色を楽しみながら走行することができます。

サイクリングコース紹介の様子は、東部地域局公式 YouTubeチャンネル「富士山・伊豆サイクリングチャン ネル」にて公開しています。 是非御覧ください!

                          (担当:望月)

歴史・文化の分野で活躍する方々を動画で紹介しています!
ー 沼津市原地区にある大泉寺の御住職・小島健布さん/伊豆の国市でガイド活動を行う「伊豆の国歴史ガイドの会」会長・大村政義さん ー


小島 健布さん
大村 政義さん

静岡県では、県広報の一環として、職員自らが県の施策や仕事などを紹介する動画を作成し、静岡県公式YouTubeチャンネ ル「ふじのくにメディアチャンネル」で公開しています。

東部地域局では、観光振興の一環として、「ぶしのくに静岡県」を基本コンセプトに歴史・文化資源を活用した誘客・周遊促進 に取り組んでいますが、この度、地域で行われている歴史・文化資源活用の取組について紹介する動画を作成しました。

今回インタビューしたのは、沼津市原地区にある大泉寺の御住職・小島健布(こじま たけのぶ)さんと、伊豆の国市でガイド活動を行う「伊豆の国歴史ガイドの会」会長・大村政義(おおむら まさよし)さんです。お二方とも、地域を盛り上げるために様々 な活動を行っています。 是非、YouTube動画を御覧ください!


大村さんの note記事は こちらから↓

                          (担当:駒谷)


東部地域で話題の取組紹介

静岡県東部地域の市町が実施している特徴的な事業やイベント、 地域で活躍されている人・団体の皆様の取組を、当局職員が取材し紹介します。

町制60周年 かんなみフェスティバル(トマト祭り)

函南町制60周年記念事業として2023年11月25日(土)に行われ た「かんなみフェスティバル」は、「トマト祭り」、「かんなみ猫おどり」、 「内田篤人サッカー教室」の3つのイベントが行われました。そのうち、 トマト祭りを紹介します。 トマト祭りは、函南町の名産品である「トマト」をより多くの人に知っ てもらうために、地元の中学生のアイデアを実現させたものです。令和 トマト合戦では、トマト型水風船を投げ合い、大人も子どもも寒空の下、元気いっぱい戦いました。

そのほか、廃棄する野菜で作った絵の具を利用した巨大な塗り絵等、 大人も子どもも楽しめるイベントが盛りだくさんでした。

そして、会場では午前中から地元の方や関係者が調理を進めた直径3mの 鍋で作る巨大パエリア(1,400人分)の準備が続いていました。パエリアには、 地元高校生がパエリア用にトマト祭りのマスコットキャラクター「かんなみとま ぴよちゃん」をデザインアレンジしたものが描かれました。

最終的には混ぜら れて跡形もなくなりましたが、心を込めて作っていただいた函南町産のお米や野菜などをみんなでおいしくいただきました。

                                                                                                (担当:長野)



地元の特産品を使ったクラフトジン製造を通じて、地域の魅力を発信
ー 株式会社FRAVOUR 代表取締役 小笹智靖(こささ ともやす)さん ー

株式会社FRAVOUR(フレーバー)は、県内の特産品を使ったクラフトジンの製造・販売を行って います。沼津駅前でクラフトビールを製造するRepubrew(リパブリュー)から仕入れた原酒をベー スに、地元の特産品である「戸田の橘」、「西浦のミカン」、「愛鷹のお茶」などを香り付けに使用したク ラフトジンの製造を通して、地域の魅力を発信しています。コンセプトは、「ふたを開けると沼津の香 りがするお酒」。香り付けに使用している県産材料は、傷があり出荷できない農産物などを活用し、 食品ロスの削減にもつなげています。 7作目となるわさびをメインの香り付けとしているジンにつ いても、大きさが小さいものやわさびづけなどの加工品に使用されるものを仕入れて活用しており、 和食に合う爽やかな味わいとなっています。

7作目のクラフトジン

小笹さんは、「静岡のお酒の種類は全国的に見てもかなり多い方であり、それは水が良い、 気候が良いといった地域の特性に起因していると思っている。 今後も静岡の香りを瓶に 詰めて県外、世界まで発信していきたい。」とお話しされていました。 詳細は東部地域局noteを御覧ください。

                         (担当:中野)

沼津市門池防災キャンプでの出前講座

2023年10月21日(土)に開催された地域の小中学生とその保護者 を対象とした「ワクワク!門池防災キャンプ」(沼津市門池コミュニティ 推進委員会主催)にブースを出展しました。 タブレットを使った防災クイズや、新聞紙を使って簡単にできるスリッ パ作りを行いました。「家でまたスリッパを作ってみたい!」「学校で地震が起きたとき、危ないから窓から離れないといけないね。」など、 参加した子どもも大人も楽しく防災を学びました。

今後もこのような機会を通じて、子どもたちに楽しく防災を学ぶ場を 提供していきます。

                          (担当:野田)

「災害対応力を強化する男女共同参画の視点」研修を開催しました!

当局管内14市町の自主防災組織リーダーや市町防災担当職員、男女共同参画担当職員が参加し、「災害対応力を強化 する男女共同参画の視点」研修を2023年11月2日(木)に開催しました。

研修会では、伊豆の国市の「チーム防災いずのくに」による活動事例紹介やあざれあ防災カードゲームを活用した避難所 運営のシミュレーションをグループ ワークで体験し、最後にグループ ごとに防災への女性参画を進め るための具体案を発表しました。 こうした研修を通して、男女の 共同参画による地域防災力の強化 を図っています。

                          (担当:野沢)

この動物は何に見えますか…?

現在東部地域局に飾っている こちらの作品は、小塩祐二氏作「振り向きネコ」です。

NPO法人アートコネクトしずおかが運営している事業である「まちじゅうアー ト」の作品ですが、固定観念にとらわれず純粋に描かれた絵にはついつい見 入ってしまいます。ふじのくに障害者芸術ポータルサイト「Findart(ふぁいんだー)」では色彩豊かな作品を多数御覧いただけます。


是非お気に入りの一枚を見つけてみませんか?

                          (担当:水野)