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今月の#おうちでジャッキーロードショーは「新宿インシデント」

月イチペースでやっております同時再生会
#おうちでジャッキーロードショー
しかし2月はお休みさせていただきました。

なぜかというと

4月7日はジャッキーの誕生日なので、より近い時期に開催するため日程調整に入りましたw

というわけで今月、3月は開催が決定しております。

3月の作品は「新宿インシデント」

監督:イー・トンシン
主演:ジャッキー・チェン
共演:竹中直人、ダニエル・ウー、ファン・ビンビン、加藤雅也、シュー・ジンレイ、峰岸徹、倉田保昭、澤田謙也

監督のイー・トンシンはショウ・ブラザースの作品を中心に出演していて86年に監督デビュー。代表作に「つきせぬ想い」「ワンナイト・イン・モンコック」などがあります。

「つきせぬ想い」香港電影金像奨にて最優秀作品賞・監督賞・主演女優賞・助演男優賞・脚本賞の6部門を受賞し、日本でも「タイヨウのうた」としてリメイクされました。

「ワンナイト・イン・モンコック」はダニエル・ウー主演。大陸から香港に呼び出された殺し屋が、香港のヤクザ組織と警察との抗争に巻き込まれていくという内容ですね。他にもチン・ガーロウやラム・シューなども出演していて、「新宿インシデント」と被る部分が多いですね。
こちらも香港電影金像奨にて最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞などを受賞しています。

イー・トンシンが描いた日本人の知らない、リアル過ぎる日本

構想10年、実際に日本で起きた暴力団、中国人グループ、警察の三つ巴の様相を呈した抗争劇ですね。

今作の主人公:鉄頭は船で密入国を果たした不法滞在者なんですけど(そんな主人公をジャッキーが演じるだけでも衝撃)中国人コミュニティに匿われ、日雇い労働でわずかな賃金をもらうためせっせと働いていたある日、犯罪に手を染め大金を稼ぐようになるんですけどもね。

犯罪の闇が手に届くところにある恐ろしさがありますよね。日本人としてワーキングプアながらもなんとか日々を暮らしていけている私たちの側よりも近いところにあり、犯罪を犯してしまうハードルも低い。

盗品を売りさばく、自動販売機の偽硬貨、偽札使用、偽造テレホンカードを売る、偽造クレジットカードを百貨店で使用する、パチンコ店での不正な操作etc…

これらは実際に90年代辺りから起きた犯罪で、当時もかなりニュースに取り上げられる頻度も高く社会的に問題視されていました。

外国人の監督が描いた日本で、ここまでのリアルさを持った作品もなかなかないような気がします。>映画に出てくる日本って、だいたいトンデモ描写だったりしますし💦逆にここまで日本がある程度正確に描写されてるっ!!ってびっくりしましたね。

アクションをしないジャッキー。笑わないジャッキー

主人公は周りの人を助けたいと思っているけども、その想いが上手く嚙み合わなくて結局破滅へと向かってしまう。

喧嘩には慣れていないので、棒などを持ったとしてもスムーズに振り回したりしないんですよね。
逆にそこが見どころでもあります。
私は主人公:鉄頭を演じられるのはこの世でジャッキーしかいないと思っています。一見人の良さそうなおじさんが、あれよあれよという間に大金を手にしコミュニティの中心人物になっていく(人の良さそうな雰囲気のままで)
鉄頭から醸し出される雰囲気と、劇中での行動に差があり過ぎて良い。
たぶんジャッキーじゃないとあの雰囲気は出せないような気はします。
他の人が演じると、どこかでボス感が大きくなってしまうと思う。>鉄頭は割とそのまんまなんですよね。

そんでもって、今作のジャッキーは笑いませんね。どちらかというと寡黙。
男は黙ってなんとやらの、あの辺りの昭和感がいっぱいの男性像なんですよね。ジャッキーの専売特許でもある笑顔がほぼ無いとは!!良いじゃん!!渋い!!若者アピールしてなくて良いぞ!!

超どうでも良いとことしては、主人公が日本語をしゃべるシーンがポツポツ出てくるんですけども、そこんとこになるとどーしても微笑ましく観てしまう>シリアスなシーンだったりするのに
なので字幕で視聴する方はご注意をw

公開前にジャパンプレミアが行われたようです

公開当時のお話をひとつ。公開が5月なので1か月以上前に行われたジャパンプレミアですね。

この舞台挨拶の様子がどこかに動画で残ってたら良かったんですけどね~
Blu-rayだと、この模様が収録されてるのかな?>私持っているのはDVDでした。ぜひ北野役の竹中直人さんとのちょっとした掛け合いも面白いんで
機会があれば是非~

それと少々不穏な感じのコメントも取り上げられるように

長年銀幕の世界で観てきたスターの方の声が届きやすくなったのは嬉しい反面、ちょっと衝撃を受けてしまうような内容ですね。
しかしその部分の発言に至るまでの前後のやり取りが分からない事には。。。何とも言えない。

まあ「新宿インシデント」が中国で上映禁止(検閲に引っかかった)のを受けての発言ですからね。かなりショッキングな映像が出てくるのは事実。引っ掛かるのも無理はないと思います。私は上映禁止になってもなんらおかしくはないと思います。

でもまあ、その結論までの説明が丁寧ではなかったようには見えますね。

このような感じで発言がしばしば取り上げられ、その度に炎上する事がだんだん増えてきた時期でもあります。
炎上商法ではないけれどネガティブな内容の記事で注目を集める事になるのはファンとしては悲しい限り。ジャッキーとは楽しくなる内容でお目にかかりたい。上のジャパンプレミアの竹中さんとのわちゃわちゃした舞台挨拶みたいなのとかね。

そんな今月の作品「新宿インシデント」ですが

明日11日㈯21時より再生スタートとなります。参加される方はDVD,
BDまたは視聴可能な配信サービス環境をご用意下さい。再生開始時間はある程度の目安でしかないのでフライングスタートでも良し!!遅れて再生も良し!!別の日でも良し!!
少しでもジャッキー・チェンの作品に触れる手助けになれば良いなと思っています。

このポスターがなかなかカッコ良くできたのでちょっとご満悦(^^)
参加される方、お待ちしております~✨

最後まで読んで頂き、ありがとうございます(^^)


私はジャッキー・チェンを良く知らない、最近知ったばかりの方へ向けて記事を書いていきたいな~と思います。 メリケンコさんのYouTubeで訳詞を提供しております。そちらもどうぞ https://www.youtube.com/c/moriatomerikenko/videos