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静岡県東部地域×スポーツ アスルクラロ沼津 武者 大夢選手 東部の魅力インタビュー

アスルクラロ沼津
武者 大夢(むしゃ ひろむ)選手
「(東部地域は)魅力しかない!!」

1999年1月7日生まれ。アスルクラロ沼津所属2年目。北海道出身。
関東学院大学-いわてグルージャ盛岡-アスルクラロ沼津(2022年~)

所属前の東部地域の印象:学生時代は、御殿場に合宿で来ていたが辛い練習が多く、当初の静岡県の印象は「合宿の辛いイメージ」の地とのこと。富士山を見る余裕もなかった程だそうだ。

静岡県東部地域に住んでみた感想
「まず、暖かい」「ご飯おいしい」「街の人も穏やか」

-アスルクラロ沼津に所属して感じたこの地域の印象は
「まず、暖かいことがすごく良かったですね。沼津に所属する前は岩手のチームにいました。アスルクラロ沼津に所属することになり、引っ越しをしたのが2022年1月です。
 その時は、帰省していた北海道から当時住んでいた岩手県に移動して、そこから沼津市に来ました。そうしたら、すっごく暖かくて。ダウンはいらない、フリースで十分だという感じでした。1月でこんなに暖かかったら、俺、夏は耐えられないな、と思いました(笑)

 この地域は、すごく住みやすいです。ご飯は美味しい、海は近い、山も近い。それでいて、ちょっと都会みたいな。僕の地元は田舎だったので、僕からしたら沼津はおしゃれな街です。スタバもあるし、ららぽーともあるし、ご飯を食べるところもいっぱいあるし、すごくいいところです。」

-ご飯といえば、地元の飲食店でアスルクラロ沼津の選手をよく見かけます
「この地域には、アスルクラロ沼津をサポートしてくれるお店がたくさんあります。みんな、よく食べに行っています。
 地域の皆さんにお世話なっています。自分たちの力だけでサッカーが出来ている訳ではなくて、”周りのサポートがあっての僕ら”だと認識しています。このチームは、地域密着型で地域の人から応援されてるな、ということを感じています。」
 
-この地域で暮らしていて感じることは
「結構街の人も優しいというか、穏やかな人が多いという印象です。」

-ちょっとのんびりという感じかもしれませんね
「それ、好きなんですよ。田舎育ちなので、せかせかしたくないです。
 でも、この地域でちょっと不満なところは、道が混むところ。道が狭いところ。愛鷹の競技場に来るときも道がちょっと狭い…。でも、それだけです。それ除いたら”マジでいいところ”です。水も綺麗で美味しいし、山も綺麗で、悪いところがないです。」

武者選手のお勧めは「柿田川公園」

-東部地域でお勧めの場所を教えてください
「柿田川公園(清水町)です。めっちゃ綺麗です。一時、携帯の待ち受けも柿田川でした。僕、夏に行っていたんですけど、涼しかったです。とにかく、綺麗ですし、散歩もできて、気分転換には最適ですね。

 自然の多いところで育ったので、自然が大好きなんです。ここ(沼津市)からは、車で少し行けば自然もあるし、海は綺麗だし、山は綺麗だし、景色も綺麗だし。下田の方の海も、透き通っていてめっちゃ綺麗じゃないですか。北海道と比べると、沼津の海もめっちゃ綺麗だなと思います。もう、魅力しかないじゃないですか。

 あと、伊豆の方では、大室山と小室山(伊東市)に行きました。リフトに乗って楽しかったです。気分転換として行っても、割とすぐに行けちゃいます。高速道路を使わず、伊豆縦貫道と伊豆中央道を通り片道200円(伊豆中央道の料金)で伊東まで行けるじゃないですか。それもすごい魅力的だなって。

 大学が横浜市だったので、大学時代の友達のところにも沼津からはすぐに行けます。こんなに都会にも近くて、自然が多いところは他にない、という印象です。」

アスルクラロ沼津の一員として

-GKとしてのご自身の強みは
「いっぱいありますよ!!一番は”キック力”だと思っています。

 攻撃が、GKから始まることもあります。自分から出した1本のキックでFWの選手にボールが届いてゴールをアシストできれば、それが一番です。今シーズンは、僕のキック力が試合でも出ていることが多いと思っています。
自分からFWの選手にパスしてそれがまだ一発で得点に繋がるシーンはないですが、そのこぼれ球から得点に繋がることも結構あったので、相手の深いところまで飛ばせる自分のキック、それが一番の強みかな、と思います。」

-沼津市、東部地域とチームについて
「地域密着型で応援してもらえている、ということを肌で感じています。
ただ、まだまだお客さんは少ないので、やっぱりもっと地域とのつながりを良くしていきたい、と思ってます。今は一部の人には知られているけど、まだそれは一部で、街全体ではありません。
よく試合を見に来てくれているファンは増えてきてはいるのですが、街全体として、もっと応援されるようなクラブになっていきたいと思います。

 まずは1回、競技場に足を運んでいただきたいです。自分たちも、今年は面白いサッカーしていますし、強みを持っています。ただ、その競技場に応援に行く第一歩が難しいですよね。だからそれを、今後どう解決していくか、ですよね。
今シーズンは上位争いをしていますし、J2昇格という可能性が出てきたら、街も全体的にそういうムードにもなって、自然とお客さんが増えると思います。だから自分たちの結果次第かなと思います。

愛鷹広域公園多目的競技場にて

 ”J2ライセンス”を取得できたのも大きいと思います。今シーズン、ここから厳しい戦いになりますが、。最終節はホームゲームですし、昇格争いは最終節までわからないです。今、ホームゲームの来場者数は、毎回2,000人前後。試合の結果次第だと思います。結果が良ければテレビで流れたり露出も増えると思います。岩手県のチームにいたとき、僕は出場していないのですが、その時はJ2に昇格して、昇格が決まる時のホームゲームはお客さんがすごく増えました。沼津もそうなってほしいですよね。」

-去年よりお客さんが増えている印象があります
「増えています。
去年よりはファンの方は明らかに多いです。それは、僕らも感じています。やっぱり増えてくれたら嬉しいですよね。」

-ファンの様子は見えていますか
「ピッチに入場して客席をぱっと見たときに、やっぱりお客さんが多いと、雰囲気が違いますよね。毎回、他の選手とも『今日はお客さん多いな』とか話をしています。

 あっちの芝生(バックスタンド側の芝生)もお客さんで埋めたいですね。そうなるのが楽しみです。そのために結果を出さないと。本当にこれからが勝負です。」

インタビュー実施 令和5年10月