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【エンジニアの道は果てしない】40代になって思う35歳の壁

こんにちは。すうちです。

今回は新人の頃思っていたエンジニアの35歳の壁の話です。
実際40代になって経験したこともふまえて書きたいと思います。


■プログラマ35歳定年説は本当?

そんなことはないです。自身のキャリア選択次第です。

プログラマ35歳定年説の背景は、以下と思います。

  • 昇進の道がマネジメント職(特に日本企業)

  • 気力・体力の衰え(本人の選択)


昇進の道がマネジメント職(特に日本企業)

大体3-5年ほど経験を積むと開発全体の流れがわかるようになります。その中で優秀な人はチームリーダやプロジェクトのマネジメントに抜擢されるケースが多いです。

会社としては後進を育てたり、優秀なエンジニアが開発を上手くリードできることを期待した背景と思います。

また、特に日本企業の場合、昇給の手段=役職へ昇進(つまりマネジメントや開発以外の業務)の図式があります。

年齢と共にマネジメント側になると実質プログラムを書く機会は自然と減ります。


気力・体力の衰え(本人の選択)

若いころは体力もあるので、多少残業やたまに徹夜しても乗り切れるかもしれません。

ある程度の年齢になると、残業続くと精神的にも体力的にもつらくなったり、家族がいる人はそういう働き方を好まず開発業務から離れる場合はあります。

ただ、気力や体力は人それぞれで周りの40代、50代を見る限り元気な人は元気だし、(時間関係なく)バリバリコード書いている人も実際います。

自分の場合も40代になって生活習慣を見直したり、転職をきっかけにメンタルや体力面は改善して、逆に30代よりいい状態を保てています。


プログラマを続ける道はあり

会社のキャリアパスが限定されている場合、会社を変える事は一つの選択肢と思います。企業によっては、将来進む方向として管理職と技術職を選べる所もあるようです。

また、外資系企業はジョブ型雇用(職務定義にもとづく採用)が多いので、ポジションによって年齢に関係なくプログラムにかかわる業務も可能です。

他にも会社に依存せず実力のある方は、フリーランス(起業)で働くという人もいます。

もちろん、これらは本人が望むならばの話で、プログラマで食べていくのが正解でもないし考え方は様々です。少なくとも年齢が線引きではなく、その人が自身のキャリアをどう考えて選択していくかだと思います。


■転職需要は30代前半まで?

これも今はそんなことないです。企業の求人要件にその人が持つスキルや経験がどれだけはまるかが一番重要で、年齢はそれほど重要視されなくなっていると感じます。

実際周りの友人や同僚も40代でも転職してますし、私自身も30後半と40代になってから転職しています。転職サイトやネットで調べてもわかりますが、ミドル層の転職需要は増えているようです。

近年IT分野の人手不足の話もありますし、中途採用で「スキルのある人=業務経験が長い」という図式も理解できるので、年齢を線引きにすると欲しい人材がみつからないという事情はありそうです。

といっても、誰でもエンジニアは年齢関係なく転職できると言うつもりはないです。

希望条件で働けるチャンスを少しでも増やすには、やはり日々業務や自己学習を通して、自身の強みを伸ばすために戦略を考えたり、経験の掛け算でできる範囲を広げておく準備はかかせないと思います。


最後に

余談ですが、今はプログラマ35歳定年説と言うそうですね。昔は30歳だった気が。。。人生100年時代が現実味おびてきて期間延びたのでしょうか。

じつは私も定説通り!?入社5年目頃からチームリーダやマネジメント業務が増えて、プログラム業務から離れた時期がありました。

もちろんマネジメント業務の良さもあり、例えばチームを引張りリリースできた時の達成感は一人よりチームでやり遂げた時の方が大きいし、会社への貢献という意味では重要なポジションであると思います。

ただ、もともと手を動かす業務が好きだったのと当時の生活習慣を変えたいという思いから、30代後半にキャリアを見直して開発の仕事(プログラマ含む)に転職した経緯があります。

また機会あれば、その話も書ければと思います。
最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました。

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