いとう

函館高専を卒業後、エンジニアとして上京し就職しました。その後独立して、プランナー、デザ…

いとう

函館高専を卒業後、エンジニアとして上京し就職しました。その後独立して、プランナー、デザイナーなどを経験しました。業務委託でエンジニアをしてます。MOOODというポートフォリオ生成サービス(https://moood.link)を運営しています。趣味は写真です。

最近の記事

良い写真の共通点を探す(5)

良い写真の5つの指標前回の記事では、これからの写真がどの様になっていくのかを、Z世代の方のinstagramと、LEICA OSKAR BARNACK AWARD 2021の写真をベースにして考察してみました。そこで、偶然「差し色」の概念を発見しました。良い写真には、彩度の高いアクセントカラーの存在が欠かせないのでは、という新しい発見です。また、個性についても重要な観点である事がわかりました。 さて、この記事ではいよいよ今までの発見から良い写真の共通点についてまとめます。

    • 良い写真の共通点を探す(4)

      時代に合ったコンテンツ前回の記事では、SNSとエモい写真の目的について考察しました。SNSで写真を投稿する以上は、共感(いいね)を集めるエモい写真の投稿は自然なことであり「自分の世界観をブランディングしていく」という点において価値があるという記事でした。ところで、社会に浸透してきたSNS、TikTokやInstagramなどの新しいコンテンツはどこから来るのでしょうか?こういったトレンドの先読みができれば、それに合わせたユーザーの生態が予測できます。ユーザーの生態がわかれば、

      • 良い写真の共通点を探す(3)

        エモい写真は誰ためにあるのか?前回は、ブライダル写真には「新郎新婦に思い出を残す」ための目的がありそうという記事を書きました。わかりやすく、伝わる(≒目的が達成できる)写真が良い写真であるという話でしたね。ところで、Twitterでよく見るあの綺麗でエモい写真たちは誰のための、何が目的の写真なのでしょうか? この前、Twitter上で辛口のツイートを見ました。確か「エモい写真はあまり社会に必要とされない」というようなものでした。私はどうも、それがしっくり来なくて自分で色々と

        • 良い写真の共通点を探す(2)

          誰のための写真?誰のためのデザイン?というプロダクトデザインの名著があります。プロダクト、つまり製品(例えばデジタルカメラなど。)におけるデザインは誰のためにあるのかということを書いた本で、ベストセラーになっています。プロダクトには「ユーザーに使ってもらう」という共通の目的があります。そのうえで「使いやすさ」が最大になるようにプロダクトをデザインします。すべての人に使いやすくする事はできないので、ターゲットを絞ったり用途を限定したりして、プロダクトをより良いものに仕上げていき

        良い写真の共通点を探す(5)

          良い写真の共通点を探す(1)

          写真で大事なのは「機材」か「技術」か2〜3年前くらい前にカメラを買ってスナップや風景を撮っていたのですが、あまり勉強するという感じではなくて自分なりに考えて手当り次第撮って上達を目指していました。本を読んで基本的な構図を覚えて、色んな場所に行って撮る、みたいな事を繰り返していました。最初に使っていたPENTAXからFujifilmに乗り換え、色々考えて撮って現像してを繰り返し、最終的にLeicaで撮ったような写真が自分が撮りたい写真だということに気づきました。Fujifilm

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